80型から46型まで5モデル
シャープ、2Kパネルで4K相当表示する“AQUOSクアトロン プロ”XL10
音声面では、「2.1chフロントサウンド音声システム」を搭載。ユニットは、2cmトゥイーター×2/3cm×12cmミッドレンジ×2/8cmサブウーファー×1の3ウェイ5スピーカー構成を採用する。音声実用最大出力は35W。
中高域再生用のトゥイーターとミッドレンジを前向きに配置するとともに、テレビの筺体とは独立したBOX構造を採用。80型モデル以外の機種は開口率が高く音抜けが良い金属製パンチングネットを採用している(80型モデルは樹脂シート製ネットを採用)。なおミッドレンジには、長円形振動板の振動特性を改善する「Xバランサー構造」により低域のひずみを抑えるパイオニア製ミッドレンジスピーカーを採用している。サブウーファーは本体背部に装備することで、低域の再現性を高めている。
■ハイブリッドキャストやMiracastにも対応
機能面では、テレビ放送の番組とインターネット経由で提供される情報をあわせて取得できる「ハイブリッドキャスト」に対応。スマートフォンの画面をワイヤレスで受信できる「Miracast」にも対応しており、スマホに保存している動画やアプリケーション、聴きたい音楽などをインターネットに接続することなく本機で視聴できる。
なお、専用スマートフォンアプリ「AQUOSコネクト」をAndroid/iOS双方で提供。視聴番組と「Miracast」で表示した画面を同時に表示する「スマホスクリーン」機能や、選局などのリモコン操作、視聴中の番組キーワードを取得して検索する機能や「ハイブリッドキャスト」との連携機能などを利用できる。
ホームネットワーク機能も搭載しており、DLNAサーバー機能に対応。USB-HDDに録画した番組を、スマートフォンや別の部屋にある液晶テレビに配信して視聴することもできる。DLNA/プレーヤー機能やDTCP-IPダビング機能、スマートフォン内のムービーや写真を簡単にテレビに映すことができる「スマートファミリンク」にも対応し、ホームネットワーク内で映像コンテンツを共有できる。
加えて、Wi-Fiを内蔵するほか、Bluetoothにも対応。3Dにも対応しており、本機用の3Dメガネ「AN-3DG20-B」を別売で用意している。なお、本機で3D映像を表示する際は4K相当の高精細表示ではなく、通常のフルHD表示になる。
そのほか、「AQUOS City」にクラウドゲーム「G-cluster(ジークラスタ)」とVODサービス「Hulu」が新たに追加された。なお、Huluがシャープ製テレビに対応するのは今回が初めてとなる。テレビとネット情報を一覧表示する「ビジュアルモーションガイド」を搭載するほか、インターネットを利用した、お客様相談センターの遠隔サポートサービスにも対応している。
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