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Aマウントレンズも

ソニー、デジタル一眼レフカメラ“α”新フラグシップ機「α99」

公開日 2012/09/12 13:02 ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、デジタル一眼レフカメラ“α”の新フラグシップ機“α99”「SLT-A99V」を10月26日より発売する。レンズキットなどは用意せず、ボディ単体のみでの販売で、価格はオープンだが30万円前後での実売が予想される。また、Aマウントレンズ「300mm F2.8 G SSM II」(813,750円/税込)も同時発売する。

SLT-A99

300mm F2.8 G SSM II

■「α史上最高の高画質を実現」

本機は“α”の新フラグシップモデル。同社では「α史上最高の高画質を実現した」としている。前述のように新開発した、有効約2430万画素、常用ISO 100-25600の35mmフルサイズ“Exmor”CMOSセンサーを搭載。ISO 50まで拡張可能なほか、重ね合わせ連写を応用する「マルチショットNR」を利用すればISO 51200での撮影も行える。

発表会で展示された実機

ボディ単体を正面から見たところ

イメージセンサーには最新の高集光プロセス技術を投入。センサーのレンズから受光部への距離を狭めることで、より多くの光を取り込めるようにし、感度をアップさせた。また、ワイドフォトダイオード設計技術も投入。画素受光部の面積を拡大させたことも集光率を高めることに寄与し、感度とダイナミックレンジを向上させた。これにより“α900”比で飽和信号量比較において約2.3倍、F5.6感度比較において約1.5倍、ランダムノイズは半減という数値を達成した。

最新の高集光プロセス技術を投入

新BIONZシステムの信号処理イメージ

さらに、新開発の多点分離光学ローパスフィルターも採用。ソニーの放送用ハイエンド業務機で搭載されている多点分離光学ローパスフィルターを応用して採用し、光線分離パターンを最適化することで、モアレや偽色を低減しつつ、高解像感を両立させたという。

多点分離光学ローパスフィルターも採用

画像処理エンジン「BIONZ」に加えて、フロントエンドLSIを新搭載。Exmorから出力される14bit信号を、“BIONZ”と新フロントエンドLSIで受け、14bit RAWで出力することが可能になった。

BIONZとともにフロントエンドLSIを新搭載

加えて、「エリア分割ノイズリダクション」も新搭載。大きく平坦/エッジ/テクスチャの3領域に画像を分割し、それぞれに最適な処理を施す。例えばライトタップされた東京タワーを撮影する場合、夜空はノイズを取ってスッキリさせ、タワー部分はコントラストを上げてクッキリさせるなどといった処理を行うという。

■デュアルAFシステムを世界初搭載 − 有機ELファインダーも

AFセンサーとイメージセンサーに常に同時に光を導く、同社独自のTranslucent Mirror Technology(トランスルーセントミラー・テクノロジー)によるデュアルAFシステムを搭載。高精度AFモジュールと102点多点像面位相差センサーを同時作動させることで、奥行き方向にも面にも強いAFを実現した。ただしデュアルAFシステムを使用できるのは静止画撮影時のみとなる。

Translucent Mirror TechnologyによりAFセンサーとイメージセンサーに常に同時に光を導く

デュアルAFシステムで奥行き方向にも面にも強いAFを実現

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドSONY
  • 型番SLT-A99V
  • 発売日2012年10月26日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)