公開日 2018/06/01 09:00
ケンウッド彩速ナビで「カーハイレゾ」をもっと楽しむ! イコライザーやデッドニングでとことん追い込む
【特別企画】やればやるほど面白い
ハイレゾ対応が進むカーAV製品の中にあって、一歩も二歩も抜きんでた存在となっているのが、ケンウッドのカーナビゲーション、“彩速ナビ”「MDV-Z905」だ。
192kHz/24bitまでのリニアPCM音源をネイティブ再生できることに加えて、リニアPCM変換ながら11.2MHzのDSD音源にも対応している(ちなみに192kHz/32bitのリニアPCM音源も対応は謳っていないもののしっかり再生できる)など、カーナビはもちろん、カーAV製品全般においても突出したスペックを備えている。
これは、2015年に世界初のハイレゾ対応モデル「MDV-Z702」を発売して以降、彩速ナビがハイレゾ対応をいち早く推し進めてきたアドバンテージといえるもので、ライバル製品を周回遅れにする圧倒的な実力差となっている。
CDはもちろん、WAVもFLACもDSDも再生できる、しかも32bitリニアPCMもDSD11.2MHzもOK、いまあるハイレゾ音源のほとんどが再生可能、という環境は、使い勝手の面でもありがたいかぎりだ。最新のポータブルDAPやPCオーディオなどと同じように、幅広いスペック/ファイル形式のハイレゾ音源をクルマのなかでも存分に楽しむためには、MDV-Z905は最適な選択肢と言える。
MDV-Z905の魅力は幅広いハイレゾ音源への対応だけではない。まず、Bluetooth接続はLDACに対応。LDACを採用したスマートフォンやDAPを活用することで、Bluetooth接続でありながらハイレゾ相当の上質サウンドを楽しむことができる。また、大容量SDカード&USBメモリーで一般的なexFATに対応している点も嬉しいかぎり。カーナビでは、FAT32にしか対応していないものがまだまだ多く、そういった製品で大容量USBメモリーを使いたい場合、メモリメーカーなどの専用ソフトを入手して初期化し直さなければならない。そういった手間もなく活用できるのは、想像以上に便利なのだ。
そして、カーAV製品としての実力の高さも持ち合わせているのも、MDV-Z905の魅力だ。クルマの車室内はホームオーディオとは異なり、室内が狭くスピーカーの設置位置も限られていたりなど、音響的にかなり不利な環境となっている。それを解決するため、デジタルプロセッサーによる音質/音場調整を行える機能が備わっている場合が多いのだが、MDV-Z905では手軽なものから詳細に設定できるものまで、幅広い調整機能が備わっている。これを活用することで、クルマそれぞれにベストなサウンドを追求することができる。このほかにも、Appleの「CarPlay」に対応するなど、機能面でも充実した内容となっている。
もうひとつ、JVCケンウッドならではのアドバンテージもある。それが「K2テクノロジー」だ。こちらは「ビット拡張」「周波数 帯域拡張」「波形補正」の処理を行うことで、欠落した音楽信号を予測/補間し、限りなくスタジオマスターに近い音質で再生を行う定評あるデジタル処理技術。これを活用することで、圧縮音源であってもなかなかにリアルなサウンドを楽しめるのだ。
このように、カーナビとしてだけでなく、カーオーディオ製品としてかなりの優秀機となっているMDV-Z905だが、前回の記事ではこちらを17cm2ウェイスピーカー、ケンウッド「KFC-XS1703」とともに自分のクルマにインストール。その実力のほどをレビューさせてもらった(このサウンドは本物だ! ケンウッド“彩速ナビ”TYPE Z「MDV-Z905」を取付けハイレゾを聴いた)。
今回はさらに一歩進んで、スピーカーが設置されているドアのデッドニングを行い、新たに追加された機能であり、きめ細やかなサウンド調整が行える「プロモードEQ」を活用して、音質を追い込んでみた。
192kHz/24bitまでのリニアPCM音源をネイティブ再生できることに加えて、リニアPCM変換ながら11.2MHzのDSD音源にも対応している(ちなみに192kHz/32bitのリニアPCM音源も対応は謳っていないもののしっかり再生できる)など、カーナビはもちろん、カーAV製品全般においても突出したスペックを備えている。
これは、2015年に世界初のハイレゾ対応モデル「MDV-Z702」を発売して以降、彩速ナビがハイレゾ対応をいち早く推し進めてきたアドバンテージといえるもので、ライバル製品を周回遅れにする圧倒的な実力差となっている。
CDはもちろん、WAVもFLACもDSDも再生できる、しかも32bitリニアPCMもDSD11.2MHzもOK、いまあるハイレゾ音源のほとんどが再生可能、という環境は、使い勝手の面でもありがたいかぎりだ。最新のポータブルDAPやPCオーディオなどと同じように、幅広いスペック/ファイル形式のハイレゾ音源をクルマのなかでも存分に楽しむためには、MDV-Z905は最適な選択肢と言える。
MDV-Z905の魅力は幅広いハイレゾ音源への対応だけではない。まず、Bluetooth接続はLDACに対応。LDACを採用したスマートフォンやDAPを活用することで、Bluetooth接続でありながらハイレゾ相当の上質サウンドを楽しむことができる。また、大容量SDカード&USBメモリーで一般的なexFATに対応している点も嬉しいかぎり。カーナビでは、FAT32にしか対応していないものがまだまだ多く、そういった製品で大容量USBメモリーを使いたい場合、メモリメーカーなどの専用ソフトを入手して初期化し直さなければならない。そういった手間もなく活用できるのは、想像以上に便利なのだ。
そして、カーAV製品としての実力の高さも持ち合わせているのも、MDV-Z905の魅力だ。クルマの車室内はホームオーディオとは異なり、室内が狭くスピーカーの設置位置も限られていたりなど、音響的にかなり不利な環境となっている。それを解決するため、デジタルプロセッサーによる音質/音場調整を行える機能が備わっている場合が多いのだが、MDV-Z905では手軽なものから詳細に設定できるものまで、幅広い調整機能が備わっている。これを活用することで、クルマそれぞれにベストなサウンドを追求することができる。このほかにも、Appleの「CarPlay」に対応するなど、機能面でも充実した内容となっている。
もうひとつ、JVCケンウッドならではのアドバンテージもある。それが「K2テクノロジー」だ。こちらは「ビット拡張」「周波数 帯域拡張」「波形補正」の処理を行うことで、欠落した音楽信号を予測/補間し、限りなくスタジオマスターに近い音質で再生を行う定評あるデジタル処理技術。これを活用することで、圧縮音源であってもなかなかにリアルなサウンドを楽しめるのだ。
このように、カーナビとしてだけでなく、カーオーディオ製品としてかなりの優秀機となっているMDV-Z905だが、前回の記事ではこちらを17cm2ウェイスピーカー、ケンウッド「KFC-XS1703」とともに自分のクルマにインストール。その実力のほどをレビューさせてもらった(このサウンドは本物だ! ケンウッド“彩速ナビ”TYPE Z「MDV-Z905」を取付けハイレゾを聴いた)。
今回はさらに一歩進んで、スピーカーが設置されているドアのデッドニングを行い、新たに追加された機能であり、きめ細やかなサウンド調整が行える「プロモードEQ」を活用して、音質を追い込んでみた。