公開日 2021/06/17 06:50
【PR】4万円も納得、孤高の完全ワイヤレス
その音はイヤホンの枠を超える。本格的かつ上質、DEVIALETの完全ワイヤレス「Gemini」レビュー
岩井 喬
個性的なフォルムが光るワイヤレススピーカー「Phantom」シリーズや、クロームメッキを施した薄型ボディに先端技術を詰め込んだオールインワン型ハイエンドオーディオシステム「EXPERT PRO」を展開する、フランスのオーディオブランド、DEVIALET(デビアレ)。
今回、その高い独自技術の数々を指先サイズにまで凝縮した完全ワイヤレスイヤホン「Gemini」が誕生した。
4万円を超えるプライスは、完全ワイヤレスイヤホンでは超ハイエンド機にあたる。しかしその中に積み込まれたテクノロジーの数々を知ることで、高いという感覚は払拭されることだろう。
■ハイファイオーディオでも画期的新技術を数多く開発・搭載してきた
DEVIALETは2007年に創業し、EXPERT PROの前身となる「D-Premier」を2010年に発売。このD-Premierには創業者であるピエール・エマニュエル・カルメル氏が開発した「ADH」(Analog Digital Hybrid Intelligence)テクノロジーが取り入れられ、大きな話題となった。
コンパクトであっても上質なサウンドを再生できるHi-Fiアンプの開発を目指していたピエール氏は、小型でも高効率かつハイパワーを生み出すD級アンプと、小出力でも高音質なA級アンプ、それぞれの良さを組み合わせたハイブリッド構成を生み出した。
さらにコンパクトでも大出力を実現させるという目標があったというPhantom開発において、新たに生み出された技術が「SAM」(Speaker Active Matching Processing)だ。
スピーカーの持つ特徴を測定し、その特性を基に入力信号によってどのようにスピーカーが動くのかをDSPで予測。その上で理想の動きとなるようリアルタイムに処理を行い、入力信号を完璧に再現するよう働きかける技術だ。
現在ではEXPERT PROにもSAMが搭載されており、1000に及ぶ新旧様々なスピーカーを実測したプロファイルが用意されている。
■独自のユニークな技術を完全ワイヤレスにも多数投入した
Geminiにもこうした独自の知見から導き出された技術が積み込まれているが、その最たるものが「EAM」(Ear Active Matching)だ。
このEAMは、まさに完全ワイヤレス版SAMといえる内容で、個人個人で異なる外耳道の形状に合わせて音楽信号を最適化するというものだ。
このEAMにはイヤーチップとのマッチングも含まれており、1秒当たり1万回のサイクルでリアルタイムモニタリングし、音楽信号を常に最適化し続けるという。
さて、EAMを実現するうえで重要な要素の一つがドライバーユニットの素性である。入力信号、そして耳の環境を踏まえ、ドライバーを理想通りに動くようコントロールするうえで、ドライバーそのものの特性を理解していないとEAMが成り立たない。
DEVIALETではPhantom同様、Geminiのドライバーユニットも専用設計の10mmダイナミック型ドライバーを独自開発。ドライバーの素性も知り尽くしているからこそ、理想的なリスニング環境を実現できるのである。
今回、その高い独自技術の数々を指先サイズにまで凝縮した完全ワイヤレスイヤホン「Gemini」が誕生した。
4万円を超えるプライスは、完全ワイヤレスイヤホンでは超ハイエンド機にあたる。しかしその中に積み込まれたテクノロジーの数々を知ることで、高いという感覚は払拭されることだろう。
■ハイファイオーディオでも画期的新技術を数多く開発・搭載してきた
DEVIALETは2007年に創業し、EXPERT PROの前身となる「D-Premier」を2010年に発売。このD-Premierには創業者であるピエール・エマニュエル・カルメル氏が開発した「ADH」(Analog Digital Hybrid Intelligence)テクノロジーが取り入れられ、大きな話題となった。
コンパクトであっても上質なサウンドを再生できるHi-Fiアンプの開発を目指していたピエール氏は、小型でも高効率かつハイパワーを生み出すD級アンプと、小出力でも高音質なA級アンプ、それぞれの良さを組み合わせたハイブリッド構成を生み出した。
さらにコンパクトでも大出力を実現させるという目標があったというPhantom開発において、新たに生み出された技術が「SAM」(Speaker Active Matching Processing)だ。
スピーカーの持つ特徴を測定し、その特性を基に入力信号によってどのようにスピーカーが動くのかをDSPで予測。その上で理想の動きとなるようリアルタイムに処理を行い、入力信号を完璧に再現するよう働きかける技術だ。
現在ではEXPERT PROにもSAMが搭載されており、1000に及ぶ新旧様々なスピーカーを実測したプロファイルが用意されている。
■独自のユニークな技術を完全ワイヤレスにも多数投入した
Geminiにもこうした独自の知見から導き出された技術が積み込まれているが、その最たるものが「EAM」(Ear Active Matching)だ。
このEAMは、まさに完全ワイヤレス版SAMといえる内容で、個人個人で異なる外耳道の形状に合わせて音楽信号を最適化するというものだ。
このEAMにはイヤーチップとのマッチングも含まれており、1秒当たり1万回のサイクルでリアルタイムモニタリングし、音楽信号を常に最適化し続けるという。
さて、EAMを実現するうえで重要な要素の一つがドライバーユニットの素性である。入力信号、そして耳の環境を踏まえ、ドライバーを理想通りに動くようコントロールするうえで、ドライバーそのものの特性を理解していないとEAMが成り立たない。
DEVIALETではPhantom同様、Geminiのドライバーユニットも専用設計の10mmダイナミック型ドライバーを独自開発。ドライバーの素性も知り尽くしているからこそ、理想的なリスニング環境を実現できるのである。