公開日 2017/09/08 12:00
CMシリーズの後継
B&W、“過激な進化”の中級スピーカー「700シリーズ」。800 D3の技術継承/全ユニット刷新、15万円から
編集部:小澤貴信
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うBowers & Wilkins(B&W)より、従来のCMシリーズの後継となるミドルクラススピーカー「700シリーズ」を2017年11月より発売する。
B&Wは2006年に登場したコンパクトモニタースピーカー「CM1」以降、同社ミドルクラスカテゴリーとして「CMシリーズ」を展開。2014年には第二世代となる「CM S2シリーズ」(関連ニュース)が登場した。そして今回、CMシリーズの後継機種として、型番を刷新し700シリーズを登場させた。
700シリーズは、2015年に登場した旗艦シリーズ「800 D3」(関連ニュース)の技術を継承。エンクロージャーの形状はほぼそのままに、ドライバーユニットからクロスオーバーネットワークまで全面的に刷新した。
具体的には、800 D3で初採用されたコンティニュアム・コーンを継承。従来のケブラーコーン・ユニットに替わってミッドレンジおよびミッド/ウーファーに採用した。トゥイーターについては、本機のために新開発されたカーボンドーム・トゥイーターを搭載。また、トゥイーター・オン・トップの2モデルは、そのハウジングが800 D3と同様の手法で強化されている。3ウェイモデルのウーファーは、800 D3で採用されたエアロフォイル・コーンの原理を用いた新ユニットである、エアロフォイル・プロファイル・コーンが採用された。
また、これまでは800シリーズと600シリーズの型番はモデルが大型になるにつれて末尾の数字が小さくなっていた(例:トップエンドが800 D3)のに対し、CMシリーズのみ大型になるほど型番末尾の数字が大きくなっていた(例:トップエンドがCM10)。今回の700シリーズでは、モデル名が800などと同様の法則で付けられている。ラインナップと価格は下記の通り(価格は全て税抜)。
<3ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー>
・「702S2」
ローズナット:¥600,000/ペア、ピアノブラック:¥630,000/ペア
・「703S2」
ローズナット:¥456,000/ペア、ピアノブラック:¥480,000/ペア
・「704S2」
ローズナット:¥340,000/ペア、ピアノブラック:¥356,000/ペア
<2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー>
・「705S2」
ローズナット:¥320,000/ペア、ピアノブラック:¥336,000/ペア
・「706S2」
ローズナット:¥233,000/ペア、ピアノブラック:¥245,000/ペア
・「707S2」
ローズナット:¥150,000/ペア、ピアノブラック:¥157,000/ペア
<センタースピーカー>
・「HTM71S2」
ローズナット:¥175,000、ピアノブラック:¥184,000
・「HTM72S2」
ローズナット:¥105,000、ピアノブラック:¥110,000
<スピーカースタンド>
・「FS700S2」 ¥68,000/ペア ※カラーはシルバー/ブラックを用意
フロア型は702 S2、703 S2が150mmミッドレンジ、165mmウーファーを搭載。より小型の704 S2が130mmミッドレンジ、130mmウーファーを搭載する。ブックシェルフ型は、705 S2と706 S2が165mmミッド/ウーファーを搭載。最小モデルの707 S2が130mmミッド/ウーファーを搭載する。また、702 S2と705 S2はトゥイーター・オン・トップ構成を採用している。
ディーアンドエムは製品発表会に先だち、製品発表会を開催。冒頭では取締役の中川圭史氏が挨拶を行い、大規模な刷新が行われた700シリーズを「外観は踏襲しているが中身は過激に進化した」と紹介。製品の詳細については、サウンドマネージャーを務める澤田龍一氏がプレゼンテーションを行った。以下にその詳細を解説していく。
■B&Wのミドルクラス機が、CMシリーズから「700シリーズ」へと進化
新たに登場した700シリーズは、従来のCMシリーズの後継となる。これまでのCMという名称を変更したのは、「従来のCMという枠を超えた性能を備えているから」(中川氏)とのこと。前述のように、800シリーズや600シリーズと製品型番の規則を統一するという意味合いもあるようだ。
CMシリーズは2006年発売の「CM1」を端緒とするが、当初はシリーズ化する予定はなかったという。しかし予想を超える大ヒットから、2007年にはフロア型の「CM7」、2008年により大口径のウーファーを搭載した「CM5」を発売。2013年登場の「CM10」に至るまで、B&Wのミドルクラスシリーズとして発展するに至った。ただ長い期間を経てシリーズを拡張したことで、モデル毎で技術的な差異が出てしまったこともあり、2014年には第2世代「CM S2」としてリファイン。最新技術を投入すると共にシリーズ全体で最新仕様の統一を図った。
B&Wは2006年に登場したコンパクトモニタースピーカー「CM1」以降、同社ミドルクラスカテゴリーとして「CMシリーズ」を展開。2014年には第二世代となる「CM S2シリーズ」(関連ニュース)が登場した。そして今回、CMシリーズの後継機種として、型番を刷新し700シリーズを登場させた。
700シリーズは、2015年に登場した旗艦シリーズ「800 D3」(関連ニュース)の技術を継承。エンクロージャーの形状はほぼそのままに、ドライバーユニットからクロスオーバーネットワークまで全面的に刷新した。
具体的には、800 D3で初採用されたコンティニュアム・コーンを継承。従来のケブラーコーン・ユニットに替わってミッドレンジおよびミッド/ウーファーに採用した。トゥイーターについては、本機のために新開発されたカーボンドーム・トゥイーターを搭載。また、トゥイーター・オン・トップの2モデルは、そのハウジングが800 D3と同様の手法で強化されている。3ウェイモデルのウーファーは、800 D3で採用されたエアロフォイル・コーンの原理を用いた新ユニットである、エアロフォイル・プロファイル・コーンが採用された。
また、これまでは800シリーズと600シリーズの型番はモデルが大型になるにつれて末尾の数字が小さくなっていた(例:トップエンドが800 D3)のに対し、CMシリーズのみ大型になるほど型番末尾の数字が大きくなっていた(例:トップエンドがCM10)。今回の700シリーズでは、モデル名が800などと同様の法則で付けられている。ラインナップと価格は下記の通り(価格は全て税抜)。
<3ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー>
・「702S2」
ローズナット:¥600,000/ペア、ピアノブラック:¥630,000/ペア
・「703S2」
ローズナット:¥456,000/ペア、ピアノブラック:¥480,000/ペア
・「704S2」
ローズナット:¥340,000/ペア、ピアノブラック:¥356,000/ペア
<2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー>
・「705S2」
ローズナット:¥320,000/ペア、ピアノブラック:¥336,000/ペア
・「706S2」
ローズナット:¥233,000/ペア、ピアノブラック:¥245,000/ペア
・「707S2」
ローズナット:¥150,000/ペア、ピアノブラック:¥157,000/ペア
<センタースピーカー>
・「HTM71S2」
ローズナット:¥175,000、ピアノブラック:¥184,000
・「HTM72S2」
ローズナット:¥105,000、ピアノブラック:¥110,000
<スピーカースタンド>
・「FS700S2」 ¥68,000/ペア ※カラーはシルバー/ブラックを用意
フロア型は702 S2、703 S2が150mmミッドレンジ、165mmウーファーを搭載。より小型の704 S2が130mmミッドレンジ、130mmウーファーを搭載する。ブックシェルフ型は、705 S2と706 S2が165mmミッド/ウーファーを搭載。最小モデルの707 S2が130mmミッド/ウーファーを搭載する。また、702 S2と705 S2はトゥイーター・オン・トップ構成を採用している。
ディーアンドエムは製品発表会に先だち、製品発表会を開催。冒頭では取締役の中川圭史氏が挨拶を行い、大規模な刷新が行われた700シリーズを「外観は踏襲しているが中身は過激に進化した」と紹介。製品の詳細については、サウンドマネージャーを務める澤田龍一氏がプレゼンテーションを行った。以下にその詳細を解説していく。
■B&Wのミドルクラス機が、CMシリーズから「700シリーズ」へと進化
新たに登場した700シリーズは、従来のCMシリーズの後継となる。これまでのCMという名称を変更したのは、「従来のCMという枠を超えた性能を備えているから」(中川氏)とのこと。前述のように、800シリーズや600シリーズと製品型番の規則を統一するという意味合いもあるようだ。
CMシリーズは2006年発売の「CM1」を端緒とするが、当初はシリーズ化する予定はなかったという。しかし予想を超える大ヒットから、2007年にはフロア型の「CM7」、2008年により大口径のウーファーを搭載した「CM5」を発売。2013年登場の「CM10」に至るまで、B&Wのミドルクラスシリーズとして発展するに至った。ただ長い期間を経てシリーズを拡張したことで、モデル毎で技術的な差異が出てしまったこともあり、2014年には第2世代「CM S2」としてリファイン。最新技術を投入すると共にシリーズ全体で最新仕様の統一を図った。