IFA2009レポート
ビクターが「薄さ6.4mm」の32V型“Xiview”を公開 − 新極薄ムービー“PICSIO”も登場
ビクターがIFA2009ブースのテーマに掲げるキーワードは“SLIM&SOPHISTICATED”。パネルの薄さ6.4mmを実現した“Xiview”「LT-32WX50EU」や新コンセプトのカムコーダー“PICSIO(ピクシオ)”が姿を現した。
ブースのメインテーマである“SLIM”は、超薄型LCDディスプレイ、カムコーダー“PICSIO”、薄型スピーカー採用ホームシアターシステムなどに具現化されている。また薄型AV機器がもたらす「Sophisticated(洗練された)」ライフスタイルを各コーナーで提案している。会場で見つけることのできた注目製品を順にご紹介していこう。
32V型“Xiview”とライフスタイルを変革する超薄型ディスプレイ
国内でも8月から発売を開始した、薄さ6.4mmの業務用32V型フルHD液晶ディスプレイ「GD-32X1」(関連ニュース)の流れを組む、コンシューマー向けの“超薄型・液晶マルチモニター”が登場。既に国内でも発売されている42V型モデルとともに、映像&写真の高画質表示を可能にする液晶マルチモニター“Xiview”のラインナップに加わる32V型「LT-32WX50EU」だ。
本体はチューナーレスとしているが、BDプレーヤーなどを接続すればリビング用のテレビとして活用できるほか、デジタルフォト用のリファレンスモニター、PC、ゲームにも活用できるマルチエンターテインメント・モニターだ。チューナーを別筐体としたことで、パネルの薄さは6.4mm、パネル部本体の重さは5.7kgの薄型・軽量設計を実現している。ヨーロッパでの発売は秋からスタートし、価格は3,000ユーロをさおう呈している。本体はリビングのインテリアに溶け込むことを狙った“ヌードコンセプト”を重視し、極力本体構成をプレーンなものとし、別途着脱式のスピーカーや、様々な設置ができる多種スタンドもオプションで用意される。
今回ブースでは生活空間への調和や、薄型・軽量設計がもたらすユーザーベネフィットを提案すべく、32V型“Xiview”をベースにしたプロトタイプやカラーバリエーションモデルを展示し、新たな「薄型ディスプレイのある生活」を様々な方向から提案している。その中の幾つかの展示をフォトレポートでご紹介しよう。
1920×1080画素のフルHD表示に対応。エッジライト型LEDバックライトシステムを採用している。映像エンジンは36bit(RGB 各12bit)画像処理対応の「New DynaPix HD」(国内ではGENESSAプレミアムに相当)を搭載し、倍速表示「Clear Motion Drive III」をサポート。パネルはsRGB比100%、Adobe RGB比90%の広色域を実現し、ネイティブコントラストは4,000対1、輝度は400cd/m2。DeepColor、x.v.Color、HDMI CECにも対応したHDMI端子を2系統装備するほか、アナログRGBやRS-232Cなどの各種端子類も用意している。
画質調整は52項目の設定をユーザー向けに開放しており、入力ソースや再生機器ごとの異なる特性に対応できる。SD/SDHCカードとUSBに対応したフォトビューアースロットも装備。JPEG再生時にはMP3の同時再生もできる。
また従来からヨーロッパで販売し、好評を博しているスリム液晶テレビのニューモデルも展示。“DS9”シリーズの後継モデルとなる“DV1BU”シリーズの42V型「LT-42DV1BU」は1,899ユーロで販売中。46V型と37V型もラインナップしている。フルHD対応の倍速駆動パネルを搭載する。また地上デジタルとサテライトチューナーを1基ずつ備える「LT-42HB1BU」も展示。価格は1,699ユーロ。
ポケットサイズのNewカムコーダー“PICSIO”
JVCのカムコーダーはドイツのコンシューマーからも多くの支持を集めるアイテム。IFA2009会場のタッチ&トライコーナーもひときわ注目を集めている。
中でも同社からの新しい提案型カムコーダーとして登場した“PICSIO(ピクシオ)”「GC-FM1」へ来場者が向ける視線は熱い。
本体外寸は53.0W×97.0H×16.3Dmm、質量はわずか100gのリアル・カードサイズを実現。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードを採用する。動画記録はMPEG-4 AVC/H.264形式を採用し、記録ファイルは.MOV形式で保存される。動画は最大1,440×1,080p(30fps)、静止画は8M 3,264×2,448画素で記録が行える。レンズは最大4倍のデジタルズームに対応し、手ぶれ補正機能も備える。本体にはHDMI接続端子も搭載し、撮影した動画をテレビに出力して楽しめるほか、YouTubeとの手軽な連動機能も実現している。
ヨーロッパでは10月より200ユーロでの販売開始を予定しており、展示説明員によれば「日本国内でも発売を検討中」とのことだった。同社では本機をデジタルムービーのエントリー層に強く訴求していく考えであるという。カラーバリエーションもブラック・アイス/ブルー・スティール/パープル・パッションの3色が揃う。いずれのカラーモデルもフロントパネル、サイドパネルに煌びやかな装飾を施したアクセサリー感覚のデザインが特徴だ。
その他、カムコーダーの展示ではセミプロ・ハイエンドユーザー向けのモデルとして発売されているメモリーカードカムコーダー「GY-HM100」、ハイクラスモデル「GZ-HM400」、ライフスタイル訴求型の「GZ-X900」のタッチコーナーも設けられ、来場者が交代で次々とカメラを手にする光景を目の当たりにした。
ブースのメインテーマである“SLIM”は、超薄型LCDディスプレイ、カムコーダー“PICSIO”、薄型スピーカー採用ホームシアターシステムなどに具現化されている。また薄型AV機器がもたらす「Sophisticated(洗練された)」ライフスタイルを各コーナーで提案している。会場で見つけることのできた注目製品を順にご紹介していこう。
32V型“Xiview”とライフスタイルを変革する超薄型ディスプレイ
国内でも8月から発売を開始した、薄さ6.4mmの業務用32V型フルHD液晶ディスプレイ「GD-32X1」(関連ニュース)の流れを組む、コンシューマー向けの“超薄型・液晶マルチモニター”が登場。既に国内でも発売されている42V型モデルとともに、映像&写真の高画質表示を可能にする液晶マルチモニター“Xiview”のラインナップに加わる32V型「LT-32WX50EU」だ。
本体はチューナーレスとしているが、BDプレーヤーなどを接続すればリビング用のテレビとして活用できるほか、デジタルフォト用のリファレンスモニター、PC、ゲームにも活用できるマルチエンターテインメント・モニターだ。チューナーを別筐体としたことで、パネルの薄さは6.4mm、パネル部本体の重さは5.7kgの薄型・軽量設計を実現している。ヨーロッパでの発売は秋からスタートし、価格は3,000ユーロをさおう呈している。本体はリビングのインテリアに溶け込むことを狙った“ヌードコンセプト”を重視し、極力本体構成をプレーンなものとし、別途着脱式のスピーカーや、様々な設置ができる多種スタンドもオプションで用意される。
今回ブースでは生活空間への調和や、薄型・軽量設計がもたらすユーザーベネフィットを提案すべく、32V型“Xiview”をベースにしたプロトタイプやカラーバリエーションモデルを展示し、新たな「薄型ディスプレイのある生活」を様々な方向から提案している。その中の幾つかの展示をフォトレポートでご紹介しよう。
1920×1080画素のフルHD表示に対応。エッジライト型LEDバックライトシステムを採用している。映像エンジンは36bit(RGB 各12bit)画像処理対応の「New DynaPix HD」(国内ではGENESSAプレミアムに相当)を搭載し、倍速表示「Clear Motion Drive III」をサポート。パネルはsRGB比100%、Adobe RGB比90%の広色域を実現し、ネイティブコントラストは4,000対1、輝度は400cd/m2。DeepColor、x.v.Color、HDMI CECにも対応したHDMI端子を2系統装備するほか、アナログRGBやRS-232Cなどの各種端子類も用意している。
画質調整は52項目の設定をユーザー向けに開放しており、入力ソースや再生機器ごとの異なる特性に対応できる。SD/SDHCカードとUSBに対応したフォトビューアースロットも装備。JPEG再生時にはMP3の同時再生もできる。
また従来からヨーロッパで販売し、好評を博しているスリム液晶テレビのニューモデルも展示。“DS9”シリーズの後継モデルとなる“DV1BU”シリーズの42V型「LT-42DV1BU」は1,899ユーロで販売中。46V型と37V型もラインナップしている。フルHD対応の倍速駆動パネルを搭載する。また地上デジタルとサテライトチューナーを1基ずつ備える「LT-42HB1BU」も展示。価格は1,699ユーロ。
ポケットサイズのNewカムコーダー“PICSIO”
JVCのカムコーダーはドイツのコンシューマーからも多くの支持を集めるアイテム。IFA2009会場のタッチ&トライコーナーもひときわ注目を集めている。
中でも同社からの新しい提案型カムコーダーとして登場した“PICSIO(ピクシオ)”「GC-FM1」へ来場者が向ける視線は熱い。
本体外寸は53.0W×97.0H×16.3Dmm、質量はわずか100gのリアル・カードサイズを実現。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードを採用する。動画記録はMPEG-4 AVC/H.264形式を採用し、記録ファイルは.MOV形式で保存される。動画は最大1,440×1,080p(30fps)、静止画は8M 3,264×2,448画素で記録が行える。レンズは最大4倍のデジタルズームに対応し、手ぶれ補正機能も備える。本体にはHDMI接続端子も搭載し、撮影した動画をテレビに出力して楽しめるほか、YouTubeとの手軽な連動機能も実現している。
ヨーロッパでは10月より200ユーロでの販売開始を予定しており、展示説明員によれば「日本国内でも発売を検討中」とのことだった。同社では本機をデジタルムービーのエントリー層に強く訴求していく考えであるという。カラーバリエーションもブラック・アイス/ブルー・スティール/パープル・パッションの3色が揃う。いずれのカラーモデルもフロントパネル、サイドパネルに煌びやかな装飾を施したアクセサリー感覚のデザインが特徴だ。
その他、カムコーダーの展示ではセミプロ・ハイエンドユーザー向けのモデルとして発売されているメモリーカードカムコーダー「GY-HM100」、ハイクラスモデル「GZ-HM400」、ライフスタイル訴求型の「GZ-X900」のタッチコーナーも設けられ、来場者が交代で次々とカメラを手にする光景を目の当たりにした。