公開日 2022/04/08 06:30
映画アドバイザーが推す週末サブスクこの1本。『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』
【第5回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2020年の配信作『監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影』をご紹介します!
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『監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影』(2020年・アメリカ)
(配信:Netflix)
今や誰の生活においても欠かすことのできないスマホやSNSなどのデジタルツール。その利便性に反して、さまざまなリスクや弊害が生じている事実を、かつてGoogle・facebook・Twitter・Instagramなどの大手企業で働いていた専門家たちの証言やドラマパートを交えて描くジェフ・オーロースキー監督のドキュメンタリー作品。
友人とのコミュニケーション、仕事での活用、情報収集やショッピングなど、スマホやSNSの存在が生活の一部と化しているこの状況に、あなたは違和感や危機感を抱いたことはありますか? 無論、スマホを手放すことを勧めたり、SNSを使うなと言いたいわけではありません。本来「使う」はずのツールに「使われている」なんてことになってしまってはいないか。仮に全てを手放したとして、平気でいられる心を自分は所持しているのか。本作を目にしたのなら、きっとそれらの問いを投げかけられることになる。
その上で、自分にとって価値のある情報や繋がりとは一体何なのか。余計なものに惑わされることなく、このデジタル社会を健全に生きていくためにはどうするべきなのか。今ある日常、スマホやSNSとの距離感を見つめ直し、より良き関わり方を模索する機会に巡り会わせてくれる作品です。
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影』(2020年・アメリカ)
(配信:Netflix)
今や誰の生活においても欠かすことのできないスマホやSNSなどのデジタルツール。その利便性に反して、さまざまなリスクや弊害が生じている事実を、かつてGoogle・facebook・Twitter・Instagramなどの大手企業で働いていた専門家たちの証言やドラマパートを交えて描くジェフ・オーロースキー監督のドキュメンタリー作品。
友人とのコミュニケーション、仕事での活用、情報収集やショッピングなど、スマホやSNSの存在が生活の一部と化しているこの状況に、あなたは違和感や危機感を抱いたことはありますか? 無論、スマホを手放すことを勧めたり、SNSを使うなと言いたいわけではありません。本来「使う」はずのツールに「使われている」なんてことになってしまってはいないか。仮に全てを手放したとして、平気でいられる心を自分は所持しているのか。本作を目にしたのなら、きっとそれらの問いを投げかけられることになる。
その上で、自分にとって価値のある情報や繋がりとは一体何なのか。余計なものに惑わされることなく、このデジタル社会を健全に生きていくためにはどうするべきなのか。今ある日常、スマホやSNSとの距離感を見つめ直し、より良き関わり方を模索する機会に巡り会わせてくれる作品です。
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、渋谷クロスFM・Voicy・各種WEB・雑誌・メディア等で映画を紹介。イベント登壇、映画祭審査員、映画のカメオ出演、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |