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様々な角度から徹底比較

【レビュー】3,500万曲が聴き放題「Google Play Music」を試す。Apple Musicとも比較

2015/09/29 編集部:風間雄介
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今年の春から夏にかけて、LINE MUSIC、AWAなど、様々な定額制音楽配信が日本でサービスを開始した。Apple Musicはその中でも最大級の注目を集めている。

そんな中に登場したのがGoogle Play Music。あのGoogleが、かなり本気で作り込んできた音楽配信サービスだ。

この手のサービスは、使う人との相性が大きく左右する。サービス全体の方向性が自分に合っていたり、機能面で自分にとって何か一つ「これは便利」という部分があったりなど、それだけで満足できる何らかのポイントがあれば、お金を払い続ける。そのポイントが何かは人それぞれだ。

各サービスは、多くの人に受け入れられようと考えつつ、同時に自分たちだけのポイントを作って特徴を出そうと努力している。実際、今回試用してみて、同じ定額制音楽配信サービスでありながら、Google Play MusicとApple Musicの設計思想、アプローチの手法がずいぶん異なっていると感じた。

そろそろ、Apple Musicのローンチ直後に試用を開始した方の、3ヶ月の無料トライアル期間が終了する。無料で試用している方は、自動継続をオフにしなければ有料課金されてしまう。

一方でGoogleは、通常料金が月額980円のところ、10月18日までに登録すると、試用期間経過後も引き続き月額780円でサービスを利用できるキャンペーンを実施している。

Google Play Musicは、10月18日までに登録すると、試用期間経過後も引き続き月額780円でサービスを利用できるキャンペーンを実施している

Apple Musicは3ヶ月の無料トライアル期間を設けている。ローンチ直後にトライアルを開始した方は、そろそろ有料期間に移行するタイミングのはずだ

どのサービスがよいか検討している方にとって悩ましい状況となっている。Apple Musicのレビューは山本敦氏の記事をサービス開始直後に掲載しているので、そちらを参照されたい。今回は両サービスを比較をまじえながら、Google Play Musicの実力を検証していこう。

定額制音楽配信とミュージックロッカーを統合したGoogle Play Music

まず、Google Play Musicの基本的なサービス概要を紹介しよう。

Google Play Musicは、いわゆる定額制音楽配信サービスと、手持ち楽曲をクラウド上に保存しておき、様々なデバイスから再生できる「ミュージックロッカー」サービスを統合したハイブリッド型サービスとなっている。

Macの場合、「ミュージックマネージャ」をダウンロードすることで、iTunesライブラリのアップロードが可能になる

このサービス形態はApple Musicのそれと似通っている。Apple Musicも手持ち楽曲をアップロードでき、それに加えて、Appleが提供している大量の楽曲も同時に聴くことができる。

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