はじめてのスマートフォン − 4年ぶりの機種変更でXperiaユーザーになった記者の戦い
2010年 06月 25日 (金曜日)
先月、4年間使用していた携帯電話を手放して、少なくともおとといまでは一番売れていた携帯電話、Xperiaへ機種変更しました。「ケータイは電話とメールができれば十分」というスタンスで長年生きてきた記者にとってこの決断はリスクを伴うものでしたが、購入から1ヶ月が経ち、いろいろと思うところはあれど最終的には「Xperiaが好きだ!」という気持ちで満たされています。
昨日、発売されたばかりのiPhone 4(高橋氏のレビュー)を持ってやってきた高橋敦氏に沸き立つ社内。複雑な思いで見守る記者・・・。iPhone 4も良いけどXperiaも悪くないよ!ということを伝えるべく、普通の携帯電話しか使ったことのない人がいきなりスマートフォンに変更したらどんなトラブルに見舞われるのか、という視点で愛すべきXperiaを紹介していきたいと思います。
1、Xperiaユーザーになる決意〜購入編
携帯電話は仕事でも毎日使用するもの。操作面での不安があり記者はこれまでスマートフォンは少なくともあと1年は不要と考えていました。iPhoneにはとても魅力を感じていましたが、長年ドコモユーザーだったこともあってキャリアの変更をしたくなかったこと、また現在会社でも自宅でもMacBookを使い音楽プレーヤーはiPodで、電話までiPhoneにしたらもはや生活のすべてがアップルに依存することになってしまうという恐怖から購入をためらっていました。
そんな中でXperiaへの機種変更を思い立ったのは取材にいったドコモの2010年夏モデル発表会がきっかけ。山田社長が力強くスマートフォンについて語る様子からドコモのスマートフォンサービスがこれからますます快適でわかりやすくなっていくだろうと予測でき、将来への不安が一気に薄れたことがあります。
ちなみにこれまで愛用していたモデルは2006年月発売のNTTドコモのシャープ製端末「SH902iS」。購入当時は最新機種でした。厚さは23mmで今の携帯電話の2倍くらいの厚み、ワンセグやBluetoothなどは搭載しているはずもなく、2010年の現在となってはかなり残念な印象。カメラ機能はあるものの途中からピントが合わなくなったので使用を諦めました。
ただ何度もトイレに落としたり階段から落としたりしたにも関わらず、4年間一度も故障しないというタフさが魅力の携帯電話だったのです。
■完全に勢いで購入
というわけで山田社長に感化された記者は発表会の翌日、仕事を終えてヨドバシカメラに直行。Xperiaを手に入れました。
一括購入し、2年縛りの端末購入サポート制度とたまっていたヨドバシのポイント5,000円を利用し、かかった費用は35,000円ほど(2010年5月19日時点)。端末購入費はともかく、気になるのがランニングコスト!記者の毎月の使用料金はおよそこの通り。
記者の毎月のランニングコスト(価格は税込み)
というわけで端末を一括購入した場合、パケット定額の上限が変わった関係で毎月の通信費は最低でも従来の携帯電話より1,575円上乗せされることになります。もちろん無料通話料以上に通話をした月はさらに別途通話料が発生します。
契約の縛りから解放されるまでの2年間使用すると37,800円も支出が増えるわけで、果たしてこの差額分を回収できるほどXperiaに満足することができるのか・・・。不安な気持ちを胸にその日は帰宅しました。
Xperiaには16GBのSDカードが同梱されているので、家に帰って付属のマニュアル通りに通話設定などを行うとすぐに使いはじめることができます。操作は思いのほかシンプル。4年前の機種を使用していた記者でも1時間ほどいじっていたら、やりたいことはたいていできるようになりました。
ただスマートフォンは「アプリをダウンロードして自分好みの機能を備えたモデルに近づけていく」という発想の製品であり、はじめから全てが備わっている以前の携帯電話に親しんでいた身としては細かいところでカルチャーショックを受けることがありました。それは実家でのらりくらり生きていた人が急に自立を迫られるようなとまどいです。そして良くも悪くもiPhoneよりもAndroid端末であるXperiaのほうがその自由度ははるかに大きわけです。当然使いこなすにはある程度の慣れが必要で、はじめの1週間はとにかくいろんなことに悩まされ、やはり早まってしまったのかと自分の行動を後悔しはじめるのでした。(トラブル発生編に続く…)
(ファイル・ウェブ編集部・伊藤)
Xperiaへの機種変更で一気に現代人の仲間入り!
昨日、発売されたばかりのiPhone 4(高橋氏のレビュー)を持ってやってきた高橋敦氏に沸き立つ社内。複雑な思いで見守る記者・・・。iPhone 4も良いけどXperiaも悪くないよ!ということを伝えるべく、普通の携帯電話しか使ったことのない人がいきなりスマートフォンに変更したらどんなトラブルに見舞われるのか、という視点で愛すべきXperiaを紹介していきたいと思います。
1、Xperiaユーザーになる決意〜購入編
携帯電話は仕事でも毎日使用するもの。操作面での不安があり記者はこれまでスマートフォンは少なくともあと1年は不要と考えていました。iPhoneにはとても魅力を感じていましたが、長年ドコモユーザーだったこともあってキャリアの変更をしたくなかったこと、また現在会社でも自宅でもMacBookを使い音楽プレーヤーはiPodで、電話までiPhoneにしたらもはや生活のすべてがアップルに依存することになってしまうという恐怖から購入をためらっていました。
そんな中でXperiaへの機種変更を思い立ったのは取材にいったドコモの2010年夏モデル発表会がきっかけ。山田社長が力強くスマートフォンについて語る様子からドコモのスマートフォンサービスがこれからますます快適でわかりやすくなっていくだろうと予測でき、将来への不安が一気に薄れたことがあります。
ちなみにこれまで愛用していたモデルは2006年月発売のNTTドコモのシャープ製端末「SH902iS」。購入当時は最新機種でした。厚さは23mmで今の携帯電話の2倍くらいの厚み、ワンセグやBluetoothなどは搭載しているはずもなく、2010年の現在となってはかなり残念な印象。カメラ機能はあるものの途中からピントが合わなくなったので使用を諦めました。
友人に「持っているだけで運気が下がりそう」とおそれられていた「SH902iS」
裏はいっそうボロボロ
Xperia、薄いですね
ただ何度もトイレに落としたり階段から落としたりしたにも関わらず、4年間一度も故障しないというタフさが魅力の携帯電話だったのです。
■完全に勢いで購入
というわけで山田社長に感化された記者は発表会の翌日、仕事を終えてヨドバシカメラに直行。Xperiaを手に入れました。
美しいフォルムのXperia
一括購入し、2年縛りの端末購入サポート制度とたまっていたヨドバシのポイント5,000円を利用し、かかった費用は35,000円ほど(2010年5月19日時点)。端末購入費はともかく、気になるのがランニングコスト!記者の毎月の使用料金はおよそこの通り。
記者の毎月のランニングコスト(価格は税込み)
項目 | 料金 | 備考 |
基本使用料 | ||
基本プラン:タイプS バリュー(¥3,150) <割引>ファミ割MAX50(50%割引適用) | ¥1,575(実質) | 2,000円分の無料通話料含む |
パケット定額料 | ||
パケ・ホーダイ ダブル(スマートフォン定額通信) | ¥5,985 | あまり使用しなかった月は月額390円。これまでのiモード携帯だと上限は4,410円だが、スマートフォンだと上限の設定料金が高くなる。 |
定額プロバイダ料金 | ||
mopera Uライトプラン | ¥315 | スマートフォンで通信する場合に加入が必須。全くパケット通信を利用しなかった月は0円。@mopera.ne.jpのメールアドレスを使用したい場合は月額525円の「Uスタンダードプラン」に加入する。 |
▼その他(契約しなくても良いもの) | ||
iモード利用料(¥315) <割引>ISPセット割(¥315割引) | ¥0(実質) | @docomo.ne.jpのアドレスを使用し続けたい時に契約が必要。ただし、FOMA1回線で「iモード」やmopera U」など複数プロバイダを契約している場合は315円割引となり実質無料となる。 |
iモード.net使用料 | ¥210 | @docomo.ne.jpのアドレスを使用し続けたい時に契約が必要 |
ケータイ保証お届けサービス | ¥315 | 故障時に電話1本で1〜2日内に指定の住所に同一端末を届けてくれるというサービス。「Xperia購入するお客さんの9割は加入しています」と店員さんに言われたので不安になって加入。 |
合計 | ||
¥8,400 |
というわけで端末を一括購入した場合、パケット定額の上限が変わった関係で毎月の通信費は最低でも従来の携帯電話より1,575円上乗せされることになります。もちろん無料通話料以上に通話をした月はさらに別途通話料が発生します。
契約の縛りから解放されるまでの2年間使用すると37,800円も支出が増えるわけで、果たしてこの差額分を回収できるほどXperiaに満足することができるのか・・・。不安な気持ちを胸にその日は帰宅しました。
Xperiaには16GBのSDカードが同梱されているので、家に帰って付属のマニュアル通りに通話設定などを行うとすぐに使いはじめることができます。操作は思いのほかシンプル。4年前の機種を使用していた記者でも1時間ほどいじっていたら、やりたいことはたいていできるようになりました。
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(ファイル・ウェブ編集部・伊藤)
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