公開日 2021/06/18 06:30
筆者は普段、MacBookで原稿を書き、写真を整理している。原稿はEmacs(イーマックス)というテキストエディタで執筆し、写真はそのときどきの旬な画像編集/管理アプリで整理する、というスタイルで、今日までの20年間を過ごしてきた。
だが、2011年発売の「Mac OS X Lion」あたりからデスクトップが窮屈に感じるようになった。それはアプリの「フルスクリーン化」が浸透したからではないだろうか。
Macユーザーには頷いていただけると思うが、アプリのフルスクリーン化はメリットばかりではない。アプリをいくつか並べて作業するとき、その中にフルスクリーン利用前提のアプリが含まれると、頻繁な(仮想)デスクトップの切り替え/タスクスイッチが必要になるからだ。
それ自体はショートカットキーを使えば一瞬だが、写真を見ながらキャプションを付けるときなど、集中力を欠いてしまう。窮屈さの原因のひとつは、間違いなくこれだ。そのため、集中して作業するときには、外部ディスプレイを利用しているが、ただ接続できればOKというモノではない。
単純に外部ディスプレイが欲しいだけなら、HDMI入力オンリーの手頃なディスプレイがあるし、iPadの「Side Car」を使うという手もある。だが納得できる解像度と正確な色再現性、そしてMacらしい操作性を活かせるディスプレイでなければ意味がないのだ。
その点、BenQの「PD2725U」はMacユーザーに打って付けだ。端的には27インチ/IPSパネル採用の4K UHD(3840×2160)ディスプレイだが、デザイナーモニターを名乗るだけあって、10bitカラー、VESA DisplayHDR 400をサポート。
さらにDisplay P3/DCI-P3カバー率95%、sRGB/Rec.709カバー率100%と色域も広い。インターフェイスもThunderbolt 3対応USB Type-Cを2系統、HDMI 2.0を2系統、Display Port 1.4を1系統、USB3.1を3系統(ダウン×2、アップ×1)と豊富だ。
【特別企画】VESA Display HDR400に対応し、高輝度、広色域をカバー
Macと相性抜群のデザイナーモニター、BenQ「PD2725U」レビュー
海上 忍だが、2011年発売の「Mac OS X Lion」あたりからデスクトップが窮屈に感じるようになった。それはアプリの「フルスクリーン化」が浸透したからではないだろうか。
Macユーザーには頷いていただけると思うが、アプリのフルスクリーン化はメリットばかりではない。アプリをいくつか並べて作業するとき、その中にフルスクリーン利用前提のアプリが含まれると、頻繁な(仮想)デスクトップの切り替え/タスクスイッチが必要になるからだ。
それ自体はショートカットキーを使えば一瞬だが、写真を見ながらキャプションを付けるときなど、集中力を欠いてしまう。窮屈さの原因のひとつは、間違いなくこれだ。そのため、集中して作業するときには、外部ディスプレイを利用しているが、ただ接続できればOKというモノではない。
単純に外部ディスプレイが欲しいだけなら、HDMI入力オンリーの手頃なディスプレイがあるし、iPadの「Side Car」を使うという手もある。だが納得できる解像度と正確な色再現性、そしてMacらしい操作性を活かせるディスプレイでなければ意味がないのだ。
さらにDisplay P3/DCI-P3カバー率95%、sRGB/Rec.709カバー率100%と色域も広い。インターフェイスもThunderbolt 3対応USB Type-Cを2系統、HDMI 2.0を2系統、Display Port 1.4を1系統、USB3.1を3系統(ダウン×2、アップ×1)と豊富だ。