特集 営業部長の年末商戦 |
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デノンラボ ユーザーが何を求めるか いち早く見抜く力が大切だ
(株)デノンラボ 小川清行氏 先頃のインターナショナルショウを振り返り、小川社長は「お客様は、自分が購入を意図した商品の再確認を行っていたようです。熱心に会場を周っていた姿が印象的ですね」と、同ショウの意義を確かめるとともに、オーディオ市場が持つねばり強さを強調した。 潜在需要に力強く語りかけるように、デノンラボの各製品も好調に推移。年末商戦はその集大成として、大きな収穫時期に位置付ける。 8月から市場投入したインフィニティのALPHAシリーズがその代表格。「これはいけると確信した製品です。エア便でも間に合わないくらいの引き合いがあります」とコンスタントに売上げる。いずれも6万円以下というハイCPモデル。「輸入商品は高いものが多いですが、安いものを数多く売るのもひとつの商売。低価格の商品の方がパイはでかい。数多く売ることで、インフィニティのブランド力を高めていきたいと思います」。 評価が日増しに高まるアーカムも、「対前年比150〜160%でずっと推移しています。新製品のFMJ A32を筆頭に、アンプ、CDプレーヤーとも、アルミパネルを採用したデザイン面でも高い評価をいただいています」と、商戦期には、インフィニティと組み合わせたシステム提案にも力を入ていく。 同社第3のブランドとなるキンバーケーブルは、入門層向けに投入した「TONIK」「KWIK」の両商品が元気一杯だ。「ノイズを発しない、拾わない、とにかく、ノイズに対して徹底して強い。展示店を増やすと同時に、インストール関係にも徹底して押していこうと思います」と、シアターニーズを逃さず、ケーブル市場での実売アップを狙う。 「音で生きているわけですから、どんどん商品開拓をしていきたい。販売店も元気を出して、各々の個性をもっと前面に出していってもらいたいですね。どこにでもある商品でなく、他とは違った商品を揃えて、そこをもっとアピールしてもいいのではないかと思います。ユーザーが求めているのは、商品力、そして店の提案力です。メーカーも販売店も、ユーザーが何を求めているのかをいち早く見抜く力が、一層求められていると思います」。 他の輸入商社にはない、新たに構築した営業面でのデノンとの融合も大きな強み。「年末商戦が楽しみです」と話す小川社長の言葉には、強い自信が感じられた。
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