公開日 2023/07/13 12:50
パブリックベータでテスト
iOS 17の新機能「スタンバイ」を試す。スリープ状態のiPhoneをスタイリッシュに活用!
山本 敦
アップルが今年の秋に正式リリースを予定する「iOS 17」の、パブリックベータが公開された。たくさんの新機能の中から、今回はiPhoneをMagSafe充電中、画面に時計や写真、ウィジェットなどを表示する「スタンバイ」をレポートしよう。
なお、iOS 17を含むアップルの新しいOSのパブリックベータソフトウェアについては、その画面を公開することが禁じられている。本稿では取材に基づく特別な許可を得てレポートを掲載している。秋の正式リリース時には操作方法やユーザーインターフェースのデザインが変更される場合があることを、あらかじめお断りしておきたい。
iOS 17の「スタンバイ」は、常時表示ディスプレイに対応するiPhone 14 Proシリーズのロック画面を、様々な情報の表示に活用する機能だ。iPhoneにMagSafe充電器を装着して充電を始めてから、画面を横向きにした状態で静かに待つとスタンバイが起動する。縦向きの設置には対応しない。
iPhoneは斜め45度以上ぐらいの角度に立てて置かないとスタンバイが発動しないようで、平置きにした状態では使えなかった。
アップル独自のワイヤレス充電規格であるMagSafeに対応するiPhoneであれば、スタンバイは使える。この場合、ロック画面に移行してから30秒程度スタンバイの画面が表示され、その間にタップ操作などを行わないと画面が暗転する。そして再度、iPhoneを手に持ったりして動かさなければ、画面をタップすると「スタンバイ表示」になる。
iOS 17の「設定」に入ると「スタンバイ」のメニューが新設されている。ここでスタンバイの機能を「オフ」にもできる。スタンバイには暗い場所でも時計の針や数字など表示が見やすくなるよう、画面を赤色に表示する「夜間モード」もある。スタンバイの画面に通知を表示する設定も選べる。
スタンバイの画面にはiOS 17の「ウィジェット」、iPhoneで撮りためた「写真」、またはデザインを選んでカスタマイズもできる「時計」が表示できる。スタンバイに切り替わってから、画面を左右にスワイプして表示を選ぶ。
iPhoneの画面がスタンバイに切り替わってから、それぞれの画面を長押しすると表示のカスタマイズが行える。
「ウィジェット」の画面は任意のウィジェットがリストから選べる。iOS 17に対応するウィジェットが、イコールすべてスタンバイに最適化されているようではなく、例えば「フィットネス」や「睡眠」は選べなかった。
左側に「時計」が固定され、右側に選んだウィジェットが表示される。「スマートローテーション」や「ウィジェットの提案」という機能も揃っているが、今回の取材中にその効果がわからなかった。また詳細を調べて報告したい。
スタンバイに最適化したウィジェットの中には、「リマインダー」のように画面をタップして操作できるものがある。「ミュージック」や「アップルTV」など、他のウィジェットはタップすると画面の右上に斜め矢印のアイコンが表示される。このアイコンをタップするとアプリ本体に移る。
「ミュージック」アプリのウィジェットは、先にアプリから音楽再生をスタートした後で、スタンバイ表示に切り替わるとウィジェットから再生/一時停止の操作ができた。スタンバイの画面に表示される4つの点(…)のアイコンをタップすると全画面表示に切り替わる。iOS 17の正式リリースの時点で振る舞いが変わっているかもしれない。
スタンバイの「写真」に表示するファイルは、写真アプリの「アルバム」が指定できる。「時計」をiPhoneに全画面表示できるモードもある。上下スワイプでデジタル/アナログのデザインを選んだり、画面を長押しすると秒針の色など細部のカスタマイズも行える。
なお、どの表示モードからでもSiriに話しかけて音声による操作ができた。
SpotifyやYouTube Music、Deezerなどの音楽サービスがiOSのウィジェットに対応している。今後、MagSafe充電スタンドに固定したiPhoneをベッドサイドに置いて、就寝前に音楽を聴く用途にもっと楽しめるようになりそうだ。スタンバイを活用したくなるスタイリッシュなMagSafe対応アクセサリーが増えることも楽しみにしたい。
なお、iOS 17を含むアップルの新しいOSのパブリックベータソフトウェアについては、その画面を公開することが禁じられている。本稿では取材に基づく特別な許可を得てレポートを掲載している。秋の正式リリース時には操作方法やユーザーインターフェースのデザインが変更される場合があることを、あらかじめお断りしておきたい。
■MagSafe充電中に「スタンバイ」が起動
iOS 17の「スタンバイ」は、常時表示ディスプレイに対応するiPhone 14 Proシリーズのロック画面を、様々な情報の表示に活用する機能だ。iPhoneにMagSafe充電器を装着して充電を始めてから、画面を横向きにした状態で静かに待つとスタンバイが起動する。縦向きの設置には対応しない。
iPhoneは斜め45度以上ぐらいの角度に立てて置かないとスタンバイが発動しないようで、平置きにした状態では使えなかった。
アップル独自のワイヤレス充電規格であるMagSafeに対応するiPhoneであれば、スタンバイは使える。この場合、ロック画面に移行してから30秒程度スタンバイの画面が表示され、その間にタップ操作などを行わないと画面が暗転する。そして再度、iPhoneを手に持ったりして動かさなければ、画面をタップすると「スタンバイ表示」になる。
■スリープ中の画面にウィジェットや時計などを表示する
iOS 17の「設定」に入ると「スタンバイ」のメニューが新設されている。ここでスタンバイの機能を「オフ」にもできる。スタンバイには暗い場所でも時計の針や数字など表示が見やすくなるよう、画面を赤色に表示する「夜間モード」もある。スタンバイの画面に通知を表示する設定も選べる。
スタンバイの画面にはiOS 17の「ウィジェット」、iPhoneで撮りためた「写真」、またはデザインを選んでカスタマイズもできる「時計」が表示できる。スタンバイに切り替わってから、画面を左右にスワイプして表示を選ぶ。
iPhoneの画面がスタンバイに切り替わってから、それぞれの画面を長押しすると表示のカスタマイズが行える。
「ウィジェット」の画面は任意のウィジェットがリストから選べる。iOS 17に対応するウィジェットが、イコールすべてスタンバイに最適化されているようではなく、例えば「フィットネス」や「睡眠」は選べなかった。
左側に「時計」が固定され、右側に選んだウィジェットが表示される。「スマートローテーション」や「ウィジェットの提案」という機能も揃っているが、今回の取材中にその効果がわからなかった。また詳細を調べて報告したい。
■スタンバイを活用したくなるMagSafeアクセサリーが増えそう
スタンバイに最適化したウィジェットの中には、「リマインダー」のように画面をタップして操作できるものがある。「ミュージック」や「アップルTV」など、他のウィジェットはタップすると画面の右上に斜め矢印のアイコンが表示される。このアイコンをタップするとアプリ本体に移る。
「ミュージック」アプリのウィジェットは、先にアプリから音楽再生をスタートした後で、スタンバイ表示に切り替わるとウィジェットから再生/一時停止の操作ができた。スタンバイの画面に表示される4つの点(…)のアイコンをタップすると全画面表示に切り替わる。iOS 17の正式リリースの時点で振る舞いが変わっているかもしれない。
スタンバイの「写真」に表示するファイルは、写真アプリの「アルバム」が指定できる。「時計」をiPhoneに全画面表示できるモードもある。上下スワイプでデジタル/アナログのデザインを選んだり、画面を長押しすると秒針の色など細部のカスタマイズも行える。
なお、どの表示モードからでもSiriに話しかけて音声による操作ができた。
SpotifyやYouTube Music、Deezerなどの音楽サービスがiOSのウィジェットに対応している。今後、MagSafe充電スタンドに固定したiPhoneをベッドサイドに置いて、就寝前に音楽を聴く用途にもっと楽しめるようになりそうだ。スタンバイを活用したくなるスタイリッシュなMagSafe対応アクセサリーが増えることも楽しみにしたい。
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