PR 公開日 2023/06/23 06:30
“超高コスパ“イヤホンが音質&機能強化!Maestraudio「MA910SR」の表現力に鳥肌が立った
待望のリケーブル対応モデル
2022年秋に彗星の如く現れ、ポータブルオーディオファンの心を掴んだMaestraudio(マエストローディオ)のIEM「MA910S」。1万円前後と買いやすい価格、ダイナミック型とパッシブツイーター「RST」を組み合わせた驚異の空間表現力、さらには日本発ブランドによる国内組み上げという安心感まで備えた「超高コスパ」モデルとして今でも売れ筋となっている。その実力は筆者も体感し、レビュー記事にまとめているので、そちらもぜひご確認いただきたい。
そのMA910Sがこの夏、リケーブル対応モデルに進化し、「MA910SR」として登場した。良い音の追求に余念がない同ブランドの新製品だけあり、単にリケーブルに対応したに留まらないこだわりが詰まっている。今回はこのMA910SRの魅力に迫っていこう。
Maestraudioの良い音へのこだわりは、ブランドの成り立ちを知ると理解しやすい。同ブランドを展開するオーツェイドは、圧電セラミックスによる技術開発・コンサルティングを生業とする企業だ。この技術力を駆使し、2016年末にイヤホンブランド「intime」(アンティーム)を立ち上げた。翌年1月に発売した「碧(SORA)」シリーズは瞬く間に大ヒット。セラミック製ツイーター「VST」とダイナミック型を組み合わせたサウンドが高い評価を得た。
このセラミック技術を活かした高音質・高品質を求める声に応えるべく、IEMブランドのMaestraudioが作られた。ブランド名はMaestro(巨匠)とAudio(音響)を組み合わせた造語であり、この点からも良い音への想いを強く持っていることが分かる。
Maestraudioの立ち上げに合わせて発売されたMA910Sも、また大ヒットとなるのだが、同時に「リケーブルモデルを」という声が届くようになったそう。その優れた音質が、オーディオマニア達の「自分好みのサウンドを求める心」を刺激したのだろう。筆者もMA910Sの試聴時に、「リケーブルできたら、さらに可能性が広がりそうだな」と感じたのを鮮明に覚えている。こうしたユーザーからのリケーブル熱に応えるべく、MA910SRの開発がスタートしたという。
リケーブル化するなら、単に端子をつければいいだけと考えがちだが、それほど単純ではない。端子を設けることで、接点抵抗が大きくなり音質に影響が出やすくなるのだ。
Maestraudioでは、この課題をクリアするため検証を重ね、端子部に日本ディックスが開発した「Pentaconn ear」を採用した。
この端子、一見するとMMCX端子に似た形状だが、中身は別物。中央の細い端子は特殊銅合金でできており、導体抵抗が極めて低く耐久性も高い。また、接触面積を確保しつつも接点抵抗を抑える形状のため、構造が近いMMCXと比べて「接点抵抗を1/10に抑えられる」うえ、「着脱時の安定感にも優れる」という。
実際に抜き挿ししてみると、驚くほどスムーズ。挿したとき、円柱状の先端の全体が接触しているようにガッチリとはまる感触があり、端子が空回りしにくい。抜くときは、少し力を入れるとスッと外れる。
驚いたのは、何回着脱しても抜く時の力加減が一定だったこと。硬すぎたり、軽すぎたりなんてことは一度もない。それだけ、固定時の状態が安定しているのだろう。これなら、ケーブルの特性を最大限に引き出せ、その違いによる音の変化を存分に味わえる。
音質面では、MA910Sで非常に評価の高かった「歪みの少ないナチュラルサウンド」と「広いサウンドステージ」を踏襲。ドライバー構成は従来機と同じ10mm径のグラフェンコートダイナミック型と9mm径のパッシブ型セラミックコートトゥイーター「RST」(Reactive Sympathetic Tweeter)の組み合わせとした。TBI Audio Systems LLCの音響補正技術「HDSS」を搭載した点も同様だ。
MA910SRではフェイスプレート素材を変更。従来機の樹脂製から、新たにアルミ素材となった。これは、研究を重ねる中で、ドライバーが発する音が背後のフェイスプレートに衝突することで小さな振動が発生し、この振動の伝わる速さで情報量に違いが出ることから、情報量の多いサウンドにするために採用したのだという。
アルミ製フェイスプレートは高級感のアップにも寄与しており、所有欲をかき立てる。カラーバリエーションも紺を基調とした「マエストロブルー」と、水色に近い「グレイシアブルー」の2種類を用意する。
リケーブルは、高純度OFCと銀コートOFCを組み合わせたハイブリッドケーブルを採用。長さは1.2mで再生デバイス側の端子にはL字型の3.5mmステレオミニ端子を備える。イヤホン側の端子が前述のPentaconn earなことを除けば、基本仕様は従来機と同じだ。
イヤーピースにはintimeブランドの「iSep01」が付属する。装着感が良好なうえ、サイズ別に軸の色が異なっており見分けやすい。従来機で好評の本革製のコードリールとキャリングポーチも付いており、高コスパへの期待も裏切らない。
そのMA910Sがこの夏、リケーブル対応モデルに進化し、「MA910SR」として登場した。良い音の追求に余念がない同ブランドの新製品だけあり、単にリケーブルに対応したに留まらないこだわりが詰まっている。今回はこのMA910SRの魅力に迫っていこう。
「リケーブルを楽しみたい」という声に応えるべく開発されたニューモデル
Maestraudioの良い音へのこだわりは、ブランドの成り立ちを知ると理解しやすい。同ブランドを展開するオーツェイドは、圧電セラミックスによる技術開発・コンサルティングを生業とする企業だ。この技術力を駆使し、2016年末にイヤホンブランド「intime」(アンティーム)を立ち上げた。翌年1月に発売した「碧(SORA)」シリーズは瞬く間に大ヒット。セラミック製ツイーター「VST」とダイナミック型を組み合わせたサウンドが高い評価を得た。
このセラミック技術を活かした高音質・高品質を求める声に応えるべく、IEMブランドのMaestraudioが作られた。ブランド名はMaestro(巨匠)とAudio(音響)を組み合わせた造語であり、この点からも良い音への想いを強く持っていることが分かる。
Maestraudioの立ち上げに合わせて発売されたMA910Sも、また大ヒットとなるのだが、同時に「リケーブルモデルを」という声が届くようになったそう。その優れた音質が、オーディオマニア達の「自分好みのサウンドを求める心」を刺激したのだろう。筆者もMA910Sの試聴時に、「リケーブルできたら、さらに可能性が広がりそうだな」と感じたのを鮮明に覚えている。こうしたユーザーからのリケーブル熱に応えるべく、MA910SRの開発がスタートしたという。
Pentaconn ear端子の採用で、リケーブルの良さを引き出す
リケーブル化するなら、単に端子をつければいいだけと考えがちだが、それほど単純ではない。端子を設けることで、接点抵抗が大きくなり音質に影響が出やすくなるのだ。
Maestraudioでは、この課題をクリアするため検証を重ね、端子部に日本ディックスが開発した「Pentaconn ear」を採用した。
この端子、一見するとMMCX端子に似た形状だが、中身は別物。中央の細い端子は特殊銅合金でできており、導体抵抗が極めて低く耐久性も高い。また、接触面積を確保しつつも接点抵抗を抑える形状のため、構造が近いMMCXと比べて「接点抵抗を1/10に抑えられる」うえ、「着脱時の安定感にも優れる」という。
実際に抜き挿ししてみると、驚くほどスムーズ。挿したとき、円柱状の先端の全体が接触しているようにガッチリとはまる感触があり、端子が空回りしにくい。抜くときは、少し力を入れるとスッと外れる。
驚いたのは、何回着脱しても抜く時の力加減が一定だったこと。硬すぎたり、軽すぎたりなんてことは一度もない。それだけ、固定時の状態が安定しているのだろう。これなら、ケーブルの特性を最大限に引き出せ、その違いによる音の変化を存分に味わえる。
音質面では、MA910Sで非常に評価の高かった「歪みの少ないナチュラルサウンド」と「広いサウンドステージ」を踏襲。ドライバー構成は従来機と同じ10mm径のグラフェンコートダイナミック型と9mm径のパッシブ型セラミックコートトゥイーター「RST」(Reactive Sympathetic Tweeter)の組み合わせとした。TBI Audio Systems LLCの音響補正技術「HDSS」を搭載した点も同様だ。
MA910SRではフェイスプレート素材を変更。従来機の樹脂製から、新たにアルミ素材となった。これは、研究を重ねる中で、ドライバーが発する音が背後のフェイスプレートに衝突することで小さな振動が発生し、この振動の伝わる速さで情報量に違いが出ることから、情報量の多いサウンドにするために採用したのだという。
アルミ製フェイスプレートは高級感のアップにも寄与しており、所有欲をかき立てる。カラーバリエーションも紺を基調とした「マエストロブルー」と、水色に近い「グレイシアブルー」の2種類を用意する。
リケーブルは、高純度OFCと銀コートOFCを組み合わせたハイブリッドケーブルを採用。長さは1.2mで再生デバイス側の端子にはL字型の3.5mmステレオミニ端子を備える。イヤホン側の端子が前述のPentaconn earなことを除けば、基本仕様は従来機と同じだ。
イヤーピースにはintimeブランドの「iSep01」が付属する。装着感が良好なうえ、サイズ別に軸の色が異なっており見分けやすい。従来機で好評の本革製のコードリールとキャリングポーチも付いており、高コスパへの期待も裏切らない。
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