エミライブース/OPPO Digital Japanの模様をレポート
<OTOTEN>Bricasti Design、RoonReady対応予定のネットワークブリッジ「M5」など初公開
5月13日(土)・14日(日)開催の「OTOTEN 2017」。本記事ではエミライ/OPPO Digital Japanの模様をお伝えする。
エミライが取り扱うBricasti Designからは、現時点で未発表の製品が多数出展された。会場には製品開発を手がけるブライアン・ゾルナー氏も登場。各製品の詳細を伺うことができた。
参考出展となる「M5」は、同社製品はもちろん他社DACとも組み合わせられネットワークブリッジ(トランスポート)となる。UPnP準拠のネットワーク再生機能を備えるほか、RoonReadyにも対応予定となる(Roon Lab社での認証段階まで進んでいるとのこと)。
出力はUSB、AES/EBU、S/PDIF(BNC端子)を備え、USB-DACを含むD/Aコンバーターと組み合わせることができる。再生はPCMが192kHz/24bitまで、DSDが5.6MHzに対応する予定。専用ドングルを使ってのWi-Fi対応も可能だ。
ブライアン・ゾルナー氏によれば、M5の特徴は、同様の製品と比べて非常に強力な電源を搭載したこと。各部への電源供給を全てリニアパワーサプライ化したという。なお、本機はネットワーク再生機能を備えたDAC/プリ「M12」(関連ニュース)で開発されたネットワーク基板がベースになっているという。
「M1SE mk2」は、デュアルモノラルD/Aコンバーター「M1SE」のマークIIモデル。変更点は、上述のM12の開発資産を活かしたネットワークボードの追加で、M12に準じたネットワーク再生に対応する。本機の登場に伴ってM1SEは終了予定で、M1SEからのアップグレードにも対応するという。
なお「M5」に加えて、「M1SE mk2」「M12」もRoonReadyに対応予定。同様に現在認証プロセスの段階とのことだった。
また「M1SE mk2」「M12」については、USB-DACが5.6MHz DSDまでの対応となっているが、近い将来、11.2MHz DSDへの対応も可能になる見込みだという。
ステレオ・パワーアンプ「M15」は、モノラル・パワーアンプ「M28」の基本構造を継承しつつサイズを抑えてステレオ化したモデル。AB級アンプで、M28と同様に大規模な低ESRコンデンサーバンクを用いた強力な電源部を備えている。出力は500W/2Ω、250W/4Ω、125W/8Ω。
ゾルナー氏によれば、Bricasti Designのパワーアンプは徹底したフルバランス構成や大容量電源などの特徴を備えるが、いずれの技術も「MHz帯域まで増幅可能な超広帯域設計」を実現するための手段なのだという。「200kHzまでフラットで、MHzまで伸びていること」を目指して、10kHzの矩形波をオーバーショートやリンギングなしに正確に再現することを可能にしていると同氏は説明してくれた。結果として、音楽表現にとって重要な正確な過渡特性の再現ができるというわけだ。
同ブースでは、話題のOPPO「Sonica DAC」のデモも実施。exaSoundのUSB-DAC、Aurenderのネットワークトランスポートなどの試聴デモや、各製品を取りあげたイベントも実施された。また、Mr Speakears「AEON FLOW」やSonoma Acoustics「Model One」をはじめ、両社が取り扱うヘッドホン関連製品の音を聴くこともできた。
エミライが取り扱うBricasti Designからは、現時点で未発表の製品が多数出展された。会場には製品開発を手がけるブライアン・ゾルナー氏も登場。各製品の詳細を伺うことができた。
参考出展となる「M5」は、同社製品はもちろん他社DACとも組み合わせられネットワークブリッジ(トランスポート)となる。UPnP準拠のネットワーク再生機能を備えるほか、RoonReadyにも対応予定となる(Roon Lab社での認証段階まで進んでいるとのこと)。
出力はUSB、AES/EBU、S/PDIF(BNC端子)を備え、USB-DACを含むD/Aコンバーターと組み合わせることができる。再生はPCMが192kHz/24bitまで、DSDが5.6MHzに対応する予定。専用ドングルを使ってのWi-Fi対応も可能だ。
ブライアン・ゾルナー氏によれば、M5の特徴は、同様の製品と比べて非常に強力な電源を搭載したこと。各部への電源供給を全てリニアパワーサプライ化したという。なお、本機はネットワーク再生機能を備えたDAC/プリ「M12」(関連ニュース)で開発されたネットワーク基板がベースになっているという。
「M1SE mk2」は、デュアルモノラルD/Aコンバーター「M1SE」のマークIIモデル。変更点は、上述のM12の開発資産を活かしたネットワークボードの追加で、M12に準じたネットワーク再生に対応する。本機の登場に伴ってM1SEは終了予定で、M1SEからのアップグレードにも対応するという。
なお「M5」に加えて、「M1SE mk2」「M12」もRoonReadyに対応予定。同様に現在認証プロセスの段階とのことだった。
また「M1SE mk2」「M12」については、USB-DACが5.6MHz DSDまでの対応となっているが、近い将来、11.2MHz DSDへの対応も可能になる見込みだという。
ステレオ・パワーアンプ「M15」は、モノラル・パワーアンプ「M28」の基本構造を継承しつつサイズを抑えてステレオ化したモデル。AB級アンプで、M28と同様に大規模な低ESRコンデンサーバンクを用いた強力な電源部を備えている。出力は500W/2Ω、250W/4Ω、125W/8Ω。
ゾルナー氏によれば、Bricasti Designのパワーアンプは徹底したフルバランス構成や大容量電源などの特徴を備えるが、いずれの技術も「MHz帯域まで増幅可能な超広帯域設計」を実現するための手段なのだという。「200kHzまでフラットで、MHzまで伸びていること」を目指して、10kHzの矩形波をオーバーショートやリンギングなしに正確に再現することを可能にしていると同氏は説明してくれた。結果として、音楽表現にとって重要な正確な過渡特性の再現ができるというわけだ。
同ブースでは、話題のOPPO「Sonica DAC」のデモも実施。exaSoundのUSB-DAC、Aurenderのネットワークトランスポートなどの試聴デモや、各製品を取りあげたイベントも実施された。また、Mr Speakears「AEON FLOW」やSonoma Acoustics「Model One」をはじめ、両社が取り扱うヘッドホン関連製品の音を聴くこともできた。