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公開日 2024/07/27 17:05
アナログレコードのイヤホン試聴に特化したヘッドホンアンプも
<ヘッドフォン祭>FOCAL「HADENYS」と「AZURYS」初お披露目/Hibyヘッドホンアンプ「FD5」今夏発表へ
編集部:長濱行太朗
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオイベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日にステーションコンファレンス東京で開催された。本稿では、ラックスマンやFOCAL(フォーカル)をはじめ、ミックスウェーブが取り扱うHiby Music/Beat Audio/Unique Melodyなどのブランドや、JAPAEAR(ジャパイヤー)のブースレポートをお届けする。
ラックスマンブースでは、同社が取り扱うブランドのフォーカルから、7月25日に発表された有線接続の開放型ヘッドホン「HADENYS(ハデニス)」と密閉型ヘッドホン「AZURYS(アズリス)」が、本イベントにてユーザーへの初披露となった。
両モデルとも上位機から継承した音質を、より手軽に楽しめるモデルというコンセプトの下、さらにコンパクト化と軽量化を図っているのが特徴だ。ドライバーユニットは、40mm M字型アルミニウム/マグネシウムドームドライバーを軸に、各モデルで最適なチューニングが施されている。
HADENYSはブラウン、AZURYSが半貴石 “アズライト” にインスパイアされたブルーのカラーを採用している。会場では、来場者が手持ちのDAPやポータブルヘッドホンアンプなど繋いで試聴できるのはもちろん、ラックスマンの据え置き型ヘッドホンアンプ「P-750u」、ネットワークトランスポート「NT-07」、SACDプレーヤー「D-07X」を使用した環境での試聴が可能となっている。
同ブースには、ハイエンドクラスの開放型ヘッドホン「UTOPIA SG」、密閉型ヘッドホン「STELLA」「CLEAR MG」、そして4月に発売したベージュとシルバーをあしらった新色「DUNE」を導入したノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホン「BATHYS」も並ぶ。
ミックスウェーブは、取り扱いブランドのひとつであるHiby MusicからUSB DAC内蔵の据え置き型ヘッドホンアンプ「FD5」を参考出展。今夏発売を予定しているモデルであり、価格は調整中とのこと。
FD5は上段部分がDAC/アンプ、下段が電源部となっており、同社のDAP「R4」などでも採用されているA級/AB級動作のアンプ駆動を切り替えられる機能を備えている。入力端子はUSB-DACとしての機能を発揮するUSB Type-C、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)を1基ずつ採用している。
出力端子は、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)を装備する。また、ワイヤレス接続ではBluetoothに対応する。本体上部にある「FN」(ファンクション)ボタンで入力切替が可能だ。本体側面には、先述したA級/AB級動作の切り替えスイッチ、ゲインのLo/Hi切り替えスイッチが設置されている。
本体天面部にあるモニターでは、ボリューム数値を目視できるほか、ゲインのLo/Hi、A級/AB級動作、入力切替がアイコンで確認できるようになっている。ブースではFD5とDAPなどを接続して試聴できる。
Hiby Musicは、6月28日から発売されたミドルクラスのDAC「R4」も展示している。同ブランドから「Hi-Fiサウンドを手軽に楽しめるコストパフォーマンスに優れるモデル」として開発された製品であり、DACチップ「ES9018C2M」4基を一致配列するという高音質を追求した取り組みや、サイバーパンクやスペースオペラなどの要素を取り入れたデザインなど、ユニークな特徴を多数備えるDAPに触れられる。
また、DAPの「RS2」「M300」「R8 II」「RS8」といった、同社のエントリークラスからハイエンドモデルまで、比較試聴できるようになっている。
Beat Audioからは7月26日に発売となったイヤホン/ヘッドホン向けアップグレードケーブルの限定モデル「Arabica(アラビカ)」をイベント初出展。導体には、銀合金と銅合金の2種類を併せて採用している。接続端子は、イヤホン/ヘッドホン側がMMCX/2Pin/3.5mm(両出しヘッドホン用)/ソニー「MDR-MV1」用の4種類、再生機器側が3.5mm(アンバランス)/4.4mm(バランス)の2種類をラインナップしている。
本モデルは、Beat Audioの音をより幅広いユーザーに届けられるよう、現行モデルよりもさらに購入しやすい価格帯となっており、ブランド初のハイコストパフォーマンスモデルだと謳っている。
そのほか、FAudioのカナル型イヤホン「Spring」、64 Audioはダイナミック型ドライバー×1基とバランスドアーマチュア(BA)型ドライバー×3基によるハイブリッド型ドライバー採用のイヤホン「Aspire 4」、Campfire Audioの平面磁界型ドライバーを搭載した世界888台限定モデル「Moon Rover」、そしてUnique Melodyの計13基のドライバーを投入したハイブリッド型ドライバー搭載のイヤホン「Mason FS Soleil Tombé」などが、数多くのモデルが試聴可能だ。
JAPANイヤホン製造の自社ブランドであるJAPAEARからは、真鍮+ステンレスを用いたボディが特徴的な、10mm ダイナミック型ドライバー採用のイヤホン「斬shin」と、7月22日に発表されたブランド初のアナログプレーヤー「VINshin(バンシン)」を中心にブースを展開する。
VINshinはベルトドライブ方式のアナログプレーヤーとなっており、フラッターはアルミダイキャスト製、ユニバーサルトーンアープが採用されているため、カートリッジの交換にも対応する。ブースでは、LP GEARブランドのカートリッジ「The Vessel A3SE cartridge」による再生が楽しめる。
参考出展として、開発中のポータブルヘッドホンアンプ「HAKUshin」も展示する。本モデルは、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)のヘッドホン出力端子を備えるほか、PHONOイコライザーを内蔵し、MM/MCの切り替え機能、さらに基板に仮想アースを投入することでノイズ低減を図るなど、ユニークな仕様となっている。
アナログプレーヤーのVINshinで再生し、ポータブルヘッドホンアンプのHAKUshinとイヤホン斬shinを組み合わせたシステムでの試聴が可能であり、アナログレコードならではの空間表現に富んだサウンドを楽しめるとアピールする。
■密閉型「HADENYS」と密閉型「AZURYS」を初披露
ラックスマンブースでは、同社が取り扱うブランドのフォーカルから、7月25日に発表された有線接続の開放型ヘッドホン「HADENYS(ハデニス)」と密閉型ヘッドホン「AZURYS(アズリス)」が、本イベントにてユーザーへの初披露となった。
両モデルとも上位機から継承した音質を、より手軽に楽しめるモデルというコンセプトの下、さらにコンパクト化と軽量化を図っているのが特徴だ。ドライバーユニットは、40mm M字型アルミニウム/マグネシウムドームドライバーを軸に、各モデルで最適なチューニングが施されている。
HADENYSはブラウン、AZURYSが半貴石 “アズライト” にインスパイアされたブルーのカラーを採用している。会場では、来場者が手持ちのDAPやポータブルヘッドホンアンプなど繋いで試聴できるのはもちろん、ラックスマンの据え置き型ヘッドホンアンプ「P-750u」、ネットワークトランスポート「NT-07」、SACDプレーヤー「D-07X」を使用した環境での試聴が可能となっている。
同ブースには、ハイエンドクラスの開放型ヘッドホン「UTOPIA SG」、密閉型ヘッドホン「STELLA」「CLEAR MG」、そして4月に発売したベージュとシルバーをあしらった新色「DUNE」を導入したノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホン「BATHYS」も並ぶ。
■HibyからA級/AB級切り替え対応の据え置き型ヘッドホンアンプ
ミックスウェーブは、取り扱いブランドのひとつであるHiby MusicからUSB DAC内蔵の据え置き型ヘッドホンアンプ「FD5」を参考出展。今夏発売を予定しているモデルであり、価格は調整中とのこと。
FD5は上段部分がDAC/アンプ、下段が電源部となっており、同社のDAP「R4」などでも採用されているA級/AB級動作のアンプ駆動を切り替えられる機能を備えている。入力端子はUSB-DACとしての機能を発揮するUSB Type-C、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)を1基ずつ採用している。
出力端子は、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)を装備する。また、ワイヤレス接続ではBluetoothに対応する。本体上部にある「FN」(ファンクション)ボタンで入力切替が可能だ。本体側面には、先述したA級/AB級動作の切り替えスイッチ、ゲインのLo/Hi切り替えスイッチが設置されている。
本体天面部にあるモニターでは、ボリューム数値を目視できるほか、ゲインのLo/Hi、A級/AB級動作、入力切替がアイコンで確認できるようになっている。ブースではFD5とDAPなどを接続して試聴できる。
Hiby Musicは、6月28日から発売されたミドルクラスのDAC「R4」も展示している。同ブランドから「Hi-Fiサウンドを手軽に楽しめるコストパフォーマンスに優れるモデル」として開発された製品であり、DACチップ「ES9018C2M」4基を一致配列するという高音質を追求した取り組みや、サイバーパンクやスペースオペラなどの要素を取り入れたデザインなど、ユニークな特徴を多数備えるDAPに触れられる。
また、DAPの「RS2」「M300」「R8 II」「RS8」といった、同社のエントリークラスからハイエンドモデルまで、比較試聴できるようになっている。
Beat Audioからは7月26日に発売となったイヤホン/ヘッドホン向けアップグレードケーブルの限定モデル「Arabica(アラビカ)」をイベント初出展。導体には、銀合金と銅合金の2種類を併せて採用している。接続端子は、イヤホン/ヘッドホン側がMMCX/2Pin/3.5mm(両出しヘッドホン用)/ソニー「MDR-MV1」用の4種類、再生機器側が3.5mm(アンバランス)/4.4mm(バランス)の2種類をラインナップしている。
本モデルは、Beat Audioの音をより幅広いユーザーに届けられるよう、現行モデルよりもさらに購入しやすい価格帯となっており、ブランド初のハイコストパフォーマンスモデルだと謳っている。
そのほか、FAudioのカナル型イヤホン「Spring」、64 Audioはダイナミック型ドライバー×1基とバランスドアーマチュア(BA)型ドライバー×3基によるハイブリッド型ドライバー採用のイヤホン「Aspire 4」、Campfire Audioの平面磁界型ドライバーを搭載した世界888台限定モデル「Moon Rover」、そしてUnique Melodyの計13基のドライバーを投入したハイブリッド型ドライバー搭載のイヤホン「Mason FS Soleil Tombé」などが、数多くのモデルが試聴可能だ。
■フォノイコ内蔵でMM/MC切り替えも可能なポタアンを参考展示
JAPANイヤホン製造の自社ブランドであるJAPAEARからは、真鍮+ステンレスを用いたボディが特徴的な、10mm ダイナミック型ドライバー採用のイヤホン「斬shin」と、7月22日に発表されたブランド初のアナログプレーヤー「VINshin(バンシン)」を中心にブースを展開する。
VINshinはベルトドライブ方式のアナログプレーヤーとなっており、フラッターはアルミダイキャスト製、ユニバーサルトーンアープが採用されているため、カートリッジの交換にも対応する。ブースでは、LP GEARブランドのカートリッジ「The Vessel A3SE cartridge」による再生が楽しめる。
参考出展として、開発中のポータブルヘッドホンアンプ「HAKUshin」も展示する。本モデルは、3.5mm端子(アンバランス)と4.4mm端子(バランス)のヘッドホン出力端子を備えるほか、PHONOイコライザーを内蔵し、MM/MCの切り替え機能、さらに基板に仮想アースを投入することでノイズ低減を図るなど、ユニークな仕様となっている。
アナログプレーヤーのVINshinで再生し、ポータブルヘッドホンアンプのHAKUshinとイヤホン斬shinを組み合わせたシステムでの試聴が可能であり、アナログレコードならではの空間表現に富んだサウンドを楽しめるとアピールする。