公開日 2018/02/19 11:29
Google、Amazon、LINE。3大スマートスピーカーと音楽サービス、いま選ぶならどれがベスト?
「音楽を楽しむ」用途で考える
アップル初のSiri内蔵スマートスピーカー「HomePod」がアメリカ・イギリス・オーストラリアで発売された。海外のレビューを読み比べてみると「スマートスピーカーとして最高の音質」「デザインはクール」だが、「Siriの反応が鈍い」「スマートホーム連携が貧弱」「木製家具の上にスピーカーを置いた跡が残ってしまった」など意見は賛否両論が分かれるようだ。何はともあれApple Musicの定額配信サービスと唯一連携できるスマートスピーカーなので、その出来映えは気になるところ。早く日本でも試してみたいものだ。
さて、HomePod未上陸の日本ではいま、話題の音声アシスタントとスマートスピーカー製品が一通り出そろった感がある。このあたりでいったん3大ブランド「Google」「Amazon」「LINE」のスマートスピーカーの特徴を、音楽サービスの使い勝手を中心にまとめてみたい。
■いろんな機能がバランス良く充実してきたグーグル
「Googleアシスタント」を搭載するスマートスピーカーは、現在グーグル純正モデルとして「Google Home」と、安さが人気の「Google Home Mini」が発売されている。ほかにもオンキヨーの「VC-GX30」、ソニーの「LF-S50G」、JBLの「LINK 20/LINK 10」などオーディオブランドの高音質モデルが発売されている。
今年、これに続くブランドとして名乗りを挙げているパナソニックのほかクリプシュ、LGなどの製品も期待だ。またGoogleアシスタントを搭載するヘッドホン・イヤホンも今年は様々なブランドが新製品を発売することになるだろう。
このGoogleアシスタントと連携しながら、聴きたい楽曲を音声操作で検索・再生ができるサービスは「Google Playミュージック」と「Spotify」のふたつ。Spotifyは有料サービスのみスマートスピーカーからの音声操作ができる。どちらのサービスも配信曲数は4,000万以上。アーカイブに揃う楽曲も似通っているが、Spotifyの方が若干、欧州系のマニアックな楽曲が揃う印象。有料プランの価格も980円/月と同額だ。
Google Playミュージックの特徴は、配信ラインナップにない曲も、手もとにあるCDからリッピングした音源、iTunes Storeでダウンロード購入したファイルを、無料で使えるクラウドストレージにアップロードして再生できる。定額配信サービスとの合わせ技で使える。
筆者の場合はSpotifyをメインで使っているので、普通に「森高千里を再生して」とお願いするとSpotifyから森高千里のプレイリストが再生されるが、「プレイミュージックで森高千里を再生して」とワードを変えると、クラウドストレージにアップロードしてある曲が順番にかかる。音声による検索・再生は定額ストリーミング版のプレイミュージックと方法は一緒だが、松浦亜弥はOKなのにマイケル・ジャクソンがNGだったりと、アーティストや楽曲によっては引っかかりにくいものがあった。
スマートスピーカーで音楽をBGM的に流したい時にはラジオ型のストリーミングサービスが便利だが、そもそもインターネットラジオのプログラムに身を任せながらダラダラ聴きたい時もある。Googleアシスタントのプラットフォームで利用できる音楽系のコンテンツでは「radiko.jp」と「TuneIn」が便利だ。
聴き方は「OK Google」(ねえGoogle、ヘイGoogleでも可)を発声してから、「ラジコでJ-WAVEをかけて」「TuneInでオッターヴァを流して」といったように、続けてサービス、ラジオ局、周波数やコールサインを指定する。radiko.jpの方はコマンドをスムーズに受け付けてくれるのだが、TuneInで海外のステーションを聴こうとしてもなかなか認識してくれないのがストレスだ。
Googleアシスタントのプラットフォームは、スマートホーム連携を着々と強化しつつある。特に他社のプラットフォームに比べてオーディオビジュアル系のネットワーク連携機能が充実しており、「Chromecast built-in」「Works with the Google Assistant」に対応するワイヤレススピーカーやサウンドバー、スマートテレビと連携しながらマルチルーム再生を手軽に楽しめることも特徴だ。
IFTTTにも、GoogleアシスタントやアマゾンAlexaなどのプラットフォームを、Spotifyなど音楽アプリとを連動させる便利なアプレットと呼ばれる自動化プログラムがある。例えば筆者は音楽の趣味の幅を広げるため「Spotifyでお気に入りに登録した楽曲をGoogleドライブのドキュメントに記録する」アプレットなどを活用している。
さて、HomePod未上陸の日本ではいま、話題の音声アシスタントとスマートスピーカー製品が一通り出そろった感がある。このあたりでいったん3大ブランド「Google」「Amazon」「LINE」のスマートスピーカーの特徴を、音楽サービスの使い勝手を中心にまとめてみたい。
■いろんな機能がバランス良く充実してきたグーグル
「Googleアシスタント」を搭載するスマートスピーカーは、現在グーグル純正モデルとして「Google Home」と、安さが人気の「Google Home Mini」が発売されている。ほかにもオンキヨーの「VC-GX30」、ソニーの「LF-S50G」、JBLの「LINK 20/LINK 10」などオーディオブランドの高音質モデルが発売されている。
今年、これに続くブランドとして名乗りを挙げているパナソニックのほかクリプシュ、LGなどの製品も期待だ。またGoogleアシスタントを搭載するヘッドホン・イヤホンも今年は様々なブランドが新製品を発売することになるだろう。
このGoogleアシスタントと連携しながら、聴きたい楽曲を音声操作で検索・再生ができるサービスは「Google Playミュージック」と「Spotify」のふたつ。Spotifyは有料サービスのみスマートスピーカーからの音声操作ができる。どちらのサービスも配信曲数は4,000万以上。アーカイブに揃う楽曲も似通っているが、Spotifyの方が若干、欧州系のマニアックな楽曲が揃う印象。有料プランの価格も980円/月と同額だ。
Google Playミュージックの特徴は、配信ラインナップにない曲も、手もとにあるCDからリッピングした音源、iTunes Storeでダウンロード購入したファイルを、無料で使えるクラウドストレージにアップロードして再生できる。定額配信サービスとの合わせ技で使える。
筆者の場合はSpotifyをメインで使っているので、普通に「森高千里を再生して」とお願いするとSpotifyから森高千里のプレイリストが再生されるが、「プレイミュージックで森高千里を再生して」とワードを変えると、クラウドストレージにアップロードしてある曲が順番にかかる。音声による検索・再生は定額ストリーミング版のプレイミュージックと方法は一緒だが、松浦亜弥はOKなのにマイケル・ジャクソンがNGだったりと、アーティストや楽曲によっては引っかかりにくいものがあった。
スマートスピーカーで音楽をBGM的に流したい時にはラジオ型のストリーミングサービスが便利だが、そもそもインターネットラジオのプログラムに身を任せながらダラダラ聴きたい時もある。Googleアシスタントのプラットフォームで利用できる音楽系のコンテンツでは「radiko.jp」と「TuneIn」が便利だ。
聴き方は「OK Google」(ねえGoogle、ヘイGoogleでも可)を発声してから、「ラジコでJ-WAVEをかけて」「TuneInでオッターヴァを流して」といったように、続けてサービス、ラジオ局、周波数やコールサインを指定する。radiko.jpの方はコマンドをスムーズに受け付けてくれるのだが、TuneInで海外のステーションを聴こうとしてもなかなか認識してくれないのがストレスだ。
Googleアシスタントのプラットフォームは、スマートホーム連携を着々と強化しつつある。特に他社のプラットフォームに比べてオーディオビジュアル系のネットワーク連携機能が充実しており、「Chromecast built-in」「Works with the Google Assistant」に対応するワイヤレススピーカーやサウンドバー、スマートテレビと連携しながらマルチルーム再生を手軽に楽しめることも特徴だ。
IFTTTにも、GoogleアシスタントやアマゾンAlexaなどのプラットフォームを、Spotifyなど音楽アプリとを連動させる便利なアプレットと呼ばれる自動化プログラムがある。例えば筆者は音楽の趣味の幅を広げるため「Spotifyでお気に入りに登録した楽曲をGoogleドライブのドキュメントに記録する」アプレットなどを活用している。