NA8005へのギモンに答える「Q&A」<音質編>
マランツ「NA8005」の音質に関する疑問に山之内 正&開発陣がズバリ回答!
公開日 2014/06/26 11:11
構成:ファイル・ウェブ編集部
■使いこなし
【Q26】Marantz Remote Appで操作を行う際に、表示されるアートワークの解像度が極端に低くなってしまいます。改善方法はないのでしょうか(shin太郎さん) |
回答者:
ファイル・ウェブ編集部
A、ネットワーク再生を行う際、Marantz Remote Appに表示されるアートワーク(ジャケット画像)の解像度が、音源に埋め込んだ画像の解像度よりも低く表示されてしまうことがあります。これはNASの設定が原因のようです。
Twonky Media Serverを搭載しているNASの場合、Twonky Mediaの設定を変更することで、アートワーク表示が改善できる場合があります。設定がやや面倒ですが、こちらの記事で設定方法の一例を紹介していますので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。 |
【Q27】USB-DACとして使う場合、推奨の再生ソフトはありますか(manakaさん)
<類似の質問>
・当方、Windowsユーザーです。DSD再生をUSB-DAC機能で楽しむ場合、お薦めの再生ソフトは何でしょうか。(九平さん) |
回答者:
マランツ開発チーム
A、正式な推薦ソフトはありません。一方で汎用ソフトとの動作検証はしっかりと行っています。再生ソフトの数が非常に多いので、全てというわけにはいきませんが、お客様にご不便を感じさせないために日々検証を実施しています。 |
回答者:
ファイル・ウェブ編集部
A、Macでしたら、有料ソフトですが、まずは「Audirvana Plus」を使うことをお薦めします。このソフトは手軽にDSDの再生を行うことができ、音質も良いとされています。編集部でも動作を確認しています。
Windowsでは、無料ソフトながらDSD再生も可能な「foober2000」が定番ですが、DSD再生を行うための設定方法が非常に煩雑です。かなり高価ではありますが、「HQPlayer」は音質も良く、DSD再生を手軽にできるのでお薦めです。 |
【Q28】ネットワーク再生とAirPlay再生、どのように使い分けるのがよいでしょうか。(ザックさん)
<類似の質問>
・ネットワーク再生機能がここまで進化すると、AirPlayってもはや必要ないのではないでしょうか。(赤影さん)
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回答者:
ファイル・ウェブ編集部
A、AirPlayはCDクオリティの伝送までの対応ですが、iPhoneやiPadに保存した音源をワイヤレスで手軽に再生するのにはとても便利なものです。じっくりと音楽を聴きたいとき、ハイレゾ再生を楽しみたいときはUSB-DAC再生やネットワーク再生を当然使うことになります。一方で、iPhoneの音楽をBGMとして流したい、外出中にiPhoneで聴いていた音楽の続きをすぐに聴きたいなんてときはAirPlayが活躍します。
AirPlayは思っている以上に便利なので、ぜひ活用してもらいたいところ
また、iPhoneやiPadで動画を見る際にAirPlay経由でNA8005から音声を出したり、Radiko.jpの音声をAirPlay経由でNA8005から再生して楽しむ、なんていう使い方も便利です。 |
【Q29】NA8005は様々なフォーマットに対応していますが、本機を導入する場合、CDリッピングはどの形式で行うのがお薦めでしょうか。(ヒロトさん) |
回答者:
編集部
A、優れたデータ再生能力を誇るNA8005を最大限活かすためには、まずは非圧縮フォーマット、またはロスレス圧縮フォーマットであることが大前提です。そうするとNA8005の対応フォーマットでは、非圧縮のWAV、AIFF、ロスレス圧縮のALAC、FLACのいずれかということになります。しかし、メタデータでの管理が難しいWAVは基本的にお薦めできません。また、ロスレス圧縮か非圧縮かについては、音質という点では基本的に同等と考えて問題ないと思います。
iTunesで楽曲を管理している方ならALACまたはAIFFがお薦めですが、少し前のネットワークプレーヤーではこれらフォーマットの再生に対応していないモデルも多いです。一方で、FLACは多くのモデルが対応しています。リッピングする際のフォーマットを選ぶには、自宅でお使いのNA8005以外のプレーヤーとの兼ね合いも重要です。
また、AIFFについては、NASなどの環境によっては、楽曲情報などのメタデータの表示ができない可能性もあるようですので、こちらも事前に自宅環境を確認しておくと良いでしょう。 |
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