公開日 2023/01/10 10:30
スマホでハイレゾ音楽配信を楽しむときの注意点とは?
【連載】ガジェットTIPS
音楽のストリーミングサービスといえば、膨大な数の楽曲が月定額で聴き放題になることが魅力のひとつ。しかし、人は環境に慣れるもの。いまや曲数だけではアピールしなくなり、Apple MusicやAmazon Musicといった大手はCDと同等の「ロスレス」、CDを上回る情報量を持つ「ハイレゾ」の配信に力を入れています。
しかし、ハイレゾは聴く側の “受け入れ体制” があってこそ。スマートフォンと有線イヤホンの組み合わせであれば、周辺機器としてハイレゾ再生可能なUSB DACやヘッドホンアンプが必要です。スマートフォンでは定番アイテムになりつつある完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾ級の再生を楽しもうとすれば、LDACやaptX Adaptiveといった音質が売りのコーデックに対応したスマートフォンが欠かせません。
USB DAC/ヘッドホンアンプに頼らずハイレゾ再生を行う場合は、スマートフォン側の対応が必要です。Androidスマートフォンでは、音楽再生アプリ側ではデコード(FLAC/ALACで符号化された音楽データを復号化する処理)せず、音楽データをそのままデコード機能を備えたICに渡す仕様のアプリが主流なため、スマートフォンに搭載されたICがサポートするフォーマットで配信されないかぎり、サンプリングレート変換が行われる可能性があります。
たとえば、Apple Musicはハイレゾ音源をALACで配信しますが、アプリはALACをそのままICに渡す仕様です。XperiaシリーズなどALACのデコード機能を備えたスマートフォンでないかぎりサンプリングレート変換(ダウンサンプリング)を伴うため、192kHz/24bitで配信されている楽曲でもイヤホンジャックからの出力はそれ以下になります。FLACで配信するAmazon Musicも、同様の仕組みです。
なお、YouTube Musicなどアプリ側でデコードする仕様の場合は、搭載されたICにかかわらずサンプリングレート変換を回避できます。ただし、AAudioというAndroid OSに含まれるオーディオAPIへの対応が前提となるため、すべてのアプリでサンプリングレート変換を回避できるわけではありません。
しかし、ハイレゾは聴く側の “受け入れ体制” があってこそ。スマートフォンと有線イヤホンの組み合わせであれば、周辺機器としてハイレゾ再生可能なUSB DACやヘッドホンアンプが必要です。スマートフォンでは定番アイテムになりつつある完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾ級の再生を楽しもうとすれば、LDACやaptX Adaptiveといった音質が売りのコーデックに対応したスマートフォンが欠かせません。
USB DAC/ヘッドホンアンプに頼らずハイレゾ再生を行う場合は、スマートフォン側の対応が必要です。Androidスマートフォンでは、音楽再生アプリ側ではデコード(FLAC/ALACで符号化された音楽データを復号化する処理)せず、音楽データをそのままデコード機能を備えたICに渡す仕様のアプリが主流なため、スマートフォンに搭載されたICがサポートするフォーマットで配信されないかぎり、サンプリングレート変換が行われる可能性があります。
たとえば、Apple Musicはハイレゾ音源をALACで配信しますが、アプリはALACをそのままICに渡す仕様です。XperiaシリーズなどALACのデコード機能を備えたスマートフォンでないかぎりサンプリングレート変換(ダウンサンプリング)を伴うため、192kHz/24bitで配信されている楽曲でもイヤホンジャックからの出力はそれ以下になります。FLACで配信するAmazon Musicも、同様の仕組みです。
なお、YouTube Musicなどアプリ側でデコードする仕様の場合は、搭載されたICにかかわらずサンプリングレート変換を回避できます。ただし、AAudioというAndroid OSに含まれるオーディオAPIへの対応が前提となるため、すべてのアプリでサンプリングレート変換を回避できるわけではありません。