• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/12/20 08:30

2017年、印象に残ったヒットモデル。OPPO「UDP-205」を導入した理由を評論家に聞いた

【特別企画】UHD-BD再生に対応したユニバーサルプレーヤー
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
2017年屈指のヒットモデルとなった「UDP-205」

2017年も残るところあとわずかだが、今年もオーディオ&ビジュアルの世界では様々なジャンルでヒットモデルが生まれた。中でもとりわけ印象に残ったヒットモデルがいくつかあった。

OPPO「UDP-205」¥OPEN(予想実売価格20万円前後)

Ultra HD Blu-ray(UHD-BD)の再生に対応したユニバーサルプレーヤー、OPPO Digital「UDP-205」もそのひとつだ。UDP-205は、評論家やアワードでの高い評価に加えて、BDプレーヤーカテゴリーで圧倒的に「売れた」モデルとなった。弊社刊行のオーディオ&ビジュアル業界誌、月刊「Senka21」が有力販売店への調査をもとに集計する「売れ筋商品 四半期ランキング 2017年7月〜9月」でも、UDP-205は圧倒的な得票で1位となった。年末にかけて、さらに売上台数を伸ばしているという。

UDP-205はなぜここまでのヒットモデルになったのか? オーディオビジュアル評論家が実際にUDP-205を導入した例も多いが、今回、その中から3氏に、導入した理由や評価する理由をあらためて聞いた。

他を圧倒するスペック。最新フォーマットを網羅する

導入した評論家の方々のコメントを紹介する前に、改めてそのプロフィールについて振り返っておこう。

UDP-205は、UHD-BD再生に対応したユニバーサルプレーヤーである。ユニバーサルプレーヤーとは、その名のとおり多種多様なメディアを再生することが可能なプレーヤーのこと。中でもUDP-205が一際注目される理由は、その再生対応メディアの多彩さと、何より各メディアの再生クオリティの高さだ。

対応メディアの充実ぶりは他を寄せ付けない。DVD、BDの再生に加えて、4K映像を収録したUHD-BDの再生にも対応する。UHD-BDについては今年本格的にタイトル数が増え、『君の名は。』『シン・ゴジラ』といった大ヒット作品も登場した。4Kテレビの普及もあり、UHD-BDの再生環境を探している方も多いだろう。

UDP-205の筐体内部。整然と配置された大型基板が目を引く

ディスクについては他にも、SACD、CD、DVDオーディオ、ハイレゾ音源を収録したデータディスクが再生できる。現在流通している12cmディスクはほぼ網羅していると言ってよい。

ハイレゾについては、パソコンと組み合わせて再生するUSB-DAC機能、サーバーの音源をネットワーク経由で再生するネットワーク再生機能、USBストレージを本体に直接接続して再生する方法に対応する。USB-DACとしては、22.6MHz DSDなど現在最高峰のフォーマットの再生も可能だ。

UDP-205の背面端子部。高品位なアナログマルチch出力の搭載も注目を集めた

4k+HDRの入力信号にも対応したHDMI入力も備えているので、「Chromecast」や「Fire TV」といった端末を本機に接続して、映像ストリーミングを高品位に再生することもできる。

画質/音質の高さは、何より評論家の評価の高さやアワードの受賞歴が示しているだろう。弊社主催のオーディオビジュアルアワード「VGP」でも、BDプレーヤー部門で金賞を受賞している。

高いクオリティを実現しているポイントは多々あるが、特に注目されているのがESS Technology社の最高峰DACチップ「ES9038PRO」をステレオ再生用、マルチチャンネル用にそれぞれ1基ずつ、計2基搭載している点だ。このDACチップはハイエンドオーディオ分野でも採用モデルは限られている。

ESSの最高峰DACチップ「ES9038 PRO」を2基搭載

高剛性の筐体や強力な電源部、OPPOが誇る最新のエレクトロニクスも、本機の画質/音質を支えている。詳細は下記の関連記事一覧に挙げたレビューもぜひ参考にしてほしい。

実際にUDP-205を導入をした3名の評論家がその魅力を紹介

このUDP-205をプロの評論家が実際に導入した理由は何なのか。自宅の試聴室にUDP-205を導入した大橋伸太郎氏、小原由夫氏、山之内正氏の3名に、その理由と、UDP-205を評価する理由を聞いてみた。

>>大橋伸太郎
UHD-BDをはじめとする映像ディスクの再生に関して、現在“無敵”

大橋氏 筆者は、UDP-205の前モデルにあたる「BDP-105D Japan Limited」を購入して、Blu-rayの画質評価に使用していたこともあり、自然進化形の本機を躊躇わずに導入した。

大橋伸太郎氏

サラウンド(マルチチャンネル)再生ができるSACD/CDプレーヤーは非常に少なく、本機はHDMIとアナログ出力(7ch)の両方で対応し音質も優れている。一般的な視聴の範囲でなら、映像もオーディオも、ディスクプレーヤーは本機1台に集約してまず不足はないのではないか。

UHD-BDをはじめとする映像ディスクの再生に関しては、現在“無敵”といっていい。他社すべてが闘わずして白旗を掲げた感さえある。HDRやドルビービジョンという映像の新フォーマットの持てるニュアンスをビビッドに伝える高感度映像だ。「ターゲット輝度調整」と命名されたHDR/SDR変換調整機能も使いこなし甲斐がある。

他社製品に対する優位性に安住せず、従来モデルからの進歩が随所にうかがえたことも好感度大だ。ホールドすると自動でライトアップするリモコンの「info」ボタンを長押しすると、メディア情報(ディスクのメタデータ)を表示、コンテンツの色空間、最大輝度、最小輝度等を表示するのは筆者には有益だ。

ほかに細かな点では、字幕設定が色、アウトライン色、サイズ、同期と多岐に渡っていて、ディスクをイジェクトしても設定が保持される(キャンセルされない)のは非常に便利。

単に再生できるディスクの種類が多いだけでなく、画質/音質の高さ、水も漏らさぬ機能の充実という点で真の意味のユニバーサルプレーヤーといえよう。


次ページ小原由夫氏、山之内正氏はなぜUDP-205の導入理由したのか?

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX