公開日 2019/03/15 06:15
RHAならではの音質&デザイン! 完全ワイヤレスイヤホン「TrueConnect」がさすがの完成度
質感ある高域と豊かな低域を両立
RHAは普遍的なハイクオリティと独自のキャラクターを併せ持つ英国のイヤホンブランドだ。どのモデルのデザインも、外観をぱっと見ただけでRHAだと分かるほどの一貫性を持ち、また手に取れば仕上げの質感も見事で、やっぱりRHAだと思わされる。そして音を聴いても、各モデルの個性はあれど“芯”にはRHA全モデルに共通する感触がある。平面駆動ドライバー搭載という挑戦を成し遂げたハイエンドモデル「CL2 Planar」のリリースも記憶に新しいだろう。
そんなRHAから登場した完全ワイヤレスイヤホン第一弾が「TrueConnect」だ(関連ニュース)。すでに入手が難しいほどの人気モデルとなっている。
■細部まで行き届いた美観と、使いやすさへの配慮
TrueConnectの外観を見た時には、従来のRHAのデザインとは少し雰囲気が違うと感じるかもしれない。何しろフォルムが別物だし、金属の輝きや質感もない。だが実物を手に取れば、ラバーコーティング的なマット仕上げの手触りや質感の素晴らしさには「やはりRHA」と唸らされることだろう。そしてこの新しいフォルムや素材感はもちろん、完全ワイヤレスだからこその合理的な理由があってのものだ。
まずフォルム。同社が“シグネチャーステムデザイン”と呼ぶ、「イヤホン本体から茎が伸びたような」形は、接続の安定性と通話音質の向上を狙ったもの。このステム部分は耳の中に押し込まれるイヤホン本体部分と比べ、電波の送受信アンテナとして好条件だ。
より大型のアンテナを内蔵できるというのも利点。スマートフォンとの間、そしてイヤホン左右の間のBluetooth通信の安定化、音の途切れの低減に高い効果を期待できる。そしてそのステムの先端には小さな穴がある。ご推察の通り、ここにマイクが搭載されている。口に近い場所にマイクがあった方が相手に聞こえる通話音質が良くなるのは、言うまでもないだろう。
素材は、塗装されているため判別しにくいが、おそらく金属ではなくなっている。しかしこれも完全ワイヤレスとしては納得の選択だ。なぜなら金属は電波を遮断し、接続性に悪影響をもたらすからである。また、完全ワイヤレスではイヤホン本体内にバッテリー等も内蔵されるため、全体の軽量化のためにも樹脂系の素材の方が有利といえる。
そしてラバー的なマット仕上げも、完全ワイヤレスだからこその採用だろう。この滑りにくい仕上げのおかげで、完全ワイヤレスで気になる「出し入れの時に手が滑って落としてしまった……」といった不安も軽減されている。
このマット仕上げはケースにも施されており、滑り止め効果だけでなく、ケースのフレーム部分の金属とのコンビネーションでクールなかっこよさも演出している。そしてこちらのケースは、高い音での「カチャ」ではなく、やや落ち着いた音での「カチ」という感じ。開け閉めの感触まで上質だ。
イヤホン本体がケース内にマグネットで固定されることも出し入れのしやすさに貢献している。バッテリーは、本体5時間+ケースで20時間分のチャージが可能となっており、トップクラスの性能を持つ。
やや大柄なため、人によっては装着感は少しきつめかもしれない。柔らかめの装着感がお好みの方に向けては、低反発素材の定番コンプライのイヤーチップも付属する。そして、その“ややきつめ”のフィットのおかげか、遮音性については完全ワイヤレスの中で上位クラス。通勤通学の経路が騒がしいという方にとってはここも見逃せないだろう。
完全ワイヤレスイヤホンの中で、実は地味に各製品ごとの差が大きい点が、操作ボタンの押しやすさ。このモデルはそこもしっかりと設計されている。フェイス部分のほぼ全面がボタンとなっている上に、力を入れずとも押し込めつつ、適度なクリック感を確保した押し心地。二度押しなども操作しやすいし、ボタンを押した時に耳が痛いといったこともない。外観だけではなく、使い心地も上質な完全ワイヤレスイヤホンだ。
そんなRHAから登場した完全ワイヤレスイヤホン第一弾が「TrueConnect」だ(関連ニュース)。すでに入手が難しいほどの人気モデルとなっている。
■細部まで行き届いた美観と、使いやすさへの配慮
TrueConnectの外観を見た時には、従来のRHAのデザインとは少し雰囲気が違うと感じるかもしれない。何しろフォルムが別物だし、金属の輝きや質感もない。だが実物を手に取れば、ラバーコーティング的なマット仕上げの手触りや質感の素晴らしさには「やはりRHA」と唸らされることだろう。そしてこの新しいフォルムや素材感はもちろん、完全ワイヤレスだからこその合理的な理由があってのものだ。
まずフォルム。同社が“シグネチャーステムデザイン”と呼ぶ、「イヤホン本体から茎が伸びたような」形は、接続の安定性と通話音質の向上を狙ったもの。このステム部分は耳の中に押し込まれるイヤホン本体部分と比べ、電波の送受信アンテナとして好条件だ。
より大型のアンテナを内蔵できるというのも利点。スマートフォンとの間、そしてイヤホン左右の間のBluetooth通信の安定化、音の途切れの低減に高い効果を期待できる。そしてそのステムの先端には小さな穴がある。ご推察の通り、ここにマイクが搭載されている。口に近い場所にマイクがあった方が相手に聞こえる通話音質が良くなるのは、言うまでもないだろう。
素材は、塗装されているため判別しにくいが、おそらく金属ではなくなっている。しかしこれも完全ワイヤレスとしては納得の選択だ。なぜなら金属は電波を遮断し、接続性に悪影響をもたらすからである。また、完全ワイヤレスではイヤホン本体内にバッテリー等も内蔵されるため、全体の軽量化のためにも樹脂系の素材の方が有利といえる。
そしてラバー的なマット仕上げも、完全ワイヤレスだからこその採用だろう。この滑りにくい仕上げのおかげで、完全ワイヤレスで気になる「出し入れの時に手が滑って落としてしまった……」といった不安も軽減されている。
このマット仕上げはケースにも施されており、滑り止め効果だけでなく、ケースのフレーム部分の金属とのコンビネーションでクールなかっこよさも演出している。そしてこちらのケースは、高い音での「カチャ」ではなく、やや落ち着いた音での「カチ」という感じ。開け閉めの感触まで上質だ。
イヤホン本体がケース内にマグネットで固定されることも出し入れのしやすさに貢献している。バッテリーは、本体5時間+ケースで20時間分のチャージが可能となっており、トップクラスの性能を持つ。
やや大柄なため、人によっては装着感は少しきつめかもしれない。柔らかめの装着感がお好みの方に向けては、低反発素材の定番コンプライのイヤーチップも付属する。そして、その“ややきつめ”のフィットのおかげか、遮音性については完全ワイヤレスの中で上位クラス。通勤通学の経路が騒がしいという方にとってはここも見逃せないだろう。
完全ワイヤレスイヤホンの中で、実は地味に各製品ごとの差が大きい点が、操作ボタンの押しやすさ。このモデルはそこもしっかりと設計されている。フェイス部分のほぼ全面がボタンとなっている上に、力を入れずとも押し込めつつ、適度なクリック感を確保した押し心地。二度押しなども操作しやすいし、ボタンを押した時に耳が痛いといったこともない。外観だけではなく、使い心地も上質な完全ワイヤレスイヤホンだ。
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