公開日 2019/10/14 06:00
2人で同じ曲をBluetoothイヤホンで聴きたい、どうすれば良い?
【連載】ガジェットTIPS
スマートフォンに複数のBluetoothイヤホンを登録(ペアリング)しておき、同時に接続状態にすれば音楽再生を同時に楽しめるかも、2人で同じ曲をワイヤレスで聴けるかも...そう考える人は少なくないようです。
実際、Bluetoothイヤホンは画面をスクロールしなければならないほどの台数をスマートフォン/パソコンに登録しておくことができますし、有線ならともかく無線ですから、できそうな気もしてしまいます。
結論からいうと、1台のスマートフォンで2台のBluetoothイヤホンに音を出すことは可能ですが、環境を選びます。
Bluetoothの規格では複数の機器との同時待ち受け(マルチポイント)をサポートしていますが、Hi-Fiオーディオで利用される通信仕様「A2DPプロファイル」に対応した製品はごくわずかで、送信側(スマートフォンやDAP)と受信側(Bluetoothイヤホン/スピーカー)が一対で利用されるケースがほとんどだからです。
音声通話に利用され「ヘッドセット」などと呼ばれるBluetoothデバイスには、マルチポイントをサポートしている製品が多数存在します。ただし、同時に音を出す2台のうち1台はHFPまたはHSPプロファイルを使用するものがほとんどで、両方ともA2DPでの同時待ち受けが可能という製品はごく少数です。
例外も存在します。Jabra社のいくつかのBluetoothヘッドホン(ex. Elite 85h)は、A2DPのマルチポイントをサポートしているため、1台のスマートフォンに2台の製品をペアリングすれば同時に音楽を聴くことができます。
AppleのAirPodsも、iOS 13以降が動作するiPhone/iPadを使えば2台のAirPodsで同時に音楽再生できますが、独自の処理を行うためiPhone/iPad以外ではそのような聴きかたはできません。
実際、Bluetoothイヤホンは画面をスクロールしなければならないほどの台数をスマートフォン/パソコンに登録しておくことができますし、有線ならともかく無線ですから、できそうな気もしてしまいます。
結論からいうと、1台のスマートフォンで2台のBluetoothイヤホンに音を出すことは可能ですが、環境を選びます。
Bluetoothの規格では複数の機器との同時待ち受け(マルチポイント)をサポートしていますが、Hi-Fiオーディオで利用される通信仕様「A2DPプロファイル」に対応した製品はごくわずかで、送信側(スマートフォンやDAP)と受信側(Bluetoothイヤホン/スピーカー)が一対で利用されるケースがほとんどだからです。
音声通話に利用され「ヘッドセット」などと呼ばれるBluetoothデバイスには、マルチポイントをサポートしている製品が多数存在します。ただし、同時に音を出す2台のうち1台はHFPまたはHSPプロファイルを使用するものがほとんどで、両方ともA2DPでの同時待ち受けが可能という製品はごく少数です。
例外も存在します。Jabra社のいくつかのBluetoothヘッドホン(ex. Elite 85h)は、A2DPのマルチポイントをサポートしているため、1台のスマートフォンに2台の製品をペアリングすれば同時に音楽を聴くことができます。
AppleのAirPodsも、iOS 13以降が動作するiPhone/iPadを使えば2台のAirPodsで同時に音楽再生できますが、独自の処理を行うためiPhone/iPad以外ではそのような聴きかたはできません。