ニュース
HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2023/04/27 16:00
シンタックスジャパンブースにて
Suaraの768kHz録音ライブ音源「POWDER SNOW」、春のヘッドフォン祭2023で公開
岩井 喬
2008年より『ヘッドホン祭』の会場として使用されてきた中野サンプラザは、高度成長期に地方から上京した若者たちの集いの場を提供する複合施設として建設されました。なかでも大ホールは数々の国内外アーティストから愛され、名演奏を収めたライブ盤もいくつも誕生しています。まさに “聖地” ともいえる場所でもありますが、2023年7月2日に閉館が決まりました。
『ヘッドホン祭』も4月29日の『春のヘッドホン祭2023』が中野サンプラザにて行われる最後の開催となります。イベント内でも “音楽の聖地” に相応しい、いくつものミニライブが催されてきましたが、2017年11月4日『秋のヘッドホン祭2017』には6階・チャペルにて、Suaraさんのミニライブ&公開レコーディングが行われました。
この公開レコーディングではRME「ADI-2 Pro Anniversary Edition」を用いた768kHz録音を実施。Suaraさんのボーカルとアコースティックギターによるシンプルな生演奏を一発録りで収めた貴重な録音ファイルは、コロナ禍によるイベント中止の影響もあり、長らく公開の機会を逸していました。
60年にも及ぶ長い歴史を持つ中野サンプラザで開催される最後の『ヘッドホン祭』に合わせ、この時に録音された2曲のうちの1曲「POWDER SNOW」を、シンタックスジャパンブースにて試聴できることになりました。
当日の録音/ミックスダウンはF.I.X.RECORDSの有村健一氏が担当。Suaraさんの声を収めたマイクはノイマン「U87Ai」、マイクプリアンプはNEVE「1073DPD」、コンプレッサーはTUBETECH「CL-1B」を使用したほか、村上喜洋さんのアコースティックギター(B&K「4006」)やチャペル内のアンビエントマイク(AKG「C414」)にはマイクプリ、コンプレッサー/EQを集約したSSL「XLogic X-Desk/X-Rack」を使用しています。
Suaraさんのボーカル信号もこのXLogic X-Deskに入力されてミックスダウンされ、ADI-2 Pro Anniversary Editionへ出力。ADI-2 Proにバンドルされている録音ソフト「Sound it!for ADI-2 Pro」を使い、768kHz/24bit録音されました(このシステムでは32bit録音も可能ですが、データ量を抑えて再生機器の安定した動作を目指したこと、実際の音声信号・ダイナミクスを十分に収められることから24bit録音を選択しています)。
録音に用いたADI-2 Pro Anniversary Editionと同じRME製品で再生することで、収録時の生々しい歌唱の質感と空気感、演奏の抑揚感も脚色なくストレートに感じ取れるはずです。リヴァーブは一切使わず、残響成分はアンビエントマイクで収録した音のみのため、チャペルの独特な響きもよく掴めます。Suaraさんの貴重な768kHz録音の試聴機会に加え、これで最後となる中野サンプラザ、そしてそのチャペルでの音の記憶をぜひシンタックスジャパンブースにてご体感ください。*本音源は現在のところ販売の予定はありません
『ヘッドホン祭』も4月29日の『春のヘッドホン祭2023』が中野サンプラザにて行われる最後の開催となります。イベント内でも “音楽の聖地” に相応しい、いくつものミニライブが催されてきましたが、2017年11月4日『秋のヘッドホン祭2017』には6階・チャペルにて、Suaraさんのミニライブ&公開レコーディングが行われました。
この公開レコーディングではRME「ADI-2 Pro Anniversary Edition」を用いた768kHz録音を実施。Suaraさんのボーカルとアコースティックギターによるシンプルな生演奏を一発録りで収めた貴重な録音ファイルは、コロナ禍によるイベント中止の影響もあり、長らく公開の機会を逸していました。
60年にも及ぶ長い歴史を持つ中野サンプラザで開催される最後の『ヘッドホン祭』に合わせ、この時に録音された2曲のうちの1曲「POWDER SNOW」を、シンタックスジャパンブースにて試聴できることになりました。
当日の録音/ミックスダウンはF.I.X.RECORDSの有村健一氏が担当。Suaraさんの声を収めたマイクはノイマン「U87Ai」、マイクプリアンプはNEVE「1073DPD」、コンプレッサーはTUBETECH「CL-1B」を使用したほか、村上喜洋さんのアコースティックギター(B&K「4006」)やチャペル内のアンビエントマイク(AKG「C414」)にはマイクプリ、コンプレッサー/EQを集約したSSL「XLogic X-Desk/X-Rack」を使用しています。
Suaraさんのボーカル信号もこのXLogic X-Deskに入力されてミックスダウンされ、ADI-2 Pro Anniversary Editionへ出力。ADI-2 Proにバンドルされている録音ソフト「Sound it!for ADI-2 Pro」を使い、768kHz/24bit録音されました(このシステムでは32bit録音も可能ですが、データ量を抑えて再生機器の安定した動作を目指したこと、実際の音声信号・ダイナミクスを十分に収められることから24bit録音を選択しています)。
録音に用いたADI-2 Pro Anniversary Editionと同じRME製品で再生することで、収録時の生々しい歌唱の質感と空気感、演奏の抑揚感も脚色なくストレートに感じ取れるはずです。リヴァーブは一切使わず、残響成分はアンビエントマイクで収録した音のみのため、チャペルの独特な響きもよく掴めます。Suaraさんの貴重な768kHz録音の試聴機会に加え、これで最後となる中野サンプラザ、そしてそのチャペルでの音の記憶をぜひシンタックスジャパンブースにてご体感ください。*本音源は現在のところ販売の予定はありません
- トピック
- 春のヘッドフォン祭2023