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地デジ全8ch・約26時間をまるごとタイムシフト録画
先述したように、ボックスユニットには合計3TBのHDDを内蔵する。基本は「タイムシフトマシン」用に2TB、通常録画用に1TBに割り振られているが、ユーザー設定でまるごと3TBをユーザーが任意の番組を録画できる通常録画用にすることも可能だ。なお、通常録画/タイムシフトマシンともにHDDへの録画は「TSモード」での記録のみに対応している。
チューナー構成はデジタルチューナーを計14基と地上アナログチューナーを1基備える。内訳は下記の通り。
・タイムシフトマシン用:地上デジタル×8
・通常録画用:「地上デジタル」×2、「BS・110度CSデジタル」×2
・視聴専用:「地上デジタル」×1、「BS・110度CSデジタル」×1
・地上アナログ用:「地上アナログ」×1
内蔵2TBのHDD領域を「タイムシフトマシン」に活用する場合、ユーザーはリモコンの「タイムシフト」ボタンを押すことで、現在放送中の番組だけでなく、約26時間まで遡って過去の地デジ最大8chまでの録画内容を視聴して楽しめる。「タイムシフトマシン」用のHDDに空き容量が少なくなると、一時保存されている古い録画内容から自動的に上書き消去される。なお、「タイムシフトマシン」で録画して、気に入った番組を発見した際には1TBの通常録画用HDDにダビング(またはムーブ)することが可能だ。ダビング10の番組を通常録画用HDDにダビングした際には1回分がカウントされる。
「タイムシフトマシン」機能を応用して、4時間の時間枠ごとに例えば“ゴールデンタイムのみ”といった具合に、任意の時間帯を毎週録画したり、終日録画の機能を任意のチャンネルごとに割り振ることも可能だ。ただし、ひとつのチャンネルで録画可能な時間は約26時間までとなっており、「タイムシフトマシン」用のHDD上でチャンネル別に録画時間を設定することもできない。
なお、本機もZX9000シリーズで実現した、地デジ番組を自由に視聴しながら同時に2番組が録画できる「地デジ見ながらW録」も対応する。BS・CS放送のみのトリプル対応(視聴+W録)は不可となるが、地上デジタル放送を見ながらBS・CS放送をW録することも可能だ。
また本体内蔵のHDD以外にも2つのUSBポートをボックスユニットに搭載しており、外付けUSB HDDにも録画が行える。USB HDDは最大8台まで登録できるが、同時に録画が行えるのは2台までとなる。またUSB HDDを「タイムシフトマシン」用に使用することはできない。