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公開日 2023/06/12 20:32
7月8日 朝9時テレビ東京系にて放送開始
「今までにない、だけど王道」怪獣一挙14体登場の『ウルトラマンブレーザー』プレミア発表会レポート
編集部:松永達矢
7月より放送開始となるウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンブレーザー』のプレミアム発表会が、本日6月12日に東京・サンシャイン劇場にて開催された。本稿ではその模様をお伝えする。
『ウルトラマンブレーザー』は、ウルトラマンに変身する主人公、ヒルマ ゲント(演:蕨野友也)が、防衛チームの隊長という、シリーズ初の設定が注目される最新作。宇宙飛行士たちの間で未確認大型宇宙人として存在を囁かれる「ウルトラマン」、怪獣との戦いで人類とのコンタクトを果たす「ウルトラマン」を排除すべき存在かを主人公が調査するなど、既に公開されているあらすじから、ハードSFテイストのドラマを予感させる。
放送に先立って行われた作品発表会は、2018年放送のTVシリーズ『ウルトラマンR/B』以来、実に5年ぶりのリアル開催となる。本イベントの会場となったのは、毎夏行われるウルトラマンのイベント会場としてもお馴染みのサンシャインシティ・文化会館「展示ホールB」の向かいに位置するサンシャイン劇場。開場前は、円谷プロの公式サービスTSUBURAYA IMAGINATIONにて行われた公募で集まったファンたちが集っており、一足早い「ウルトラの夏」を感じさせてくれた。
イベントは、主題歌アーティストのきただにひろしによるOP楽曲「僕らのスペクトラ」の生歌唱からスタート。これまで発表されたムービー等でも披露の機会が無かったため、来場者が耳を傾けるなか、きただには「アニソン界の実力派」に違わぬパフォーマンスを披露。歌唱中、ウルトラマンブレーザーがステージに登場するなど、幕開け早々に会場のボルテージは最高潮となった。
MCの呼び込みで主演の蕨野友也ら、本作の出演陣と本作のメイン監督を務める田口清隆が登壇。主人公・ゲントを演じる蕨野から順に、地球防衛隊特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の面々を演じるキャストが、ファンを前にして今の想いを語った。
初めてファンの前で “ウルトラマン” として挨拶する蕨野は過去、他特撮作品にキーキャラクターとして登場、変身を果たしたことを踏まえてか、開口一番「まさか自分がウルトラマンに出れるとは思ってもいませんでした……」と、会場に詰めかけたファンの笑いを誘う。
そして小さな頃に赤白帽をひっくり返してウルトラマンをやっていた、という「あるある」を披露したのち、「こうして自分がウルトラマンの長い歴史の1ページに加われることを誇りに思う。皆様にしっかり納得できるウルトラマンをお届けするために頑張ってきました!」と、熱い思いを披露した。
本作ヒロインのアオベ エミを演じる搗宮姫奈は、自身が担当するキャラクターを「軸がしっかりしていて、やるべきことに対して突き進みながら、弱さも持ち合わせた “愛されキャラ” になっている」と紹介。
撮影中のエピソードとして、しっかりとしたキャスト陣に囲まれながら、重厚なドラマを撮っていたこともあり「大人なウルトラマンだな!」と思いながら撮影に参加していたと明かした。そして自身の演じたキャラも含めて「皆様に早く見ていただきたい!」と、客席のファンの期待を煽った。
バンドウ ヤスノブ隊員役の梶原颯は、「小さな頃からスーパーファミコンのゲームをやっていた」など、自身とウルトラマンの結びつきを披露。出演が決まった際は「最初は信じられなかった」と、今でも不思議な感覚だとコメント。メカニックという役柄で、気に入った機械に名前をつけるユニークなキャラを “機械フェチ” と称し会場を沸かせた。
工科学校からの叩き上げ、歩兵任務を得意とする地球防衛隊一筋の女性隊員ミナミ アンリ隊員役の内藤好美も、梶原同様出演が決まった際は「夢のような話」だと感謝しつつ、撮影期間中も、本日のステージ登壇に至るまで実感が湧かないでいたと吐露。会場に集まったファンたちの前でミナミ アンリとして立てたことで「やっと『夢じゃないんだ!』と、喜びに向き合えそうです」と、生真面目さを感じさせるとともに、登壇したキャスト陣から「今なの!?」と総ツッコミを受け、撮影チームの雰囲気の良さを覗かせる一幕も見られた。
SkaRD副隊長のナグラ テルアキ役を演じる伊藤祐輝は、自身の参加した作品がどういった方々に見ていただけるのか、という撮影中の心境を踏まえ「ウルトラマンを愛する方に向けて挨拶できることを心から楽しみにしていた」とコメント。自身の役どころを「縁の下の力持ち」と ひと言で表現し、それに違わぬ冷静な語り口を続けていたが、「SkaRDメンバー、大人といえど、本日緊張しています。暖かい目で見守ってください」と締めた。
SkaRD創設者、参謀長という要職を務める主人公の上官、ハルノ レツを演じる加藤雅也は、初代ウルトラマンからタロウまでの流れを子供時代に楽しんでいたからこそ「ウルトラマンは出るものではなく見るもの」と思っていたため、出演のオファーについて「やるんだ、自分が」と他キャスト同様の驚きがあったと振り返る。客席のファンの熱気を前に「自分が(普段)出ているような日本映画も、これくらいの熱気があればいいよなあ……」と、シリーズの熱量の高さについて触れた。
キャストコメント後、本作『ウルトラマンブレーザー』のメイン監督を務める田口清隆へMCから意気込みと本作全体の見どころについて質問が投げかけられた。
メイン監督としては、『ウルトラマンX』(2015年)、『ウルトラマンオーブ』(2016年)、『ウルトラマンZ』(2020年)に続いて4回目。さらに、本作も『ウルトラマンZ』同様シリーズ構成も兼任する形で作品に携わる田口。監督参加作としては『ウルトラマンギンガ』(2013年)から10年目ということもあり「ウルトラマンシリーズの監督をして10年、蓄積してきたモノをガンガン注ぎ込んだ1作に仕上げた」と熱弁する。
本作出演キャストについては、企画の立ち上げ段階から参加したこともあり「台本から出てきたかのよう」だと評価しつつ、プライベートで食事している時も「今自分が話しているのはキャラクターなのか、役者なのか……」と思うほどにキャスティングがマッチしているとコメント。撮影を重ねて人間関係ができていく感じも、シリーズのテーマと共通していると振り返った。
特撮パートについてもかつてない話し合いをしながら撮影を行ったとのことで、こちらも本作のキーとなる「コミュニケーション」と重なっていくと田口。そんな工夫を凝らせた特撮シーンの一端が垣間見える特報ではハードSF的な「今までのウルトラマンとは違うものを出そう」というテイストを打ち出しているが、「基本は明るく楽しいウルトラマンになっている」とアピール。今までにない、だけど王道ど真ん中の新たなるウルトラマンになっているので放送を楽しみにして欲しいと語った。
気になる撮影の進行状況としては、本日が発表会イベントながらも「本編・特撮ともに既に撮影が完了している」と語られ、会場は拍手喝采! 田口自身も「こういう発表の場で撮完していると報告できるのは今回が初めてではないか」と振り返り、「登壇するキャストはこう見えて全員スッキリしている」と会場の笑いを誘う一幕も。
キャストによる見どころ紹介では、隊長ゲントの「アースガロン、ゴー!」の掛け声で主力兵器「特戦獣アースガロン」がステージに登場。チームの要となるロボット怪獣を軸にしたトークを展開した。
続けて、蕨野が変身アイテムのブレーザーブレスを掲げウルトラマンブレーザーへの変身を初披露! ステージにはウルトラマンブレーザーも登場し、キャスト陣もその姿に興奮。プライベートでボディメイクに励む梶原や、アクションを得意とする内藤は胸筋の厚み、肩の丸みなどウルトラヒーローのプロポーションを評価し、「触りたい」といった一幕も見られた。
蕨野による変身実演、キャストへの変身講座の後、エンディング曲「BLACK STAR」を担当するタイ出身のアニソンアーティストMindaRynによるパフォーマンスも披露された。その後、冒頭にパワフルな歌声を披露したきただにもステージに再登場し、「男子たるや、ヒーローの憧れはありますし、その主題歌を歌えるというのはすごく幸せだ」とコメントした。
MindaRynは、「タイの子供達にとってもウルトラマンが『初めてのヒーロー』で、世界中の皆さんに知っていただける作品のEDテーマに参加できて、言葉が出ないくらい光栄」だと素直な想いを語った。
なお、イベントへの登壇は無かったものの、本作の劇伴はポータブルオーディオ系のイベントへのゲスト参加も多いTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDに決定。メンバーのフジムラトヲルは、自身のSNS上で「長きにわたるウルトラマンの歴史に、こうして関わることが出来、至極光栄です」と参加への喜びを明かしている。
イベント終盤、放送情報についてMCの口から語られる中、後方のスクリーンがオープン。本作を彩る登場怪獣が計14体登場! ステージイベントでも類を見ない一挙登場に、会場からはどよめきの声が上がった。MCにより7月登場の怪獣までは紹介されたが、ステージに出現した怪獣の大半は謎のまま。今後放送される本編の中で、ウルトラマンブレーザーとどのように関わっていくのか、どういった展開で登場するのか、非常に期待が高まる。
登場する怪獣たちをバックにした、マスコミ・ファン向けのフォトセッション後、登壇者を代表して主演の蕨野が、「ウルトラマンブレーザーは本日登壇していない多くのスタッフの方たちの尽力で今日という日を迎えられた。ひと言で表すには難しい作品だが信じる心だけを信じて、この作品に挑んできた」と熱弁。続けて、「作品を盛り上げていくためにも皆様が必要です。『最後まで一緒に俺たちと戦ってくれ!』」と、隊長らしい檄を飛ばした。
その後、会場に集ったファンへ向けて『ウルトラマンブレーザー』本編の上映が行われた。惜しくも記者は観ることが叶わなかったが、本イベントで高まった期待とともに7月8日からスタートするテレビ放送開始を待ちたい。
■『ウルトラマンブレーザー』 作品概要
放送開始日:2023年7月8日(土)
放送時間:毎週土曜日 午前9:00〜9:30
放送局:テレビ東京系6局ネット 他
製作:円谷プロダクション・テレビ東京・電通
出演:蕨野友也 ほか
メイン監督:田口清隆/メイン脚本:小柳啓伍/シリーズ構成:小柳啓伍・田口清隆
■STORY
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京
『ウルトラマンブレーザー』は、ウルトラマンに変身する主人公、ヒルマ ゲント(演:蕨野友也)が、防衛チームの隊長という、シリーズ初の設定が注目される最新作。宇宙飛行士たちの間で未確認大型宇宙人として存在を囁かれる「ウルトラマン」、怪獣との戦いで人類とのコンタクトを果たす「ウルトラマン」を排除すべき存在かを主人公が調査するなど、既に公開されているあらすじから、ハードSFテイストのドラマを予感させる。
放送に先立って行われた作品発表会は、2018年放送のTVシリーズ『ウルトラマンR/B』以来、実に5年ぶりのリアル開催となる。本イベントの会場となったのは、毎夏行われるウルトラマンのイベント会場としてもお馴染みのサンシャインシティ・文化会館「展示ホールB」の向かいに位置するサンシャイン劇場。開場前は、円谷プロの公式サービスTSUBURAYA IMAGINATIONにて行われた公募で集まったファンたちが集っており、一足早い「ウルトラの夏」を感じさせてくれた。
イベントは、主題歌アーティストのきただにひろしによるOP楽曲「僕らのスペクトラ」の生歌唱からスタート。これまで発表されたムービー等でも披露の機会が無かったため、来場者が耳を傾けるなか、きただには「アニソン界の実力派」に違わぬパフォーマンスを披露。歌唱中、ウルトラマンブレーザーがステージに登場するなど、幕開け早々に会場のボルテージは最高潮となった。
MCの呼び込みで主演の蕨野友也ら、本作の出演陣と本作のメイン監督を務める田口清隆が登壇。主人公・ゲントを演じる蕨野から順に、地球防衛隊特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の面々を演じるキャストが、ファンを前にして今の想いを語った。
初めてファンの前で “ウルトラマン” として挨拶する蕨野は過去、他特撮作品にキーキャラクターとして登場、変身を果たしたことを踏まえてか、開口一番「まさか自分がウルトラマンに出れるとは思ってもいませんでした……」と、会場に詰めかけたファンの笑いを誘う。
そして小さな頃に赤白帽をひっくり返してウルトラマンをやっていた、という「あるある」を披露したのち、「こうして自分がウルトラマンの長い歴史の1ページに加われることを誇りに思う。皆様にしっかり納得できるウルトラマンをお届けするために頑張ってきました!」と、熱い思いを披露した。
本作ヒロインのアオベ エミを演じる搗宮姫奈は、自身が担当するキャラクターを「軸がしっかりしていて、やるべきことに対して突き進みながら、弱さも持ち合わせた “愛されキャラ” になっている」と紹介。
撮影中のエピソードとして、しっかりとしたキャスト陣に囲まれながら、重厚なドラマを撮っていたこともあり「大人なウルトラマンだな!」と思いながら撮影に参加していたと明かした。そして自身の演じたキャラも含めて「皆様に早く見ていただきたい!」と、客席のファンの期待を煽った。
バンドウ ヤスノブ隊員役の梶原颯は、「小さな頃からスーパーファミコンのゲームをやっていた」など、自身とウルトラマンの結びつきを披露。出演が決まった際は「最初は信じられなかった」と、今でも不思議な感覚だとコメント。メカニックという役柄で、気に入った機械に名前をつけるユニークなキャラを “機械フェチ” と称し会場を沸かせた。
工科学校からの叩き上げ、歩兵任務を得意とする地球防衛隊一筋の女性隊員ミナミ アンリ隊員役の内藤好美も、梶原同様出演が決まった際は「夢のような話」だと感謝しつつ、撮影期間中も、本日のステージ登壇に至るまで実感が湧かないでいたと吐露。会場に集まったファンたちの前でミナミ アンリとして立てたことで「やっと『夢じゃないんだ!』と、喜びに向き合えそうです」と、生真面目さを感じさせるとともに、登壇したキャスト陣から「今なの!?」と総ツッコミを受け、撮影チームの雰囲気の良さを覗かせる一幕も見られた。
SkaRD副隊長のナグラ テルアキ役を演じる伊藤祐輝は、自身の参加した作品がどういった方々に見ていただけるのか、という撮影中の心境を踏まえ「ウルトラマンを愛する方に向けて挨拶できることを心から楽しみにしていた」とコメント。自身の役どころを「縁の下の力持ち」と ひと言で表現し、それに違わぬ冷静な語り口を続けていたが、「SkaRDメンバー、大人といえど、本日緊張しています。暖かい目で見守ってください」と締めた。
SkaRD創設者、参謀長という要職を務める主人公の上官、ハルノ レツを演じる加藤雅也は、初代ウルトラマンからタロウまでの流れを子供時代に楽しんでいたからこそ「ウルトラマンは出るものではなく見るもの」と思っていたため、出演のオファーについて「やるんだ、自分が」と他キャスト同様の驚きがあったと振り返る。客席のファンの熱気を前に「自分が(普段)出ているような日本映画も、これくらいの熱気があればいいよなあ……」と、シリーズの熱量の高さについて触れた。
キャストコメント後、本作『ウルトラマンブレーザー』のメイン監督を務める田口清隆へMCから意気込みと本作全体の見どころについて質問が投げかけられた。
メイン監督としては、『ウルトラマンX』(2015年)、『ウルトラマンオーブ』(2016年)、『ウルトラマンZ』(2020年)に続いて4回目。さらに、本作も『ウルトラマンZ』同様シリーズ構成も兼任する形で作品に携わる田口。監督参加作としては『ウルトラマンギンガ』(2013年)から10年目ということもあり「ウルトラマンシリーズの監督をして10年、蓄積してきたモノをガンガン注ぎ込んだ1作に仕上げた」と熱弁する。
本作出演キャストについては、企画の立ち上げ段階から参加したこともあり「台本から出てきたかのよう」だと評価しつつ、プライベートで食事している時も「今自分が話しているのはキャラクターなのか、役者なのか……」と思うほどにキャスティングがマッチしているとコメント。撮影を重ねて人間関係ができていく感じも、シリーズのテーマと共通していると振り返った。
特撮パートについてもかつてない話し合いをしながら撮影を行ったとのことで、こちらも本作のキーとなる「コミュニケーション」と重なっていくと田口。そんな工夫を凝らせた特撮シーンの一端が垣間見える特報ではハードSF的な「今までのウルトラマンとは違うものを出そう」というテイストを打ち出しているが、「基本は明るく楽しいウルトラマンになっている」とアピール。今までにない、だけど王道ど真ん中の新たなるウルトラマンになっているので放送を楽しみにして欲しいと語った。
気になる撮影の進行状況としては、本日が発表会イベントながらも「本編・特撮ともに既に撮影が完了している」と語られ、会場は拍手喝采! 田口自身も「こういう発表の場で撮完していると報告できるのは今回が初めてではないか」と振り返り、「登壇するキャストはこう見えて全員スッキリしている」と会場の笑いを誘う一幕も。
キャストによる見どころ紹介では、隊長ゲントの「アースガロン、ゴー!」の掛け声で主力兵器「特戦獣アースガロン」がステージに登場。チームの要となるロボット怪獣を軸にしたトークを展開した。
続けて、蕨野が変身アイテムのブレーザーブレスを掲げウルトラマンブレーザーへの変身を初披露! ステージにはウルトラマンブレーザーも登場し、キャスト陣もその姿に興奮。プライベートでボディメイクに励む梶原や、アクションを得意とする内藤は胸筋の厚み、肩の丸みなどウルトラヒーローのプロポーションを評価し、「触りたい」といった一幕も見られた。
蕨野による変身実演、キャストへの変身講座の後、エンディング曲「BLACK STAR」を担当するタイ出身のアニソンアーティストMindaRynによるパフォーマンスも披露された。その後、冒頭にパワフルな歌声を披露したきただにもステージに再登場し、「男子たるや、ヒーローの憧れはありますし、その主題歌を歌えるというのはすごく幸せだ」とコメントした。
MindaRynは、「タイの子供達にとってもウルトラマンが『初めてのヒーロー』で、世界中の皆さんに知っていただける作品のEDテーマに参加できて、言葉が出ないくらい光栄」だと素直な想いを語った。
なお、イベントへの登壇は無かったものの、本作の劇伴はポータブルオーディオ系のイベントへのゲスト参加も多いTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDに決定。メンバーのフジムラトヲルは、自身のSNS上で「長きにわたるウルトラマンの歴史に、こうして関わることが出来、至極光栄です」と参加への喜びを明かしている。
イベント終盤、放送情報についてMCの口から語られる中、後方のスクリーンがオープン。本作を彩る登場怪獣が計14体登場! ステージイベントでも類を見ない一挙登場に、会場からはどよめきの声が上がった。MCにより7月登場の怪獣までは紹介されたが、ステージに出現した怪獣の大半は謎のまま。今後放送される本編の中で、ウルトラマンブレーザーとどのように関わっていくのか、どういった展開で登場するのか、非常に期待が高まる。
登場する怪獣たちをバックにした、マスコミ・ファン向けのフォトセッション後、登壇者を代表して主演の蕨野が、「ウルトラマンブレーザーは本日登壇していない多くのスタッフの方たちの尽力で今日という日を迎えられた。ひと言で表すには難しい作品だが信じる心だけを信じて、この作品に挑んできた」と熱弁。続けて、「作品を盛り上げていくためにも皆様が必要です。『最後まで一緒に俺たちと戦ってくれ!』」と、隊長らしい檄を飛ばした。
その後、会場に集ったファンへ向けて『ウルトラマンブレーザー』本編の上映が行われた。惜しくも記者は観ることが叶わなかったが、本イベントで高まった期待とともに7月8日からスタートするテレビ放送開始を待ちたい。
■『ウルトラマンブレーザー』 作品概要
放送開始日:2023年7月8日(土)
放送時間:毎週土曜日 午前9:00〜9:30
放送局:テレビ東京系6局ネット 他
製作:円谷プロダクション・テレビ東京・電通
出演:蕨野友也 ほか
メイン監督:田口清隆/メイン脚本:小柳啓伍/シリーズ構成:小柳啓伍・田口清隆
■STORY
世界的な怪獣災害の発生を受けて、世界各国は、地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、1966年に地球防衛隊「GGF(Global Guardian Force)」を設立していた。
自然破壊や温暖化が急激に進む現在。ある夜、宇宙甲殻怪獣バザンガが出現。地球防衛隊の掃討作戦は難航し、ヒルマ ゲントが率いる特殊部隊が絶体絶命の危機に陥る。その時、眩い光とともに謎の巨人が降臨。何十年も前から宇宙飛行士たちの間で噂されていた未確認大型宇宙人、コードネーム「ウルトラマン」だ。
その後、司令部に呼び出されたゲントは突如、ある任務を言い渡される。それは、密かに組織されていた、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長就任。怪獣型の主力巨大メカ「アースガロン」を駆り怪獣災害に立ち向かう特殊部隊の指揮。それと同時に、バザンガの戦いで出現した「ウルトラマン」が排除すべき敵なのかを調べる任も命ぜられたゲントの脳裏に、遥か遠くの銀河…ブレーザーの眩い光の記憶が煌めく。
「俺が行く。」
ウルトラマンブレーザーの光に包まれたゲント隊長は今、組織されたばかりの「SKaRD」に配属された個性豊かな隊員たちとともに、確かな勇気と揺るがぬ正義を胸とポケットに忍ばせ、怪獣たちとの新たな戦いの日々へと身を投じる!
(C)円谷プロ (C)ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京