公開日 2024/06/21 18:46
新ドライバーでフラットな特性に
IK Multimedia、小型ニアフィールドモニター「iLoud MTM MKII」
編集部:松原ひな子
IK Multimediaは、コンパクトサイズのアクティブ・モニタースピーカー「iLoud MTM MKII」を発売開始した。価格は148,500円(ペア/税込)。
iLoud MTM MKIIは、同社の「iLoud MTM MK」の次世代機となるニアフィールド・モニタースピーカー。外径寸法160W×264H×130Dmmというコンパクトな筐体デザインはそのままに、音の透明度、パワー、精度、調整機能を改善したという。より高効率なドライバーと2倍のDSP処理能力を備えるなど、さまざまな環境でのミキシング/マスタリングに適しているとアピールしている。
ドライバーは“仮想同軸”と呼ばれるMTM(ミッドウーファー/トゥイーター/ミッドウーファー)構造を採用。搭載ドライバーを新たにしており、約9cm口径ウーファーと、バック・チャンバー実装の2.54cm口径トゥイーターを上下左右対称に配置している。
これによってニアフィールドでもウーファー、トゥイーターの再生音が分離せず、一点から鳴っているような聴感になるという。従来の2ウェイ・システムのように各周波数帯が異なるタイミングで耳に届くといった問題が発生しないため、長時間のミックスにも好適とした。
周波数特性は前モデルの50Hz - 24kHzから48Hz - 28kHzまで拡張し、よりフラットな音質を確保。とくに低音域は36Hzまで再生可能で、ミッドレンジの明瞭度とアーティキュレーションの向上によって、リファレンス・クオリティの再生に寄与したという。
また電力効率の見直しをおこない、各ドライバーの最大入力音圧を前モデルの110.5dBから、112.5dBまで向上させた。質量は本体のみで2.5kg。
96kHz動作の内蔵DSPは、2倍の処理能力にアップデート。垂直方向の拡散を抑制することで床/デスク/天井の反射を低減し、室内および近距離でも正確なモニタリングを可能にしたとアピールした。対して、水平方向の音は拡散を前モデルから広くすることで、スイートスポットの拡張も図っている。
ほか音質の最適化機能として、最新世代のARCキャリブレーション機能を内蔵。4ポイントで測定/解析/ルーム補正をおこなうことで、リスニング環境に適した音響に補正できる。なお、測定には同梱の「ARC MEMSマイク」が必要。
物理ボタンで直感的に高度なコントロールをおこなえるという「X-MONITORソフトウェア」にも対応。スピーカー背面のボタンでディレイ補正などを操作できる。
iLoud MTM MKIIは、同社の「iLoud MTM MK」の次世代機となるニアフィールド・モニタースピーカー。外径寸法160W×264H×130Dmmというコンパクトな筐体デザインはそのままに、音の透明度、パワー、精度、調整機能を改善したという。より高効率なドライバーと2倍のDSP処理能力を備えるなど、さまざまな環境でのミキシング/マスタリングに適しているとアピールしている。
ドライバーは“仮想同軸”と呼ばれるMTM(ミッドウーファー/トゥイーター/ミッドウーファー)構造を採用。搭載ドライバーを新たにしており、約9cm口径ウーファーと、バック・チャンバー実装の2.54cm口径トゥイーターを上下左右対称に配置している。
これによってニアフィールドでもウーファー、トゥイーターの再生音が分離せず、一点から鳴っているような聴感になるという。従来の2ウェイ・システムのように各周波数帯が異なるタイミングで耳に届くといった問題が発生しないため、長時間のミックスにも好適とした。
周波数特性は前モデルの50Hz - 24kHzから48Hz - 28kHzまで拡張し、よりフラットな音質を確保。とくに低音域は36Hzまで再生可能で、ミッドレンジの明瞭度とアーティキュレーションの向上によって、リファレンス・クオリティの再生に寄与したという。
また電力効率の見直しをおこない、各ドライバーの最大入力音圧を前モデルの110.5dBから、112.5dBまで向上させた。質量は本体のみで2.5kg。
96kHz動作の内蔵DSPは、2倍の処理能力にアップデート。垂直方向の拡散を抑制することで床/デスク/天井の反射を低減し、室内および近距離でも正確なモニタリングを可能にしたとアピールした。対して、水平方向の音は拡散を前モデルから広くすることで、スイートスポットの拡張も図っている。
ほか音質の最適化機能として、最新世代のARCキャリブレーション機能を内蔵。4ポイントで測定/解析/ルーム補正をおこなうことで、リスニング環境に適した音響に補正できる。なお、測定には同梱の「ARC MEMSマイク」が必要。
物理ボタンで直感的に高度なコントロールをおこなえるという「X-MONITORソフトウェア」にも対応。スピーカー背面のボタンでディレイ補正などを操作できる。