<CES2007:シャープ>108型やネットワーク対応など“AQUOS”の進化を加速
シャープのブースでは、既にプレスカンファレンスで発表された108V型モデルを筆頭に、多種多様なサイズの“AQUOS”がピラミッド状に積み上げられている。その威容に、思わずラスベガスで宿泊しているホテル「ルクソール」を連想してしまった。
108V型モデルの人気ぶりは「凄い」の一言。今回、シャープブースとサムスン電子ブースは隣り合わせになっており、シャープの108V型のすぐ側にサムスン電子の102V型PDPが置かれているのだが、シャープは訪れる人のほとんどが足を止め、中にはテレビと一緒に記念撮影する人もいる一方、サムスンの102V型にはほとんど誰も注目しない。いくらサムスンの102V型が既に発表されているものとは言え、その対比はあまりに鮮やかで、少し気の毒に思えるほどだった。
さて、北米でのAQUOSの新シリーズは、すでにお伝えしたとおり、D92シリーズ、D82シリーズ、D43シリーズの3ラインナップで計12モデル。 製品の詳細はこちらの記事に譲る。画質向上技術では、60Hzから120Hzにコンバートする倍速駆動技術や、コントラスト向上技術などを大きく紹介していた。
また、参考展示レベルだが、DLNA対応のネットワークAQUOSにも注目したい。DLNA対応機器に接続して、対応機器内の映像や音声、静止画などを閲覧できるほか、Viivにも対応しており、Viiv対応PCにダウンロードした映像を再生することも可能。ネットワークのソフトには、マクロビジョン社の「mediabolic」を採用している。ネットワークにはPLCを使用し、2本のHD映像を同時に受信できるという。
さらにAQUOS関連の試作展示では、デジカメとAQUOSを「IrSimpleShot」という赤外線通信方式で結び、デジカメ内の映像をテレビ内のHDDに蓄えるというソリューションも紹介された。IrSimpleShotは同社の携帯電話などに搭載されており、主に携帯機器を想定したものと言えそうだ。
AQUOSの展示では、日本では既におなじみとなった亀山工場を、「KAMEYAMA PLANT」として大々的にアピール。日本と同様、米国でもパネルの産地を訴求することでブランド力強化につなげるねらいだろう。
また、“AQUOS for Gaming”と題し、同社のフルHDモデルとPlaをHDMIでつなぐ展示コーナーも用意。「PS3とフルHDモデルが新しいライフスタイルを切り開く」とアピールした。
このほかディスプレイ関連では、昨年のCEATECで紹介された、64型の4K2K(4,096×2,160)モニターや、コントラスト比100万対1の「メガコントラスト液晶」なども出展している。
Blu-ray Disc関連では、会場のあちこちにBDプレーヤー「DV-BP1」が置かれていた。IFA2006やCEATECなどで既に発表済みのモデルで、米国内では1,000ドル強での販売を予定する。筐体前面にはDTS-HD/ドルビーデジタルプラス/ドルビーTrueHDのロゴが見える。また、これもIFAやCEATECで展示されていたモデルだが、Blu-rayプレーヤーと22.5MHzサンプリングの1ビットアンプ、7.1chスピーカーを組み合わせたシアターシステム「BD-MP70」も紹介。特別に設けられたシアタールーム内でデモ再生を行っていた。
このほか、日本で未見の商品としては、iPod用のオーディオシステム「DK-A1/DK-A1BK」を展示。iPodを直接差せる製品で、筐体の左右にはネオンライトがまばゆく輝く、アメリカ人好みのデザインだ。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007
108V型モデルの人気ぶりは「凄い」の一言。今回、シャープブースとサムスン電子ブースは隣り合わせになっており、シャープの108V型のすぐ側にサムスン電子の102V型PDPが置かれているのだが、シャープは訪れる人のほとんどが足を止め、中にはテレビと一緒に記念撮影する人もいる一方、サムスンの102V型にはほとんど誰も注目しない。いくらサムスンの102V型が既に発表されているものとは言え、その対比はあまりに鮮やかで、少し気の毒に思えるほどだった。
さて、北米でのAQUOSの新シリーズは、すでにお伝えしたとおり、D92シリーズ、D82シリーズ、D43シリーズの3ラインナップで計12モデル。 製品の詳細はこちらの記事に譲る。画質向上技術では、60Hzから120Hzにコンバートする倍速駆動技術や、コントラスト向上技術などを大きく紹介していた。
また、参考展示レベルだが、DLNA対応のネットワークAQUOSにも注目したい。DLNA対応機器に接続して、対応機器内の映像や音声、静止画などを閲覧できるほか、Viivにも対応しており、Viiv対応PCにダウンロードした映像を再生することも可能。ネットワークのソフトには、マクロビジョン社の「mediabolic」を採用している。ネットワークにはPLCを使用し、2本のHD映像を同時に受信できるという。
さらにAQUOS関連の試作展示では、デジカメとAQUOSを「IrSimpleShot」という赤外線通信方式で結び、デジカメ内の映像をテレビ内のHDDに蓄えるというソリューションも紹介された。IrSimpleShotは同社の携帯電話などに搭載されており、主に携帯機器を想定したものと言えそうだ。
AQUOSの展示では、日本では既におなじみとなった亀山工場を、「KAMEYAMA PLANT」として大々的にアピール。日本と同様、米国でもパネルの産地を訴求することでブランド力強化につなげるねらいだろう。
また、“AQUOS for Gaming”と題し、同社のフルHDモデルとPlaをHDMIでつなぐ展示コーナーも用意。「PS3とフルHDモデルが新しいライフスタイルを切り開く」とアピールした。
このほかディスプレイ関連では、昨年のCEATECで紹介された、64型の4K2K(4,096×2,160)モニターや、コントラスト比100万対1の「メガコントラスト液晶」なども出展している。
Blu-ray Disc関連では、会場のあちこちにBDプレーヤー「DV-BP1」が置かれていた。IFA2006やCEATECなどで既に発表済みのモデルで、米国内では1,000ドル強での販売を予定する。筐体前面にはDTS-HD/ドルビーデジタルプラス/ドルビーTrueHDのロゴが見える。また、これもIFAやCEATECで展示されていたモデルだが、Blu-rayプレーヤーと22.5MHzサンプリングの1ビットアンプ、7.1chスピーカーを組み合わせたシアターシステム「BD-MP70」も紹介。特別に設けられたシアタールーム内でデモ再生を行っていた。
このほか、日本で未見の商品としては、iPod用のオーディオシステム「DK-A1/DK-A1BK」を展示。iPodを直接差せる製品で、筐体の左右にはネオンライトがまばゆく輝く、アメリカ人好みのデザインだ。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007