トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > 記事

公開日 2016/08/12 10:30
【特別企画】価格以上の完成度を感じさせるモデルに

コウォン新ハイレゾDAP「PLENUE M2」はどう進化した? 評論家・野村ケンジが評価を語る

野村ケンジ/記事構成 ファイル・ウェブ編集部

前のページ 1 2 3 次のページ



COWON“PLENUEシリーズ”のハイレゾプレーヤー新モデル「PLENUE M2」がいよいよ発売された。従来モデル「PLENUE M」を元に、さらに精密にサウンドチューニングを施して音質を向上させたという同機を、評論家はどう捉えているのか? 野村ケンジ氏に話を訊いた。

PLENUE M2を試しての感想を野村ケンジ氏に訊いた

■音質をブラッシュアップしたコウォンの新ハイレゾプレーヤー

「PLENUE M2」は、DACにバーブラウンの「PCM1795」を採用。フラッシュメモリーは128GBを内蔵で、最大256GBのカードまで対応するmicroSDカードスロットも備える。プロセッサーはデュアルコアのARM Cortex A9で、クロック周波数は1.2GHz。

PLENUE M2

再生できるファイルはDXD DSD(DFF, DSF) FLAC WAV AIFF ALAC APE MP3 WMA OGG WV TTA DCF。PCM系音源は384kHz/32bit(float)のWAVまで再生をサポートする。DSDは176.4kHz/24bitに変換して再生する。なおバランス出力端子は搭載していない。

底面部にイヤホン端子、microSDカードスロット、microUSB端子を装備

筐体は前面以外のすべての面に高強度アルミを加工して完成させたフルメタル・ユニボディ構造。これを電気的なグランドとして使うことでノイズ抑制・高音質化を図った。

ヘッドホンアンプ部にもこれまでのノウハウを集約し、高電圧と高電流を出力することが可能とアピールしている。出力は2Vrms。

■前モデルから音質傾向はどう変わった?

野村氏は前モデル「PLENUE M」との違いについて、「まず前提として、DACチップは変えていないのにヘッドホンがよく鳴るようになっている」とコメント。「ハイブリッドタイプのイヤホンなど、ちょっと鳴らしにくいものを使っても、しっかり鳴らしてくれる。幅広いタイプのイヤホンを鳴らせる」と語る。

そして、「ヘッドホンアンプ部のパワーがとれているから、『ちょうどいいな』と感じる音量が、PLENUE M2のほうが数値で10くらい小さくて済む」と語り、「その上で“聴かせ方のコツ”を心得たような印象だ」とコメント。

「“ワガママな曲”もいけるプレーヤー」

前のページ 1 2 3 次のページ

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新

WEB