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PR音楽の魅力が際立つANCに注目

先進機能とMarshallサウンドが融合!「Motif II A.N.C.」は長く愛用できる完全ワイヤレスイヤホンだ

公開日 2023/10/26 06:30 草野 晃輔
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搭載するドライバーは6mmのダイナミック型。再生周波数帯域は20Hz - 20kHzとなる。イヤホン本体はIPX5、充電ケースはIPX4の防水性能を備えているほか、本体の素材にリサイクルプラスチックを70%使用し、サステナブルへの配慮も忘れていない。

■音楽好きなら欲しくなる、Marshallらしい外観!最先端ANCや外音取り込みをチェック



Motif II A.N.C.のイヤホン本体はスティック型だ。スティック部分にローレット加工が施されており、彫り込まれた細かいギザギザが光りを鈍く乱反射させる。この光りの陰影が、均整の取れた無骨さと上品さを両立させているのだ。また、ローレット加工があることで滑りにくくなっており、着け外しがしやすかったのも好印象である。

彫り込まれた細かいギザギザが光りを鈍く乱反射させる

充電ケースは、シボ加工が施された樹脂で覆われており、さながらギターアンプのような佇まいだ。従来モデルでは、「Marshall」ロゴがオーバル型のプレート状の部分に描かれていたが、Motif II A.N.C.ではプレートがなくなり、ケースの正面に直接ロゴがあしらわれたデザインに変更された。デザイン一つ取ってもMarshallらしさに溢れており、音楽好きなら迷わず手にしたくなる。

iPhone 14とMotif II A.N.C.をペアリングし、「Marshall Bluetooth」アプリを起動する。デバイス登録画面が表示され、ここからMotif II A.N.C.を追加すると各種設定が行えるようになる。具体的にはANCのオン/オフ、外音を取り込む「トランスペアレンシー」の切替えと調整、イコライザー設定、タッチコントロール設定、Spotify Tapの設定などが行える。

専用アプリ「Marshall Bluetooth」ではANC機能をはじめ各種設定が行える

アプリからANC機能をオンにしてみると、騒音がスッと消える。ただ、完全に騒音を消し去るというよりは、リスニングに不要なノイズを的確に取り除くイメージ。車がすぐ側を通る音や、カフェで近くの人が話している声など、大きめの音は消えずに聞こえてくる。

リスニングに不要なノイズを的確に取り除いてくれるANC性能

しかし、騒音を消しきれなかったというよりは、角を取り刺激を減らしてわざと気配を感じ取れるようにしていると感じる。最近は、超強力にノイズを消して別の空間にいるように感じるモデルもあるが、聴覚と視覚の違和感は拭えない。筆者的には、本機のように静かなのにその場にいる気配が分かるほうが、外出時に安心して使えると感じた。

続けてトランスペアレンシーに切り替えると、外音が再生中のコンテンツと一緒に出力される。外音の取り込み量に応じて3段階に調整でき、駅や街中など、いろいろな場所で切替えて試した結果、効果が低い「LOW」が最も聞こえ方が自然だった。

外音を積極的に取り込む「HIGH」は、やや大げさに外音を聞かせる。イヤホンを付けていないときよりも音が強いため日常使いには向かないが、イベント会場のように遠くからかすかに出ている音をあえて拾って聴きたいときに重宝だろう。

次ページMotif II A.N.C.の表現力はANCの賜物。表情豊かなギターやボーカルが魅力のサウンド

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