公開日 2017/02/08 16:21
アナログ部を大幅アップグレードを果たした”ブラック・レーベル”
高級機に匹敵する表現力 ー iFI-Audioの最新USB-DAC「micro iDSD BL」を聴く
岩井 喬
■大幅なグレードアップを実現した「micro iDSD BL」を聴く
DSD 11.2MHz対応機が普及する以前の2014年夏。画期的なUSB DAC/ポータブルヘッドホンアンプが誕生した。英国のハイエンドブランドAMRがポータブルオーディオブランドとして立ち上げたiFI-Audioよりリリースされた「micro iDSD」である。
当時は192kHz以上の上位フォーマットに対応するモデルというとハイエンド機ばかりであり、税別7万円以下でPCM 768kHzやDSD512(DSD 22.6/24.6MHz)まで対応するという現実離れしたスペックには、ただ驚くばかりであった。むろんスペックだけでなく、その音質も価格水準を超えるクオリティを有しており、ハイインピーダンス機を平然と鳴らし切る駆動力と、感度の高いIEMなどに優しいダイナミックレンジ改善のiEMatch機能を持たせるなど、ポータブル機として考えても非常に優秀な仕様を持っていたのだ。
そんなmicro iDSD発売から2年余りが経過したが、今冬、そのシルバーの装いからより洗練された黒い装いをまとった“Black Label”、「micro iDSD BL」として登場した。結果として価格は据え置かれたために勘違いされそうだが、ただ色が変わっただけではなく、内容の大幅なグレードアップを実施。新たな戦略的モデルとして生まれ変わっている。
DSD 11.2MHz対応機が普及する以前の2014年夏。画期的なUSB DAC/ポータブルヘッドホンアンプが誕生した。英国のハイエンドブランドAMRがポータブルオーディオブランドとして立ち上げたiFI-Audioよりリリースされた「micro iDSD」である。
当時は192kHz以上の上位フォーマットに対応するモデルというとハイエンド機ばかりであり、税別7万円以下でPCM 768kHzやDSD512(DSD 22.6/24.6MHz)まで対応するという現実離れしたスペックには、ただ驚くばかりであった。むろんスペックだけでなく、その音質も価格水準を超えるクオリティを有しており、ハイインピーダンス機を平然と鳴らし切る駆動力と、感度の高いIEMなどに優しいダイナミックレンジ改善のiEMatch機能を持たせるなど、ポータブル機として考えても非常に優秀な仕様を持っていたのだ。
そんなmicro iDSD発売から2年余りが経過したが、今冬、そのシルバーの装いからより洗練された黒い装いをまとった“Black Label”、「micro iDSD BL」として登場した。結果として価格は据え置かれたために勘違いされそうだが、ただ色が変わっただけではなく、内容の大幅なグレードアップを実施。新たな戦略的モデルとして生まれ変わっている。