公開日 2017/09/22 10:00
ボーズ「SoundLink Micro」レビュー。新機軸BTスピーカーのサウンドとは
【特別企画】小型・防水・タフなパートナー
これまで時代に名を残す様々な製品をオーディオの各ジャンルに生み出してきたボーズ。そのボーズが現在、一般にはどのようなブランドと認知されているかといえばまずひとつ、「ヘッドホンにせよポータブルスピーカーにせよBluetoothならボーズでしょ!」といったところではないだろうか。
常にトップ集団を走り、そのジャンルをリード、その基準となるような製品を連発している。直近だと360度スピーカー「Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker」(以下、SoundLink Revolve)の完成度の高さに、多くの方が驚かされたのではないだろうか。
さて、そのボーズのBluetoothスピーカー分野のさらなる新作がこちら「SoundLink Micro Bluetooth speaker」(以下、SoundLink Micro)だ。お部屋からアウトドアまで、いつでもどこでもを幅広くカバーする小さなパートナー。そんな位置付けを狙ったモデルと思う。
■高い防水性能と頑丈なボディでどこにでも持っていける
第一の特徴としては名前の通りにコンパクト。手の大きな人にとっては「手のひらに乗る」、手の小さな人でも「両手で水をすくうようにするとちょうどそこに収まる」といったようなサイズ感だ。そろそろコンビニ店頭に復活してくる時期かと思うが、「にくまんくらいの大きさ」なんて言い方もできる。
次に防水性能。防水・耐水といってもその段階は様々だが、このスピーカーは「プールや海に落としても安心です。慌てずに拾って、そのまま音楽を楽しんでください」とまで謳うほどだ。インドアにおいても、湯船に落とす程度なら同じく「慌てずに拾って」という対応で余裕だろう。もちろんキッチン、ベランダや庭での使用も、自宅の浴室や洗面所での使用も問題なし。
しかし防水性能はそれ単体ではまだ不安。防水かつ丈夫であってこそ気楽に遠慮なく扱える。「どんなときでも」「もう手放すことはできません」というこのスピーカーは、そういったカジュアルな付き合い方をしてほしい製品のはずだ。
SoundLink Microは丈夫さも十分に確保。防水性能の高さとも関係するが、外装は継ぎ目や隙間のないシリコンケースだ。目にすれば、そして手にすれば、「あ、これは頑丈だ」とその手応えですぐ実感できることだろう。
ボタン類はシリコン外装の下に設置されていて、シリコン越しにプッシュするタイプ。しかしクリック感があって押しやすく、押した感触もわかりやすい。操作性、操作感に不満はない。充電用USB端子もキャップレス防水。地味なところだが使い勝手、その気軽さへの貢献は小さくない。
その外装に関係したところで、もうひとつ大きな特徴は、背面に装備されたシリコン製ストラップだ。ストラップというより「バンド」と紹介した方が実態が伝わりやすいかもしれない。パンツやカバンやバックパックのベルト、自転車のハンドル、木の枝・・・とにかく、そのくらいの幅や太さのものにであればたいてい通して固定できる。アウトドアに限らず室内でも、ベッド等のパイプフレームなど取り付ける所はたくさんあるはずだ。
バンドの固定フックも秀逸。バンドを外側からただ引っ張っただけではまったく外れない。それでいて固定爪の部分をユーザーが任意に外そうとすると驚くほどあっけなく外れる。使いやすく、なおかつ壊れにくそうな構造だ。
ほか、「Bose Connect」アプリによる複数台連結のパーティモードやステレオモード、スピーカーフォン通話、本体ボタンでのSiriやGoogle Assistantの呼び出しも既存モデル同様に可能。ペアリングの状態やバッテリー残量は音声アナウンスで案内。加えてUSB端子の上にバッテリーインジケーターが用意されている。
カラーバリエーションはブライトオレンジ、ミッドナイトブルー、ブラック。ミッドナイトブルーはグレーにも近い印象で、万年筆のブルーブラックっぽくもある。
ということで使い勝手や取り回し、デザインなどは文句なしと評価できる。あとはサウンド次第。さっそく確認してみた。
常にトップ集団を走り、そのジャンルをリード、その基準となるような製品を連発している。直近だと360度スピーカー「Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker」(以下、SoundLink Revolve)の完成度の高さに、多くの方が驚かされたのではないだろうか。
さて、そのボーズのBluetoothスピーカー分野のさらなる新作がこちら「SoundLink Micro Bluetooth speaker」(以下、SoundLink Micro)だ。お部屋からアウトドアまで、いつでもどこでもを幅広くカバーする小さなパートナー。そんな位置付けを狙ったモデルと思う。
>>ボーズ製品サイトはこちら |
■高い防水性能と頑丈なボディでどこにでも持っていける
第一の特徴としては名前の通りにコンパクト。手の大きな人にとっては「手のひらに乗る」、手の小さな人でも「両手で水をすくうようにするとちょうどそこに収まる」といったようなサイズ感だ。そろそろコンビニ店頭に復活してくる時期かと思うが、「にくまんくらいの大きさ」なんて言い方もできる。
次に防水性能。防水・耐水といってもその段階は様々だが、このスピーカーは「プールや海に落としても安心です。慌てずに拾って、そのまま音楽を楽しんでください」とまで謳うほどだ。インドアにおいても、湯船に落とす程度なら同じく「慌てずに拾って」という対応で余裕だろう。もちろんキッチン、ベランダや庭での使用も、自宅の浴室や洗面所での使用も問題なし。
しかし防水性能はそれ単体ではまだ不安。防水かつ丈夫であってこそ気楽に遠慮なく扱える。「どんなときでも」「もう手放すことはできません」というこのスピーカーは、そういったカジュアルな付き合い方をしてほしい製品のはずだ。
SoundLink Microは丈夫さも十分に確保。防水性能の高さとも関係するが、外装は継ぎ目や隙間のないシリコンケースだ。目にすれば、そして手にすれば、「あ、これは頑丈だ」とその手応えですぐ実感できることだろう。
ボタン類はシリコン外装の下に設置されていて、シリコン越しにプッシュするタイプ。しかしクリック感があって押しやすく、押した感触もわかりやすい。操作性、操作感に不満はない。充電用USB端子もキャップレス防水。地味なところだが使い勝手、その気軽さへの貢献は小さくない。
その外装に関係したところで、もうひとつ大きな特徴は、背面に装備されたシリコン製ストラップだ。ストラップというより「バンド」と紹介した方が実態が伝わりやすいかもしれない。パンツやカバンやバックパックのベルト、自転車のハンドル、木の枝・・・とにかく、そのくらいの幅や太さのものにであればたいてい通して固定できる。アウトドアに限らず室内でも、ベッド等のパイプフレームなど取り付ける所はたくさんあるはずだ。
バンドの固定フックも秀逸。バンドを外側からただ引っ張っただけではまったく外れない。それでいて固定爪の部分をユーザーが任意に外そうとすると驚くほどあっけなく外れる。使いやすく、なおかつ壊れにくそうな構造だ。
ほか、「Bose Connect」アプリによる複数台連結のパーティモードやステレオモード、スピーカーフォン通話、本体ボタンでのSiriやGoogle Assistantの呼び出しも既存モデル同様に可能。ペアリングの状態やバッテリー残量は音声アナウンスで案内。加えてUSB端子の上にバッテリーインジケーターが用意されている。
カラーバリエーションはブライトオレンジ、ミッドナイトブルー、ブラック。ミッドナイトブルーはグレーにも近い印象で、万年筆のブルーブラックっぽくもある。
ということで使い勝手や取り回し、デザインなどは文句なしと評価できる。あとはサウンド次第。さっそく確認してみた。