• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/10/23 12:24

新しい第2世代AirPods Proと安くなった第1世代AirPods Pro、どっちを買うべき?

第3世代AirPodsという選択肢も
風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
第2世代AirPods Proが発売されたが、ECサイトなどでは、まだ第1世代AirPods Proも販売が続いており、しかも安くなっている。さらに、Proではない第3世代AirPodsも、意外と価格が近い。どれを買うべきか迷っているという方のために、機能やスペックをかんたんに整理していこう。

記事執筆時点のAmazonでの販売価格を比べると、第2世代AirPods Proは参考価格から値引きがなく、39,800円(税込/以下同)+5%ポイント(1,990円相当)還元。差し引き37,810円で売られている。

第2世代AirPods Pro

一方の第1世代AirPods Proは、参考価格の38,800円から22%OFFの30,101円となっており、ポイントは1%還元(301円相当)。差し引き29,800円と、3万円を割り込んでいる。

つまり、第2世代と第1世代の販売価格の差は8,010円となる。物価高騰の昨今、とても小さいとは言えない金額で、これをどう考えるかがポイントだ。

こちらは第1世代。マイクの位置などが変更されている

そして、第3世代AirPodsは26,061円で販売されている。ポイント還元は1%で、これを差し引くと25,800円だ。第1世代AirPods Proとの価格差は4,000円と、かなり接近している。

まず、無印のAirPodsにするか、それともAirPods Proにするかを考えよう。これは、主にはノイズキャンセリング機能のあり・なしで考えればよい。ノイズキャンセリングが搭載されているのがAirPods Pro、ないのがAirPodsだ。

第3世代AirPodsとAirPods Proのデザインはかなり似ているし、第3世代AirPodsは個人に最適化した空間オーディオの再生、耳にあわせて音を調整するアダプティブイコライゼーションなども搭載している。昨年時点での最新技術が惜しみなく投入されている印象で、かなり高機能だ。ノイズキャンセリング以外の機能はあまりProと変わらない。

私個人の感覚では、4,000円の差であれば、ノイズキャンセリングがある第1世代AirPods Proを推したい。一方で体質的にノイズキャンセリングが合わない、あるいは不要という方には、少しでも安く、バッテリー持続時間もやや長い第3世代AirPodsをあえて選ぶというのもアリだ。もちろん近い価格帯には、音質や機能が高い他社製モデルも多数存在するが、あくまでAirPods同士の比較とご理解いただきたい。

続いて、第2世代AirPods Proと第1世代AirPods Proの比較検討だ。第2世代にあって第1世代にないもの、あるいは第2世代で強化された主なポイントは以下の通りだ。

・H2チップの搭載(第1世代はH1チップ)
・より強化されたノイズキャンセリング
・より自然になった外部音取り込み機能
・音楽再生時の音質向上
・イヤホン単体で音量調整が可能に
・適応型環境音除去
・通話音質の向上
・バッテリーの持続時間がより長く
・充電ケースにスピーカーやU1チップも搭載。紛失時により探しやすく

ほかにも違いや進化はあるが、わかりやすさ重視で簡潔にまとめてみた。それぞれの機能の詳細や、第1世代から第2世代でどの程度強化されたのかといった比較は、山本敦氏のレビュー記事や、私のレビュー記事を参照してほしい。

3機種の主な機能を比較した表

ざっくり比較すると、第2世代になって、ノイキャンの効果や音質が、ぐっと引き上げられた。特にノイキャンを頻繁に使う方なら、これだけでも価格差なりの価値はある。ほかにも多数の機能追加、あるいは進化が行われているので、現在の価格差であれば、第2世代AirPod Proを選んだ方が満足度は高そうだ。

一方で「それほどノイキャン効果が強くなくても良い」「音質にそれほどこだわらない」という方で、少しでも出費を節約したいのであれば、第1世代機を購入するという選択肢も、もちろんアリだ。

ただし年末のセール時などに、もう少し販売価格が下がる可能性もあるので、それを確認してからでもよいかもしれない。たとえば第2世代がセール対象にならず、一方で第1世代が26,000円程度以下になれば、つまり販売価格の差が1万円以上になれば、コスパではかなり良い勝負になると考える。

ただし、これは現時点の機能を比較した際の話。将来的に、H2チップを搭載した第2世代AirPods Proだけの新機能が追加される可能性もある。そういったことを考え合わせると、新モデルを買っておいた方が後悔することは少ないだろう。



この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BS12にすべてをかけて。映画『ボルテスV レガシー』が12月15日にテレビ初放送
2 7万円以下で叶う、アナログプレーヤーとスピーカーの組み合わせ!オーディオテクニカ「AT-LP70X/AT-LP70XBT」&「AT-SP3X」
3 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
4 Amazon Prime Videoで8チャンネルが30日間無料!シネフィルWOWOWやLemino、東映、STARなど
5 【ミニレビュー】ストリーミングがアナログ的サウンドに。ゾノトーンの同軸デジタル「Silver Granster HD-1 Rh」
6 ヘーゲル、ネットワーク/フォノ入力にも対応する多機能プリメインアンプ「H190v」
7 AKM、デジタル/アナログ分離思想を継ぐDAコンバーター「AK4498EX」
8 バッファロー、「nasne」&「PS5」のセットが当たるプレゼントキャンペーン。11/20までの3日間限定
9 ラックスマン、「D-03X」「L-505Z」購入者に高音質オーディオケーブルプレゼント。11/20から来年1/20まで
10 アンダンテラルゴ、小型オーディオ機器用ボード「Primo Board」。ミニコンポや電源等に活用可能
11/19 10:29 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX