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公開日 2021/05/01 07:00

“開放型”でゲーム、余裕でアリ!EPOSの高音質ゲーミングヘッドセットがメリット絶大だった

【PR】「GSP 500」「GAME ONE」レビュー
折原一也
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“ゲームプレイ用のヘッドホン” を選ぶとなると、ボイスチャット用のマイクが付いた密閉型ヘッドセットが主流。だが、音楽リスニング用のヘッドホン選びでは “密閉型” だけでなく “開放型” という選択肢もあったな……と考える方も多いはず。

そんなときに注目したいのが、EPOSの開放型ゲーミングセット「GSP 500」「GAME ONE」。同社がロングセラーを続ける、ゲーミングヘッドセットのアナザーチョイス的モデルだ。あえて開放型を選びたくなる、この2モデルのサウンドをレビューしていく。

「GAME ONE」(左)/「GSP 500」(右)

「GSP500」販売ページはこちら「GAME ONE」販売ページはこちら

男心をくすぐるデザイン、機能性もバッチリ

公式サイトの販売価格はGSP 500が26,800円、GAME ONEが23,800円なので、グレードとしてはGSP 500が上位モデルと考えて差し支えない。いずれもアナログ有線接続で、PS4、PS5や、Ninedo Switch、PCなどと接続可能だ。

まずは上位モデルであるGSP 500の実機に触れてみると、無骨でメカニカルなデザインにはどこか見覚えがあった。そう、先日 “高音質過ぎるゲーミングヘッドセット” としてレビューした「GSP 601」「GSP 602」のオリジナル版にあたる「GSP 600」とよく似ている。メカニカルで無骨なデザイン、黒色のベースに赤を加えたカラーリングは男心をくすぐる。口元までアームのように伸びるブームマイクなど、機能性も高い。

イヤーパッドはメッシュ状になったフォーム系。メタル製の2軸ヒンジによって、装着感は見た目とは裏腹にゆったりしている。ブームマイクはアームを動かすとミュートできるギミックを搭載。右ハウジングのダイヤルから音量操作できるところも直感的で、操作性がとても優秀だ。

「GSP 500」26,800円(税込/直販価格)

メタル製の2軸ヒンジを採用。音量ダイヤルも備える

一方、GAME ONEはやや異なる外面だが、EPOSのラインナップを見ると、密閉型の「GAME ZERO」を開放型にしたモデルと考えられそうだ。デザインはGPS 500よりもスッキリしていて、黒色ベースに赤を差し込むカラーやアーム状のブームマイクなどデザイン要素は共通している。

こちらのイヤーパッドはベロア素材となっており、通気性重視といったところ。フィット部が2軸ヒンジを採用しないダイレクトな構造で、GSP 500と比べると側圧が強めの装着感だ。ブームマイクはアームを動かすとマイクをミュートでき、右ハウジングには音量調整用のダイヤルを搭載している。

「GAME ONE」23,800円(税込/直販価格)

右ハウジングには音量調整用のダイヤルを搭載

予想外の高音質、そして密度感も出るゲームサウンド

それではGSP 500とGAME ONEをPlayStation 5と組み合わせてのインプレッションを紹介しながら、「ゲーミングヘッドセットとして開放型ってどうなの?」という疑問に答えていきたい。

まずは『FINAL FANTASY VII REMAKE』(PS4版)をプレイ。接続はPS5のワイヤレスコントローラー「DualSense」のイヤホンジャックに付属のケーブルを繋ぐのみだ。

GSP 500を装着してミッドガルのスラムに降り立つと、音空間が広く、道すがらの人の話し声も自然な位置感で広がる。コルネオコロッセオ(闘技場)の選抜バトルをしてみても、強烈なテンションのBGMを、1つの音楽として聴けるレベルで誇張感なく表現。効果音も付帯音なく、位置感の再現もキレが抜群だ。そして、勝利後の観客からの歓声も臨場感をしっかりと作り上げる。まずヘッドホンとして高音質だといえる。

一般に開放型ヘッドホンは音の粒立ち重視で、空間の密度感があまりなく低音も弱めのケースが多いのだが、GSP 500は開放型でありながら、自然な音場で包み込まれるような臨場感と密度感を発揮。上手く空間を使って鳴らす優れた低音再生能力まである。これならゲーミングヘッドセットとして合格だ。

そしてGSP 500は開放型なため、ヘッドホン越しにも周囲の音が聞こえる(もちろん、同時に音漏れもする)。実はこれがメリット絶大で、適度な音量でゲームをプレイしていれば家族の呼びかけも、宅急便のインターホンも、周囲の生活音も自然と耳に入ってくる。音が耳に入れば周囲へのリアクションもできる訳で、ゲームに熱中し過ぎて周囲との関わりを疎かにしてしまう心配もない。

開放型でありながら、自然な音場で臨場感と密度感を発揮する

ゲームのサウンドを広い空間に巧みに作り上げて世界に没入させつつ、同時に周囲の音も自然に聞こえるというのは不思議な体験だが、見事にそれを両立してしまっているのがGSP 500なのだ。

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