• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/05/10 06:00

一粒で三度美味しい! 迫力とリアリティを両立したイヤホンXROUND「AERO」は本気でハイコスパだ

【特別企画】音楽&ゲーム&動画を楽しめる
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クラウドファンディングで目標達成率2,288%という驚異的な支持を集めたイヤホン「AERO(エアロ)」。本モデルは、独自技術が生み出すサウンドによる “オールジャンルの対応性” を特徴としている。早速その実力を、山本 敦氏がチェックした。


アジア発の個性的で、ハイCPなポータブルオーディオ製品が近ごろ脚光を浴びている。2015年に台湾で音響工学のスペシャリストたちが集まって設立した若いオーディオ系ベンチャー、Embrace Audio Labから発売された入魂のイヤホンAEROの実力に迫る。

Embrace Audio Labは音楽にVOD、ゲームなどモバイルエンターテインメントのサウンドに革新をもたらすことをミッションに掲げる台湾の気鋭ベンチャー。昨年には独自の音声信号処理技術「XROUND」を搭載したスティック型サラウンドプロセッサー「XPUMP」(レビュー記事12)も日本で発売されて勢いに乗る。

同社が作年秋にクラウドファンディングサービスのMakuakeで開発資金を募り、このたび正式に一般発売を迎えるハイレゾ対応のイヤホンがAEROだ。価格は12,000円前後。本機のコストパフォーマンスにも注目しながら、ハイレゾや配信音源、動画やゲームのサウンドをチェックしてみよう。

様々なデバイス&コンテンツに対応する仕様

まずはAEROに採用されたEmbrace Audio Labの独自技術から見ていこう。

AEROはスタイリッシュなルックスの有線カナル型イヤホンだ。長さ1.2mのケーブルはインラインにシングルボタンのユニバーサルリモコンを設けている。プレーヤー側の端子はアナログの3.5mmステレオミニ。同社はAEROのコンセプトについて「音楽もゲームもこの1台で楽しめる汎用性の高いイヤホン」を目指したと説明している。新旧様々なデバイスと接続ができて、特にゲームを遊ぶ際に大事な「グラフィックと音声のズレが発生しない有線接続のイヤホンならではの優位性」が活かせると判断したのだろう。

リモコンにはマイクを内蔵。このマイクはボイスチャットでもクリアな音質を実現する

ドライバーにはチタンコーティングをかけた8mm口径のPET振動板を採用。クリアでヌケの良い中高域、弾力と切れ味を併せ持つ低音を特徴としている。20Hzから40kHzまで広帯域をカバーするハイレゾ対応のイヤホンだ。

マグネットをボイスコイルの外側に配置した「外磁型ボイスコイル」を採用したことによって、一般的な内磁型ボイスコイルを搭載するイヤホンに比べて、本体のサイズ感はそのままに、入力された音声信号に対する感度を高めた。歪を抑えた伸びやかなサウンドも上手に引き出した。音像の定位が鮮やかで、解像感にも優れている。

ノズルの素材はSPCCクロム鋼とした。Embrace Audio LabがMakuakeのページで公開している動画解説の中で、AEROの音づくりを設計顧問の立場から支えた台湾の音響機器製造企業のCTOは、表面の平滑性が高められるステンレスノズルが、スムーズで臨場感あふれる理想的な音を実現できた決め手になったと口にしている。

ノズルにはステンレス素材を採用。細部まで音作りのための技術が投入されている

さらに独自の「VORTEX ACOUSTIC DAMPING」技術を採用。これは小さなハウジング内部の空気をスムーズに流してエアフローをコントロールするというものだ。高音域のサ行が刺さるキツさを抑えながら、エネルギーを減衰させないようにバランスを整えた。

次ページ「迫力」と「リアリティ」を両立したサウンド

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX