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公開日 2022/06/01 06:30
新製品登場も間近か

「人生をかけてオンキヨーのブランドとDNAを継続」。親会社CEOら来日インタビュー

編集部:小野佳希

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先日、オンキヨーホームエンターテイメントが破産手続を開始することが発表され、オーディオビジュアルファンの間にも激震が走った。オンキヨーブランドの製品は今後どうなっていくのか、心配に思っている人も多いことだろう。そんななか、オンキヨーのホームAV製品開発を担当するオンキヨーテクノロジーの親会社であるPREMIUM AUDIO COMPANY LLCからCEOら幹部が来日。今後の展開について話を訊くことができた。

CEOを始めとしたPREMIUM AUDIO COMPANYの幹部陣にオンキヨーの今後を訊いた

「人生をかけてオンキヨーブランドを継続させていく」



インタビュー内容を紹介する前に、まず現在のオンキヨーブランドの状況を確認しておきたい。オンキヨーが展開していた各種事業のうち、ホームAV事業は昨年2021年9月にVOXXグループのPREMIUM AUDIO社とシャープが合弁で設立したオンキヨーテクノロジーに譲渡されていた。

そして、このオンキヨーテクノロジーは、オンキヨーホームエンターテイメントとの資本関係はない。つまり、今回のオンキヨーホームエンターテイメント(および子会社2社)破産によってオンキヨーテクノロジーが財政的な影響を受けることはない。オンキヨーブランドのホームAV機器は、製品開発を続けられる体制が昨年9月からすでにスタートしたわけだ。

PREMIUM AUDIO社は、VOXXグループが持つ各ブランドのマーケティングなどを担当している企業。オンキヨーテクノロジーを財政面などから支援するという構図だ。ポール・ジェイコブスCEOは「私のキャリア、人生をかけてオンキヨーブランドを継続させていきます」と力強く宣言する。

PREMIUM AUDIO社 CEO ポール・ジェイコブス氏

なお、オンキヨーテクノロジーは製品の開発・製造を行う企業であり、販売網を持たない。製品をつくっても、販売店に展開する機能がない状況だ。この点においては、オンキヨーマーケティングの破産による影響が出てしまっている。

しかし、ポール氏は「日本での展開を継続するべく、すでに様々な手を打っています。日本事業の責任者も雇い入れていますし、販売についても、ある大手企業と販売代理店契約の基本合意に至っています」と述べる。「まだ名前は明かせませんが豊富な実績を持つ企業です。交渉はほぼまとまりつつありますので、もうすぐ皆さんにも案内できることでしょう」とし、「すでに販売済みの製品のアフターサービスも含めて、その代理店が担当する予定です」と言葉を続けた。

「オンキヨーのDNA」を大切にしたものづくり体制を維持

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