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公開日 2023/09/20 17:05
「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」に新色マゼンタも
ロジクールG、新ハイエンドライン「PRO Xシリーズ」。ゲーミングキーボード/マウスが登場
編集部:伴 修二郎
ロジクールは、ゲーミングブランド「Logicool G」から、従来のPROシリーズよりもさらにハイエンドなライン「PRO Xシリーズ」を発表。その1弾として、「PRO X SUPERLIGHT 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングマウス」「PRO X TKL LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」の2種と、「ロジクールG PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングヘッドセット」の新色マゼンタを、10月13日(金)より発売する。価格はオープン。ラインナップの詳細と同社オンラインストア価格は以下の通り(表記いずれも税込)。
・「PRO X SUPERLIGHT 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングマウス」(以下「PRO X SUPERLIGHT 2」)25,410円
・「PRO X TKL LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」(以下「PRO X TKLワイヤレスキーボード」) 27,900円
・「ロジクールG PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミング ヘッドセット」(以下「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」)新色マゼンダ 34,650円
「ロジクールG PROシリーズ」は、eスポーツアスリートの協力のもと、世界トップのeスポーツプロ選手と共同開発したハイエンドシリーズ。今回そのPROシリーズより、さらなるハイエンドライン「PRO Xシリーズ」が登場。新製品2種を含む、全3モデルをラインナップする。
「PRO X SUPERLIGHT 2」は、従来モデルからさらに向上した反応速度・精度や、ロジクールG史上最軽量を実現した新ゲーミングマウス。カラーラインナップはホワイト/ブラック/マゼンタの全3色をラインナップする。
新たに独自のハイブリッドスイッチ「LIGHTFORCE」を搭載。前モデルのメカニカルスイッチのクリック感の良さを保ちつつ、光学式スイッチによるクリックの反応速度と耐久性を両立させた「ハイブリッドな万能スイッチ」とアピールしている。
前モデルで採用するゲーミングセンサー「HEROセンサー」が、本機では最新の「HERO 2センサー」に進化。マウスの動きを精緻に捉えて反映させるエイム精度が格段に向上し、マウス側で検知した動きをパソコン側に送る1秒当たりの頻度・ポーリングレートは、前モデルの1,000Hzから2,000Hz に倍増している。
また、マウスをどの程度動かすと画面上のマウスポインターがどれだけ動くかという粒度を表すDPIの調整は、前機種の50単位から新たに5単位での調整が可能となり、精密さが50倍に向上したとしている。DPIの設定はX軸に加えてY軸でも行える。
さらに、前機種では調整が不可能であった、マウスを浮かせたときに何mm距離が離れたら反応しなくなるかを意味する「リフトオフディスタンス(LOD)」が、本機では調整可能に。LODを短く調整することで、マウスをあまり上げずにリセット可能なほか、様々な厚さのマウスソールに合わせて調整が行える。
本体質量は前モデルの63gから60gと、さらなる軽量化を実現した。総ボタン数は5(プログラム可能なボタン数)、連続使用時間は約95時間。外形寸法は64W×125H×40Dmm。付属品として、LIGHTSPEED ワイヤレスレシーバー、充電/データケーブル、レシーバー延長アダプターなどを同梱する。
「PRO X TKLワイヤレスキーボード」は、現行モデル「PRO キーボード」がワイヤレス仕様に進化したプロ向けのハイエンド・ゲーミングキーボード。ワイヤレス接続により、斜め置きした際でもケーブルがマウス操作を邪魔することなく、デスク周りにスッキリと配置できるとしている。カラーバリエーションはホワイト/ブラック/マゼンタの3色展開で、マゼンタのみロジクール直販サイトのみの販売となる。
ロジクール独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を採用し、「人間の体感レベルを超えた超低遅延を実現する」と説明。一般ゲーマーに加えて、eスポーツのプロ選手が大会で使用した際にも遅延や混線のない快適なプレイが行えるという。またSUPERLIGHT 2とは、1つのレシーバーで両方同時に接続が行える。
キースイッチには、ロジクールGと世界のトップeスポーツプロ選手たちによる厳しい品質とパフォーマンス基準を満たした「GX キースイッチ」を搭載する。プロ仕様の高速タイピングに対応するほか、高い耐久性によって7,000万回以上の打鍵にも対応するとのこと。確かな打鍵感のあるタクタイルタイプと、滑らかな打鍵感のあるリニアタイプの2種のタイプから選択できる。
キーキャップは、従来のABSからPBTキーキャップに進化した。スムーズでしっかりとした打鍵感に加えて、印字の耐久性も向上したことでキーの文字ハゲも防ぐとしている。薄型ロープロファイルキーで超高速タイピングを実現する同社の人気モデル「G913TKL」と比較して、本機では「フルサイズキーキャップの打鍵感を好むユーザー向け」と説明している。
本体はアルミニウム合金のプレートを使用したデザインにすることで、スタイリッシュで高級感ある雰囲気を演出。そのほか、大会・イベント時などの持ち運びにも便利なキャリーケースも付属する。キーレイアウトはテンキーレス、連続使用時間は約50時間。外形寸法は352W×34H×150Dmm。ほか付属品として、ワイヤレスレシーバー、充電コード、レシーバー延長アダプターを同梱する。
「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」は、グラフェンドライバーを搭載するゲーミングヘッドセット。今年7月にブラック/ホワイトカラーモデルが先行発売されていたが、この度新色マゼンタが追加されることを受け、PRO Xシリーズとしてあらためて展開される。なお、マゼンタはロジクール直販サイトのみの販売となる。
基本仕様に変更はなく、大口径な50mm径ドライバーユニットには、非常に高い堅牢性を保ちつつ、軽量化を実現する素材「グラフェン」を搭載する。振動板の重量のうち90%をグラフェンで構成することで、微かな音の歪みも抑制。ゲーム内の銃撃音に重なる微かな足音や、チームメンバーとのボイスチャットの音声も鮮明に分離して聞き分けられるという。
フル充電の状態で最大50時間まで連続使用でき、前モデル「PRO Xヘッドセット」の2倍以上のバッテリー持続を実現。加えて、前モデルから25gの軽量化も実現しており、回転式のイヤーカップによって長時間のプレイでも快適に使用できるとアピールしている。
ワイヤレス通信は、付属のUSBドングルを用いた独自通信技術「LIGHTSPEED」をサポートし、遅延が少なく安定した接続が行えると説明。マイクはノイズキャンセリング搭載の単一指向性による着脱式6mmマイクを内蔵する。Bluetoothバージョンは5.3で、同梱の3.5mmステレオミニケーブルによる有線接続もサポートする。
ヘッドホンの周波数特性は20Hz-20kHz、インピーダンスは38Ω。本体質量は345g。ほか付属品として、低反発クロスイヤーパッド、低反発合成皮革イヤーパッド(本体装着済み)、USB-A LIGHTSPEEDワイヤレスアダプター(3.5mmポート搭載)、着脱式マイク(フォーム製ウィンドスクリーン付き)、USB-A-USB-C充電ケーブル、3.5mmケーブル、キャリングケースなどを同梱する。
本日9月20日、都内に位置する(株)ロジクール本社にて、「PRO X シリーズ」のメディア向け発表会が開催された。本イベントでは、ロジテック社のGlobal Product Manager・Chris Pate氏がオンラインにて参加。PRO X シリーズの開発背景についてのプレゼンテーションが行われた。
Chris氏は、まず同社が展開するPROシリーズについて、「デザインから開発に至るまでをユーザー重視で行っており、プロeスポーツゲーマーのユニークな要望にフォーカスし、それらを実現するソリューションを詰め込んだシリーズ」「我々は随時何百人のeスポーツプロ選手と共同し、彼らのニーズを理解した上で製品開発に取り組んでいる」と説明する。
プロ選手からのフィードバッグを取り入れる上で心がけている点として、「プロ選手からの要望をただ受け取るだけでなく、彼らがどのようにギアをセットアップし、実際にゲームプレイに活用しているか、そしてギアを使用していない時の彼らの行動などにも注目している」と語る。
また、それら意見やフィードバックを踏まえてプロトタイプが完成した際には、「弊社のラボに選手たちを招待したり、時には彼らの練習場や大会にも出向き、そこで発生したフィードバックを取り入れてデザインや仕様に手を入れている」「このような工程を行うことで、選手たちのニーズにしっかりと応える製品を作り上げている」と強調した。
昨今のワイヤレス仕様のゲーミング製品の普及についても言及。「多くの選手は昔ワイヤレスを嫌っていた。しかし実際に彼らのプレイをみてみると、彼らはケーブルがデスクに引っかからないようにマウスを使用していた。その点をさらに掘り下げることで、彼らから有線よりも選んでもらえるワイヤレスマウスを目指して開発してきた」とのこと。
そして「軽量化や充電時間の改善、ワイヤレス接続をさらに強くすることで、ワイヤレスマウスに対する信頼性を向上してきた。結果、2015年の段階ではワイヤレスマウスの使用は冗談とされていたなか、2023年にはメジャー大会のファイナルで全選手がワイヤレスマウスを使用するなど、たった約8年間で大きな変化を遂げた」と、近年のワイヤレス技術の急激な進化をアピールした。
最後にChris氏は、「PROシリーズは、多くのeスポーツ・アスリートたちにおいて大事な一角になりえている。多くのプロ選手のキャリアにおいて、ロジクールG製品に信頼を獲得している。この信頼を裏切らないよう、今後も製品開発に尽力していきたい」と力を込めた。
続いて、esportsキャスターで、ロジクールGのブランド・アンバサダーを務める岸大河氏が本イベントに参加。いち早くPRO Xシリーズを使用した感触や、その印象についてが語られた。
まず「PRO X SUPERLIGHT 2」の印象について聞かれると、「元々自分は『G 502X』を約1年くらい使っていて、G 502Xのクリック感が好きだった。今回のPRO Xは、そのクリック感と軽さが両立していて、まさに完成形に近い!クリックを連打する際も1回目から2回目のクリックが良いフィードバックで返ってくるので、自分の想像通りのエイムができる」と、クリック感の良さと軽量さの両立した仕様に好感触だった様子。
また「PRO X TKLワイヤレスキーボード」については、「アルミニウム合金になったことで見た目がとてもスタイリッシュになっていて、1つのドングルでマウスと一緒に動かせるのも良い。ワイヤレスでもロープロファイルではなく普通のキートップで打ちたい方にはすごくオススメのキーボードだと思う。また重量が変わったのか、高い安定感があるのも良い改善だなと感じる」と述べた。
最後に「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」の使用感については、「より音が分離して聴こえるのが特徴。爆発音や足音、銃撃音などの聞き分けがFPSで重要だが、どこから何人近づいてきていて、いくつ銃声が鳴っているかなど、ボイスチャットも含めて聞き分けられるのは助かる。サラウンドも楽しめるし、よりゲームに没入できる」と朗らかに語っていた。
・「PRO X SUPERLIGHT 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングマウス」(以下「PRO X SUPERLIGHT 2」)25,410円
・「PRO X TKL LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」(以下「PRO X TKLワイヤレスキーボード」) 27,900円
・「ロジクールG PRO X 2 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミング ヘッドセット」(以下「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」)新色マゼンダ 34,650円
「ロジクールG PROシリーズ」は、eスポーツアスリートの協力のもと、世界トップのeスポーツプロ選手と共同開発したハイエンドシリーズ。今回そのPROシリーズより、さらなるハイエンドライン「PRO Xシリーズ」が登場。新製品2種を含む、全3モデルをラインナップする。
■ロジクールG史上 “最軽量” のゲーミングマウス「PRO X SUPERLIGHT 2」
「PRO X SUPERLIGHT 2」は、従来モデルからさらに向上した反応速度・精度や、ロジクールG史上最軽量を実現した新ゲーミングマウス。カラーラインナップはホワイト/ブラック/マゼンタの全3色をラインナップする。
新たに独自のハイブリッドスイッチ「LIGHTFORCE」を搭載。前モデルのメカニカルスイッチのクリック感の良さを保ちつつ、光学式スイッチによるクリックの反応速度と耐久性を両立させた「ハイブリッドな万能スイッチ」とアピールしている。
前モデルで採用するゲーミングセンサー「HEROセンサー」が、本機では最新の「HERO 2センサー」に進化。マウスの動きを精緻に捉えて反映させるエイム精度が格段に向上し、マウス側で検知した動きをパソコン側に送る1秒当たりの頻度・ポーリングレートは、前モデルの1,000Hzから2,000Hz に倍増している。
また、マウスをどの程度動かすと画面上のマウスポインターがどれだけ動くかという粒度を表すDPIの調整は、前機種の50単位から新たに5単位での調整が可能となり、精密さが50倍に向上したとしている。DPIの設定はX軸に加えてY軸でも行える。
さらに、前機種では調整が不可能であった、マウスを浮かせたときに何mm距離が離れたら反応しなくなるかを意味する「リフトオフディスタンス(LOD)」が、本機では調整可能に。LODを短く調整することで、マウスをあまり上げずにリセット可能なほか、様々な厚さのマウスソールに合わせて調整が行える。
本体質量は前モデルの63gから60gと、さらなる軽量化を実現した。総ボタン数は5(プログラム可能なボタン数)、連続使用時間は約95時間。外形寸法は64W×125H×40Dmm。付属品として、LIGHTSPEED ワイヤレスレシーバー、充電/データケーブル、レシーバー延長アダプターなどを同梱する。
■ワイヤレス仕様のハイエンドキーボード「PRO X TKLワイヤレス」
「PRO X TKLワイヤレスキーボード」は、現行モデル「PRO キーボード」がワイヤレス仕様に進化したプロ向けのハイエンド・ゲーミングキーボード。ワイヤレス接続により、斜め置きした際でもケーブルがマウス操作を邪魔することなく、デスク周りにスッキリと配置できるとしている。カラーバリエーションはホワイト/ブラック/マゼンタの3色展開で、マゼンタのみロジクール直販サイトのみの販売となる。
ロジクール独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を採用し、「人間の体感レベルを超えた超低遅延を実現する」と説明。一般ゲーマーに加えて、eスポーツのプロ選手が大会で使用した際にも遅延や混線のない快適なプレイが行えるという。またSUPERLIGHT 2とは、1つのレシーバーで両方同時に接続が行える。
キースイッチには、ロジクールGと世界のトップeスポーツプロ選手たちによる厳しい品質とパフォーマンス基準を満たした「GX キースイッチ」を搭載する。プロ仕様の高速タイピングに対応するほか、高い耐久性によって7,000万回以上の打鍵にも対応するとのこと。確かな打鍵感のあるタクタイルタイプと、滑らかな打鍵感のあるリニアタイプの2種のタイプから選択できる。
キーキャップは、従来のABSからPBTキーキャップに進化した。スムーズでしっかりとした打鍵感に加えて、印字の耐久性も向上したことでキーの文字ハゲも防ぐとしている。薄型ロープロファイルキーで超高速タイピングを実現する同社の人気モデル「G913TKL」と比較して、本機では「フルサイズキーキャップの打鍵感を好むユーザー向け」と説明している。
本体はアルミニウム合金のプレートを使用したデザインにすることで、スタイリッシュで高級感ある雰囲気を演出。そのほか、大会・イベント時などの持ち運びにも便利なキャリーケースも付属する。キーレイアウトはテンキーレス、連続使用時間は約50時間。外形寸法は352W×34H×150Dmm。ほか付属品として、ワイヤレスレシーバー、充電コード、レシーバー延長アダプターを同梱する。
■「グラフェンドライバー」搭載ゲーミングヘッドセットに新色マゼンタ
「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」は、グラフェンドライバーを搭載するゲーミングヘッドセット。今年7月にブラック/ホワイトカラーモデルが先行発売されていたが、この度新色マゼンタが追加されることを受け、PRO Xシリーズとしてあらためて展開される。なお、マゼンタはロジクール直販サイトのみの販売となる。
基本仕様に変更はなく、大口径な50mm径ドライバーユニットには、非常に高い堅牢性を保ちつつ、軽量化を実現する素材「グラフェン」を搭載する。振動板の重量のうち90%をグラフェンで構成することで、微かな音の歪みも抑制。ゲーム内の銃撃音に重なる微かな足音や、チームメンバーとのボイスチャットの音声も鮮明に分離して聞き分けられるという。
フル充電の状態で最大50時間まで連続使用でき、前モデル「PRO Xヘッドセット」の2倍以上のバッテリー持続を実現。加えて、前モデルから25gの軽量化も実現しており、回転式のイヤーカップによって長時間のプレイでも快適に使用できるとアピールしている。
ワイヤレス通信は、付属のUSBドングルを用いた独自通信技術「LIGHTSPEED」をサポートし、遅延が少なく安定した接続が行えると説明。マイクはノイズキャンセリング搭載の単一指向性による着脱式6mmマイクを内蔵する。Bluetoothバージョンは5.3で、同梱の3.5mmステレオミニケーブルによる有線接続もサポートする。
ヘッドホンの周波数特性は20Hz-20kHz、インピーダンスは38Ω。本体質量は345g。ほか付属品として、低反発クロスイヤーパッド、低反発合成皮革イヤーパッド(本体装着済み)、USB-A LIGHTSPEEDワイヤレスアダプター(3.5mmポート搭載)、着脱式マイク(フォーム製ウィンドスクリーン付き)、USB-A-USB-C充電ケーブル、3.5mmケーブル、キャリングケースなどを同梱する。
■ロジクール本社でメディア向け発表会を開催。PRO Xシリーズの開発背景や魅力を語る
本日9月20日、都内に位置する(株)ロジクール本社にて、「PRO X シリーズ」のメディア向け発表会が開催された。本イベントでは、ロジテック社のGlobal Product Manager・Chris Pate氏がオンラインにて参加。PRO X シリーズの開発背景についてのプレゼンテーションが行われた。
Chris氏は、まず同社が展開するPROシリーズについて、「デザインから開発に至るまでをユーザー重視で行っており、プロeスポーツゲーマーのユニークな要望にフォーカスし、それらを実現するソリューションを詰め込んだシリーズ」「我々は随時何百人のeスポーツプロ選手と共同し、彼らのニーズを理解した上で製品開発に取り組んでいる」と説明する。
プロ選手からのフィードバッグを取り入れる上で心がけている点として、「プロ選手からの要望をただ受け取るだけでなく、彼らがどのようにギアをセットアップし、実際にゲームプレイに活用しているか、そしてギアを使用していない時の彼らの行動などにも注目している」と語る。
また、それら意見やフィードバックを踏まえてプロトタイプが完成した際には、「弊社のラボに選手たちを招待したり、時には彼らの練習場や大会にも出向き、そこで発生したフィードバックを取り入れてデザインや仕様に手を入れている」「このような工程を行うことで、選手たちのニーズにしっかりと応える製品を作り上げている」と強調した。
昨今のワイヤレス仕様のゲーミング製品の普及についても言及。「多くの選手は昔ワイヤレスを嫌っていた。しかし実際に彼らのプレイをみてみると、彼らはケーブルがデスクに引っかからないようにマウスを使用していた。その点をさらに掘り下げることで、彼らから有線よりも選んでもらえるワイヤレスマウスを目指して開発してきた」とのこと。
そして「軽量化や充電時間の改善、ワイヤレス接続をさらに強くすることで、ワイヤレスマウスに対する信頼性を向上してきた。結果、2015年の段階ではワイヤレスマウスの使用は冗談とされていたなか、2023年にはメジャー大会のファイナルで全選手がワイヤレスマウスを使用するなど、たった約8年間で大きな変化を遂げた」と、近年のワイヤレス技術の急激な進化をアピールした。
最後にChris氏は、「PROシリーズは、多くのeスポーツ・アスリートたちにおいて大事な一角になりえている。多くのプロ選手のキャリアにおいて、ロジクールG製品に信頼を獲得している。この信頼を裏切らないよう、今後も製品開発に尽力していきたい」と力を込めた。
続いて、esportsキャスターで、ロジクールGのブランド・アンバサダーを務める岸大河氏が本イベントに参加。いち早くPRO Xシリーズを使用した感触や、その印象についてが語られた。
まず「PRO X SUPERLIGHT 2」の印象について聞かれると、「元々自分は『G 502X』を約1年くらい使っていて、G 502Xのクリック感が好きだった。今回のPRO Xは、そのクリック感と軽さが両立していて、まさに完成形に近い!クリックを連打する際も1回目から2回目のクリックが良いフィードバックで返ってくるので、自分の想像通りのエイムができる」と、クリック感の良さと軽量さの両立した仕様に好感触だった様子。
また「PRO X TKLワイヤレスキーボード」については、「アルミニウム合金になったことで見た目がとてもスタイリッシュになっていて、1つのドングルでマウスと一緒に動かせるのも良い。ワイヤレスでもロープロファイルではなく普通のキートップで打ちたい方にはすごくオススメのキーボードだと思う。また重量が変わったのか、高い安定感があるのも良い改善だなと感じる」と述べた。
最後に「PRO X 2 ワイヤレスヘッドセット」の使用感については、「より音が分離して聴こえるのが特徴。爆発音や足音、銃撃音などの聞き分けがFPSで重要だが、どこから何人近づいてきていて、いくつ銃声が鳴っているかなど、ボイスチャットも含めて聞き分けられるのは助かる。サラウンドも楽しめるし、よりゲームに没入できる」と朗らかに語っていた。