HOME > レビュー > 【第98回】聴き逃してたらもったいない!「B&O PLAY」の実力派イヤホン/ヘッドホンを激推し

[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第98回】聴き逃してたらもったいない!「B&O PLAY」の実力派イヤホン/ヘッドホンを激推し

公開日 2014/09/22 12:24 高橋敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
■何となく別格なAVブランド「Bang & Olufsen」…高橋敦にとってB&Oはいつも伝説の中

B&O!!! わたし達オーディオファンはこの言葉に飽くなき憧憬を禁じ得ませんッッッ! そしてわたし達は今日そのB&Oの製品を購入することもできますッ! しかしッ!しかしですッッッ!そのB&Oの実際の音を聴いたことのある人はどれほどいるのでしょうか? B&Oはいつも伝説の中ですッッ! オーディオファンはB&Oを別格扱いするあまり現実的な購入対象としてチェックすることを忘れていたのですッッッッ! オーディオライターはもうそろそろハッキリと言うべきなのですッッ! B&Oは見落とされているッッッ!

デンマークのAVブランド「Bang & Olufsen」の名は、AVに興味のある方にとって見知ったものだろう。1925年創業。60年代からはヤコブ・イェンセン氏を招き、機能とデザインをアーティスティック、ともすれば急進的とも言える手法で融合させた製品を発表。独自の世界観を確立しているブランドだ。

…のだがそれらのモデルは必然的に、一般的な量産製品の枠には収まっていなかった。いろんな意味で。デザインにしても、B&Oが設置されていて似つかわしいような部屋に住んでいる方は、ここ日本では昔も今もあまりいらっしゃらないと思う。お値段にしてもハードルが高い。

創業者のバングさんとオルフセンさん。穏やかそうながらキレもある顔立ちと髪型だ

両サイドのはこう見えてもスピーカーな「BeoLab 5」、中央壁掛けは6連奏CDプレーヤー「BeoSound 9000」。どんな部屋になら似合うのか…

そういうわけでB&Oは、「その名前そして製品の魅力は多くの方に伝わっているがしかしそれを実際に体感した人は少ないかも?」なブランドのひとつだったのかもと思う。そういう関係が長らく続いた結果、「B&O=気にはなるけれど実際には買わない買えないブランド」と刷り込まれてしまったオーディオファンも少なくないのではないだろうか。

しかし!現在には誰もが実際に手にできるB&Oが存在する!それが「B&O PLAY」だッ!
ざっくりと言えば、B&O PLAYはB&Oによるカジュアルなサブブランド。スマートフォンやタブレット、PCを中心としたライフスタイルに向けて、遊び心や親しみやすさのあるアイテムを提供しようというのがB&O PLAYだ。よい意味で「ハードルの低いB&O」と言える。

今回はその中でも特にハードルの低い、イヤホン&ヘッドホンのラインナップを紹介。特におすすめなのはイヤホンの「BeoPlay H3」と「Earset 3i」。もちろんヘッドホンの「Form 2i」と「BeoPlay H6」もそれぞれ魅力的だ。

BeoPlay H3。オンライン直販価格2万5,200円

Earset 3i。オンライン直販価格1万9,440円


Form 2i。オンライン直販1万6,000円

BeoPlay H6。オンライン直販価格4万5,052円

次ページ1機種ずつチェック!まずはイヤホンのBeoPlay H3から

1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE