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公開日 2023/10/26 06:30
音楽の魅力が際立つANCに注目

先進機能とMarshallサウンドが融合!「Motif II A.N.C.」は長く愛用できる完全ワイヤレスイヤホンだ

草野 晃輔

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ギターアンプで世界的に有名なMarshall(マーシャル)。ここ数年はポータブルオーディオにも力を入れており、今年は新製品ラッシュが止まらない。春にBluetoothスピーカーの「Homeline III」シリーズを刷新し、3モデルを発売。夏にはポータブルスピーカーの新作「Middleton」をリリースしている。

そして今秋、遂にANC完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Motif II A.N.C.」が登場した。

2022年1月に発売された完全ワイヤレスイヤホン「Motif A.N.C.」の後継にあたり、前世代機をベースに改良が図られているという。では、一体どのような点が進化したのか?その詳細をチェックしていこう。

「Motif II A.N.C.」¥OPEN(実売予想価格29,800円前後/税込)

■ANCはじめ各種性能がグレードアップ!LE Audioにも準拠する最新仕様



機能面でのアップデートが注目のMotif II A.N.C.。特長の一つであるアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が改良されたほか、新たに「デュアルマイクビームフォーミング」とAIベースの通話ノイズリダクションを採用することで、通話品質も向上させている。さらに、2台のデバイスと同時接続が可能なマルチポイント機能にも対応した。

バッテリー性能も向上しており、前世代機ではイヤホン単体がANCオンで4.5時間、充電ケース併用で20時間だった連続再生時間が、Motif II A.N.C.ではイヤホン本体がANCオンで6時間、充電ケース併用で30時間まで駆動する。ケースがワイヤレス充電に対応する点は、前世代機から継承しており、利便性はキープされている。

また、Bluetooth機能も進化している。バージョンは5.3に準拠し、現在主流のコーデックであるSBCとAACに加えて、最新規格である「LE Audio」もサポートする。

最新規格「LE Audio」に加えて、SBCとAACもしっかりとサポートする

LE Audioは、「省電力」「低遅延」「高音質」を備えた規格で、新たに設計・開発された高音質コーデック「LC3」にデフォルトで対応する。LC3は、従来のSBCコーデックより高効率で、同等の音質なら半分ほどのビットレートで伝送でき、消費電力も約半分に抑えられる。また、ビットレートをSBCと同等にした場合、消費電力はそのままに、情報量を多くして高音質化できる。

LE Audioの普及が本格的に始まるのは、2023年後半とまさに今のタイミングだとされている。利用可能なスマホはまだ少ないが、今後多くの機種で搭載されていくだろうから、今Motif II A.N.C.を手にしておけば活躍してくれることだろう。

バッテリー性能が向上した充電ケース。ワイヤレス充電にも対応する

Marshallらしい外観デザイン!進化したANCや通話性能をチェック

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