公開日 2022/04/19 06:45
デノン「DHT-S517」なら“高さ”もリアル。3.1.2chサウンドバーが令和のおうち時間にオススメ
Dolby Atmosイネーブルドスピーカーが生む立体感
薄型テレビが登場して以降、テレビに内蔵のスピーカーシステムはスペース的にもコスト的にも窮屈な方向に。そこで、高品位なサウンドとサラウンド効果を求めるユーザーから支持を集め、一大ジャンルとして地位を確立したのが 、もうすっかりお馴染みの「サウンドバー」である。
“バー” という名前の通り見た目こそ似通いがちだが、クオリティーや機能は様々。なのでサウンドバーを選ぶときは、どんなことができるのかなどを見極めることが重要だ。
例えば昨今のAV業界のトレンドとして、NetflixやAmazon Prime Videoといったサブスクリプション方式の動画配信サービスが主流になってきたため、テレビもこういった動画配信サービスの再生機能を内蔵したものが当たり前になりつつある。さらに音声はドルビーアトモスによる、全方位から音に包み込まれるような立体の「イマーシブサウンド」に対応したコンテンツも急増中。そう、サウンドバーも、そうした動向に沿って進化した製品を選びたい。
今回は、そんな “最新動向” にピッタリな機能と性能を備えるデノンの「DHT-S517」を徹底リポート。より良いサウンドを楽しむための使いこなしポイントもご紹介する。既にサウンドバーを愛用している方も、買い替えのタイミングが来たかもしれない。
■Dolby Atmosイネーブルドスピーカー搭載の3.1.2ch、使い勝手の良さも魅力的
本機「DHT-S517」は、ドルビーアトモスに対応した3.1.2chの本格派サウンドバー。バーチャルサラウンド技術も利用するが、3.1.2chのリアル構成というのが重要なポイントだ。頭の “3” は、フロントが3ch、つまり、左右スピーカー(2ウェイ)に加え、ホームシアターでセリフやボーカルを担当し、特に重要とされるセンタースピーカーを独立して搭載しているという意味。
真ん中の “.1” は独立したワイヤレス接続のサブウーファー、最後の “.2” はハイトで、本機の場合、天面に搭載された2個のDolby Atmosイネーブルドスピーカーから放たれた音が、天井を反射してリスナーに届くことで、高さ方向の立体感を表現する。
デジタル音声入力はHDMIでeARCに対応し、テレビからはHDMI経由で音声信号を受け取ることが可能。テレビもeARC対応なら、Blu-rayに収録されている高ビットレートで高音質なドルビーアトモス音声を、テレビ経由でも利用できる。ほか、HDMI接続のCEC機能により、対応テレビのリモコンで本機の音量調整ができ、電源オン・オフの連動も可能など、使い勝手の面でも最新だ。
■コンパクトなサウンドバーでも、NetflixなどのDolby Atmos音声をバッチリ再生!
今、最新の視聴スタイルとは、テレビ単体で各種動画配信サービスを再生するスタイルだ。このようなユーザーは既に多く、主流になりつつある。この場合、テレビがARCに対応していれば、S517との接続はHDMIケーブル1本で済み、配線がスッキリできる上、音量や電源操作連動ができるなどいいことずくめ。サウンドバーがテレビと一体化したような使い勝手は快適だ。
ちなみに、Netflixなどの動画配信コンテンツに収録されているドルビーアトモス音声はビットレートが1Mbps以下なので、テレビがARC対応(eARC非対応)でも、本機にドルビーアトモス音声を伝送およびデコードして再生することができる。なお、本機はDTSフォーマットに対応していないが、動画配信サービスではドルビーアトモスやドルビーデジタルが主流なので、こうした最新の視聴スタイルに照らすと、不足を感じる場面は少ないはずだ。
対してBlu-rayディスクだが、配信と比べるとドルビーアトモス音声の収録ビットレートが高く、高音質なため、映画ファンやオーディオファンには根強い人気がある。この場合も、テレビがeARCに対応していれば、Blu-rayプレーヤーからテレビ経由で本機に音声データをロスなく伝送して再生ができる。テレビがARC対応(eARC非対応)なら、プレーヤーを本機のHDMI入力端子に直接接続すれば良い。
さらにこだわりを持つユーザーの場合、Blu-rayに収録されたDTSも気になるだろうが、その場合は、本機のDTS非対応を嘆くよりも、トータルのクオリティーバランスを考えて、AVアンプやスピーカーを検討するのが良いだろう。なお、Blu-rayに収録の音声はPCMとドルビーデジタルが基本で、DTSはオプション扱いになっていることが多い。
作品によってはDTSはマルチでDolbyは2chなど “DTS推し” のタイトルも存在するが、本機ではリニアPCMに変換して出力することが可能なので、DTS非対応が問題になることはほとんどないだろう。また、テレビのHDMI出力が「音声オート」で利用できる場合は、DTSを入力すれば自動的にリニアPCMに変換してくれるので、分からないユーザーは特に気にしなくても大丈夫だ。
“バー” という名前の通り見た目こそ似通いがちだが、クオリティーや機能は様々。なのでサウンドバーを選ぶときは、どんなことができるのかなどを見極めることが重要だ。
例えば昨今のAV業界のトレンドとして、NetflixやAmazon Prime Videoといったサブスクリプション方式の動画配信サービスが主流になってきたため、テレビもこういった動画配信サービスの再生機能を内蔵したものが当たり前になりつつある。さらに音声はドルビーアトモスによる、全方位から音に包み込まれるような立体の「イマーシブサウンド」に対応したコンテンツも急増中。そう、サウンドバーも、そうした動向に沿って進化した製品を選びたい。
今回は、そんな “最新動向” にピッタリな機能と性能を備えるデノンの「DHT-S517」を徹底リポート。より良いサウンドを楽しむための使いこなしポイントもご紹介する。既にサウンドバーを愛用している方も、買い替えのタイミングが来たかもしれない。
■Dolby Atmosイネーブルドスピーカー搭載の3.1.2ch、使い勝手の良さも魅力的
本機「DHT-S517」は、ドルビーアトモスに対応した3.1.2chの本格派サウンドバー。バーチャルサラウンド技術も利用するが、3.1.2chのリアル構成というのが重要なポイントだ。頭の “3” は、フロントが3ch、つまり、左右スピーカー(2ウェイ)に加え、ホームシアターでセリフやボーカルを担当し、特に重要とされるセンタースピーカーを独立して搭載しているという意味。
真ん中の “.1” は独立したワイヤレス接続のサブウーファー、最後の “.2” はハイトで、本機の場合、天面に搭載された2個のDolby Atmosイネーブルドスピーカーから放たれた音が、天井を反射してリスナーに届くことで、高さ方向の立体感を表現する。
デジタル音声入力はHDMIでeARCに対応し、テレビからはHDMI経由で音声信号を受け取ることが可能。テレビもeARC対応なら、Blu-rayに収録されている高ビットレートで高音質なドルビーアトモス音声を、テレビ経由でも利用できる。ほか、HDMI接続のCEC機能により、対応テレビのリモコンで本機の音量調整ができ、電源オン・オフの連動も可能など、使い勝手の面でも最新だ。
■コンパクトなサウンドバーでも、NetflixなどのDolby Atmos音声をバッチリ再生!
今、最新の視聴スタイルとは、テレビ単体で各種動画配信サービスを再生するスタイルだ。このようなユーザーは既に多く、主流になりつつある。この場合、テレビがARCに対応していれば、S517との接続はHDMIケーブル1本で済み、配線がスッキリできる上、音量や電源操作連動ができるなどいいことずくめ。サウンドバーがテレビと一体化したような使い勝手は快適だ。
ちなみに、Netflixなどの動画配信コンテンツに収録されているドルビーアトモス音声はビットレートが1Mbps以下なので、テレビがARC対応(eARC非対応)でも、本機にドルビーアトモス音声を伝送およびデコードして再生することができる。なお、本機はDTSフォーマットに対応していないが、動画配信サービスではドルビーアトモスやドルビーデジタルが主流なので、こうした最新の視聴スタイルに照らすと、不足を感じる場面は少ないはずだ。
対してBlu-rayディスクだが、配信と比べるとドルビーアトモス音声の収録ビットレートが高く、高音質なため、映画ファンやオーディオファンには根強い人気がある。この場合も、テレビがeARCに対応していれば、Blu-rayプレーヤーからテレビ経由で本機に音声データをロスなく伝送して再生ができる。テレビがARC対応(eARC非対応)なら、プレーヤーを本機のHDMI入力端子に直接接続すれば良い。
さらにこだわりを持つユーザーの場合、Blu-rayに収録されたDTSも気になるだろうが、その場合は、本機のDTS非対応を嘆くよりも、トータルのクオリティーバランスを考えて、AVアンプやスピーカーを検討するのが良いだろう。なお、Blu-rayに収録の音声はPCMとドルビーデジタルが基本で、DTSはオプション扱いになっていることが多い。
作品によってはDTSはマルチでDolbyは2chなど “DTS推し” のタイトルも存在するが、本機ではリニアPCMに変換して出力することが可能なので、DTS非対応が問題になることはほとんどないだろう。また、テレビのHDMI出力が「音声オート」で利用できる場合は、DTSを入力すれば自動的にリニアPCMに変換してくれるので、分からないユーザーは特に気にしなくても大丈夫だ。
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