IFA2009レポート
ビクターが「薄さ6.4mm」の32V型“Xiview”を公開 − 新極薄ムービー“PICSIO”も登場
リビングに溶け込むサラウンドを提案
ホームシアターシステムにも、リビングにさりげなく溶け込むデザイン、シンプルなセット構成を意識した注目の新製品が多数揃う。
“バー・スピーカー”採用のフロントサラウンドシステムは「TH-BS7」と「TH-BA1」の2機種。「TH-BS7」は超コンパクトな筐体に4本の「DDスピーカー」を搭載したバー・スピーカーと、薄型アンプ、ワイヤレス機能搭載のサブウーファーによる構成の4.1chフロントサラウンドシステム。ヨーロッパでは499ユーロで今秋から発売される。「TH-BA1」は37V型のテレビとサイズマッチングを図ったフロントスピーカーにワイヤレスサブウーファーを組み合わせた4.1chフロントサラウンドシステムだ。
「TH-FT3」はビクターの“SLIM&SOPHISTICATED”コンセプトを体現する“超薄型設計”のシアターシステム。アンプ内蔵のセンターユニットと2本のフロントスピーカーはわずか30.8mmのフラットデザインを実現している。スピーカー部には「DDスピーカー」の技術を応用し、高音質化も図っている。本体は薄型・軽量のため、壁掛け設置も容易に実現できる。セットにはワイヤレスのサブウーファーも含まれる。
BDフロントサラウンドシステム「TH-BD50/BD30」もシアターシステムの新製品。HDオーディオのデコーダーも搭載している。BD50は5.1chのスピーカーパッケージもセットになっており、価格は899ユーロ。BD30は2.1ch構成のフロントサラウンド対応モデルだ。DeepColorやx.v.Color対応のHDMI端子も搭載する。
「EX-A15」は同社の“ウッドコーン・スピーカー”を採用したオーディオシステムのフラグシップモデル。それぞれスピーカーと別々に販売も行われる、DVD/CDの再生対応のプレーヤー「XV-EXA15」、プリメインアンプ「RX-EXA15」とセットにして高品位な音楽再生が楽しめる。スピーカーはバイアンプ・バイワイヤリングに対応するほか、iPod Dock「AC-RS15」もオプションで用意される予定。
またヨーロッパのJVCファンから熱烈なラブコールを受け、いったんは生産を完了していたiPod Dock搭載の一体型オーディオシステムも今秋からリニューアルされ復活を遂げる。「RV-NB50E」は本体にiPod Dockを搭載し、大容量スピーカーで高品位な音楽再生をポータブルに楽しめる。価格は299.95ユーロ。
ビクター記録メディアの品質を体験展示
別途設けられた特設会場では、ビクターのインクジェットプリンター対応ディスクの品質体験コーナーも出展されている。来場者に写真画質の精細な盤面プリントが楽しめるメディアの実力を紹介。会場で撮影した来場者のポートレートをディスクに印刷してプレゼントするサービスも人気を集めている。
また屋外にはBluetooth対応ナビゲーション「KW-NT1」や地上デジタルチューナー内蔵レシーバー「KW-AVX72DT」など、カーモバイル・エンターテインメント製品のラインナップを紹介するデモカー展示も設けられている。