公開日 2021/04/29 07:00
XROUNDの“オンリーワン”完全ワイヤレス「AERO Wireless」レビュー。低遅延もサラウンドもこれ一台でOK!
ゲーマーだけが楽しむのはもったいない
ゲーマーに向けた音響デバイスを手掛け、独特の地位を確立した新進気鋭の台湾発ブランドXROUND。クラウドファンディングを経て、4月8日より一般販売をスタートした完全ワイヤレスイヤホン「AERO Wireless」は、優れたゲーミング体験を提供するとともに、XROUNDの “聴覚体験を再定義する” というブランド理念に沿って独自のチューニングが施された注目モデルだ。
ゲーミングはもちろん、音楽リスニングや動画視聴などAERO Wirelessが持つ機能を、全方位からチェックしていこう。
■低遅延とサラウンドを実現する2つの独自技術
AERO Wirelessの特徴としてまず挙げたいのが、ゲーミング体験だ。スマホとBluetooth接続してゲームをプレイする際に求められるのは、Bluetoothの鬼門でもある “低遅延”性能だ。AERO Wirelessは、製品企画当初からゲームプレイの体験に直結する低遅延性能を目指し、2019年から台湾大手チップメーカーと共同で開発が進められた。
開発にあたってはスマホと完全ワイヤレスイヤホンを40 - 50組用意し、Android、iPhoneの組み合わせで遅延を実測。最も低遅延だったペアの性能を実現する方策を、6ヶ月以上に渡る試行錯誤や検証テストの繰り返しを経て探った結果、独自の低遅延アルゴリズム「XROUND Low LatencyTM」技術を開発した。
遅延性能は発信側(スマホ側)のアンテナ設計や使用されているチップ、アンテナの状況などにも左右されるが、XROUND Low Latencyでは受信側(イヤホン側)に搭載する特製チップと独自チップファームウェアのアルゴリズムにより、最も利用されているコーデックのSBC、AACで、最小50msというゲーミング級の低遅延性能を実現しているのだ。この遅延性能については、測定方法や理論値計測結果などが公式ブログで公開されている。
ほかにもAERO Wirelessには、オンリーワンの技術が搭載されている。PCやスマホに取り付け、ゲームや映画を立体的なサラウンドで楽しめる、XROUND飛躍のきっかけにもなったデバイス「XPUMP」の技術を取り込んだ「XROUND LiteTM」だ。
XPUMPのコア技術は、XROUNDによる特許取得済みのサラウンド演算アルゴリズム。この立体音響技術をそのまま搭載するとイヤホンでは効果が強すぎるということで、イヤホン向けに再チューニングされたためXROUND LiteTMと名付けられている。ゲーミング用途で実績ある技術を搭載する完全ワイヤレスイヤホンというのは、他にない存在とも言える。
■完全ワイヤレスイヤホンとしての基本スペックも高い
改めてAERO Wirelessの基本スペックを紹介していこう。ワイヤレス部はBluetooth 5.0で対応音声コーデックはSBC/AACだが、その中身は上述の通り、XROUND向けの特製チップと独自チップファームウェアを搭載した独自仕様となっている。イヤホン本体による再生時間は6時間で、充電ケース含めて24時間だ。ちなみに、ゲーミングモードでは音楽モードより連続再生時間が30分短くなるが、これは低遅延のための特別な処理を組み込んでいることの表れとも言える。
実際に触れてみると、デザインもまた独自設計。耳掛けタイプながら軽めにフィットするタイプではなく、耳へ挿入する角度設計を60.2度にデザインすることで、しっかり耳奥まで挿入する構造。密閉感、遮音性も良いし、装着していてストレスもない。この作り込みの丁寧さには驚くばかりだ。
イヤーピースは標準の「AERO遮音イヤーピース(S/M/L)」と「Spinfit可動式コンフォートイヤーピース(S/M/L)」が付属するこだわり仕様。音質面の設計としてチタンコートドライバーを採用しているところも、完全ワイヤレスイヤホンとしては稀有なハイエンド設計だ。
左右イヤホンのアンテナ部がタッチパネル仕様となっていて、音楽再生時には音量+/-の操作を含むコントロールが可能。左タッチパネル2秒押しでXROUND LiteTMのオン/オフ、右タッチパネル2秒押しで音楽モード/ゲーミング(低遅延)モードを切り替えられ、直感的な操作が可能。なお、設定カスタムはiOS/Android向けに用意される専用アプリ「XROUND MyTune」から行える。
ゲーミングはもちろん、音楽リスニングや動画視聴などAERO Wirelessが持つ機能を、全方位からチェックしていこう。
■低遅延とサラウンドを実現する2つの独自技術
AERO Wirelessの特徴としてまず挙げたいのが、ゲーミング体験だ。スマホとBluetooth接続してゲームをプレイする際に求められるのは、Bluetoothの鬼門でもある “低遅延”性能だ。AERO Wirelessは、製品企画当初からゲームプレイの体験に直結する低遅延性能を目指し、2019年から台湾大手チップメーカーと共同で開発が進められた。
開発にあたってはスマホと完全ワイヤレスイヤホンを40 - 50組用意し、Android、iPhoneの組み合わせで遅延を実測。最も低遅延だったペアの性能を実現する方策を、6ヶ月以上に渡る試行錯誤や検証テストの繰り返しを経て探った結果、独自の低遅延アルゴリズム「XROUND Low LatencyTM」技術を開発した。
遅延性能は発信側(スマホ側)のアンテナ設計や使用されているチップ、アンテナの状況などにも左右されるが、XROUND Low Latencyでは受信側(イヤホン側)に搭載する特製チップと独自チップファームウェアのアルゴリズムにより、最も利用されているコーデックのSBC、AACで、最小50msというゲーミング級の低遅延性能を実現しているのだ。この遅延性能については、測定方法や理論値計測結果などが公式ブログで公開されている。
ほかにもAERO Wirelessには、オンリーワンの技術が搭載されている。PCやスマホに取り付け、ゲームや映画を立体的なサラウンドで楽しめる、XROUND飛躍のきっかけにもなったデバイス「XPUMP」の技術を取り込んだ「XROUND LiteTM」だ。
XPUMPのコア技術は、XROUNDによる特許取得済みのサラウンド演算アルゴリズム。この立体音響技術をそのまま搭載するとイヤホンでは効果が強すぎるということで、イヤホン向けに再チューニングされたためXROUND LiteTMと名付けられている。ゲーミング用途で実績ある技術を搭載する完全ワイヤレスイヤホンというのは、他にない存在とも言える。
■完全ワイヤレスイヤホンとしての基本スペックも高い
改めてAERO Wirelessの基本スペックを紹介していこう。ワイヤレス部はBluetooth 5.0で対応音声コーデックはSBC/AACだが、その中身は上述の通り、XROUND向けの特製チップと独自チップファームウェアを搭載した独自仕様となっている。イヤホン本体による再生時間は6時間で、充電ケース含めて24時間だ。ちなみに、ゲーミングモードでは音楽モードより連続再生時間が30分短くなるが、これは低遅延のための特別な処理を組み込んでいることの表れとも言える。
実際に触れてみると、デザインもまた独自設計。耳掛けタイプながら軽めにフィットするタイプではなく、耳へ挿入する角度設計を60.2度にデザインすることで、しっかり耳奥まで挿入する構造。密閉感、遮音性も良いし、装着していてストレスもない。この作り込みの丁寧さには驚くばかりだ。
イヤーピースは標準の「AERO遮音イヤーピース(S/M/L)」と「Spinfit可動式コンフォートイヤーピース(S/M/L)」が付属するこだわり仕様。音質面の設計としてチタンコートドライバーを採用しているところも、完全ワイヤレスイヤホンとしては稀有なハイエンド設計だ。
左右イヤホンのアンテナ部がタッチパネル仕様となっていて、音楽再生時には音量+/-の操作を含むコントロールが可能。左タッチパネル2秒押しでXROUND LiteTMのオン/オフ、右タッチパネル2秒押しで音楽モード/ゲーミング(低遅延)モードを切り替えられ、直感的な操作が可能。なお、設定カスタムはiOS/Android向けに用意される専用アプリ「XROUND MyTune」から行える。