公開日 2018/12/27 06:30
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第221回】完全ワイヤレスもワイヤードも新作多数!「ポタフェス2018」で気になったものベスト5
高橋 敦
去る12月15日と16日に年末恒例「ポタフェス」が開催された。であればこちらも恒例! 網羅的なレポは編集部にお任せして筆者の個人的な視点からの注目アイテムを何となくランキングっぽく紹介していく、いつものアレだ。それでは早速第5位から発表!
【第5位】お安くない仕上がり!ADVANCED「Elise」
ADVANCED「Elise」は12月21日発売で、実売予想3,250円程度と価格帯的にはエントリークラス。…なのだが、ルックスもサウンドもぜんぜんエントリークラスっぽくない!
ハウジングはプラスチックではないどころか金属でもなく、高密度セラミック製。素材自体の感触と上質な仕上げによって独特の輝きを放っている。また素材の共振特性が低いため、音に嫌なピークを付加することもなく、搭載するマイクロダイナミック型ドライバーのポテンシャルをしっかり引き出すとのこと。
そしてこのハウジング、滑らかそして薄い!このフォルムのおかげで装着感も素晴らしい!その曲線と表面仕上げが滑らかすぎて、その薄さを写真では伝えにくいのだが、耳から全く出っ張らないタイプの形状だ。冬場にイヤホンの上からニット帽などで耳まで隠しても圧迫感は全くなさそう。
音調もこの価格帯では珍しく、個人的にも好ましいタイプ。公式サイト曰く、
「Eliseのサウンドはボーカル/ヴォイスサウンドをより前面に押し出すよう調整されているので、音楽だけでなくポッドキャストを聴くための理想的な手段になり得ます。もちろんミュージックのリスニングにも最適なサウンドを提供します」
とのことだが、まさにソレ!声の届け方がしっかりしていて、しかも優しい。明瞭でありながら刺激的ではないサウンドなので、音楽はもちろん、ラジオなどのトークコンテンツでも、何を長時間聴いていても聴き疲れしにくそうだ。移動などの空き時間は全てスマホゲームに注ぎ込む!なんてガチ勢にもよさげかも。
【第4位】完全ワイヤレス時代もイヤーチップはSpinFit!
定番イヤーチップブランド「SpinFit」のブースでは、完全ワイヤレスイヤホン向けの新作「CP360」の試作品が展示されていた。
SpinFitの完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーチップはこれまでにも存在していたが、今回はまた別の工夫が施されている。
完全ワイヤレスではイヤーチップをあまり耳の奥まで入れない方が安定する場合も多いとのこと。そこで同社既存モデル「CP350」は、イヤーチップの傘の高さを思い切って低くすることでそれに応じていた。
対して新作「CP360」は、傘の高さはある程度確保しつつ、イヤホン本体に装着する軸を短めにすることで装着位置を浅めに調整。傘が確保されている分、よりしっかりとした装着感という印象だ。
充電ケースへの収納の関係も含めて、イヤホン側との相性次第の部分もあり、どちらかのアプローチが一方的に優れているというわけではない。大切なのは選択肢が増えたということだ。前述のケースとの相性も含めて、完全ワイヤレスはイヤーチップの選択肢が現状少なめ。そこを補強してくれるサードパーティ製品の充実は大歓迎!
なお写真の試作品では間に合わなかったということだが、製品ではシリコン素材が日本メーカーによる医療グレードのものになるとのこと。
【第5位】お安くない仕上がり!ADVANCED「Elise」
ADVANCED「Elise」は12月21日発売で、実売予想3,250円程度と価格帯的にはエントリークラス。…なのだが、ルックスもサウンドもぜんぜんエントリークラスっぽくない!
ハウジングはプラスチックではないどころか金属でもなく、高密度セラミック製。素材自体の感触と上質な仕上げによって独特の輝きを放っている。また素材の共振特性が低いため、音に嫌なピークを付加することもなく、搭載するマイクロダイナミック型ドライバーのポテンシャルをしっかり引き出すとのこと。
そしてこのハウジング、滑らかそして薄い!このフォルムのおかげで装着感も素晴らしい!その曲線と表面仕上げが滑らかすぎて、その薄さを写真では伝えにくいのだが、耳から全く出っ張らないタイプの形状だ。冬場にイヤホンの上からニット帽などで耳まで隠しても圧迫感は全くなさそう。
音調もこの価格帯では珍しく、個人的にも好ましいタイプ。公式サイト曰く、
「Eliseのサウンドはボーカル/ヴォイスサウンドをより前面に押し出すよう調整されているので、音楽だけでなくポッドキャストを聴くための理想的な手段になり得ます。もちろんミュージックのリスニングにも最適なサウンドを提供します」
とのことだが、まさにソレ!声の届け方がしっかりしていて、しかも優しい。明瞭でありながら刺激的ではないサウンドなので、音楽はもちろん、ラジオなどのトークコンテンツでも、何を長時間聴いていても聴き疲れしにくそうだ。移動などの空き時間は全てスマホゲームに注ぎ込む!なんてガチ勢にもよさげかも。
【第4位】完全ワイヤレス時代もイヤーチップはSpinFit!
定番イヤーチップブランド「SpinFit」のブースでは、完全ワイヤレスイヤホン向けの新作「CP360」の試作品が展示されていた。
SpinFitの完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーチップはこれまでにも存在していたが、今回はまた別の工夫が施されている。
完全ワイヤレスではイヤーチップをあまり耳の奥まで入れない方が安定する場合も多いとのこと。そこで同社既存モデル「CP350」は、イヤーチップの傘の高さを思い切って低くすることでそれに応じていた。
対して新作「CP360」は、傘の高さはある程度確保しつつ、イヤホン本体に装着する軸を短めにすることで装着位置を浅めに調整。傘が確保されている分、よりしっかりとした装着感という印象だ。
充電ケースへの収納の関係も含めて、イヤホン側との相性次第の部分もあり、どちらかのアプローチが一方的に優れているというわけではない。大切なのは選択肢が増えたということだ。前述のケースとの相性も含めて、完全ワイヤレスはイヤーチップの選択肢が現状少なめ。そこを補強してくれるサードパーティ製品の充実は大歓迎!
なお写真の試作品では間に合わなかったということだが、製品ではシリコン素材が日本メーカーによる医療グレードのものになるとのこと。