特集 営業部長の年末商戦 |
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東芝 東芝の底力を活かした 思い切った商品を投入していく
(株)東芝 塚本俊雄氏 「テレビ市場はこの年末も、プラズマ、液晶、デジタルテレビの伸長がさらに続きます。年間では約960万台と大きな変化はありませんが、構成比はガラリと変わります」と、塚本部長は大胆な変革に言及する。東芝も、昨年末はプラズマ2、液晶0のラインナップだったが、この年末にはプラズマ3、液晶4の強力布陣を完成。「年末商戦へ向けて用意は万全。いつでも来いという感じです」と、需要喚起へ自信をみなぎらせる。 液晶テレビでは、新商品の液晶FACE<純Cヤレスの20LF10、14LF10の2モデルを前面にアピールする。「デジタルメディアネットワーク社のスローガンであるモバイル&ワイヤレス≠まさに体現した商品。これまでにない切り口から、販売店さんの間でも大きな反響をいただいています。これはいけると確信しています」。 ワイヤレスステーションにDVDや衛星チューナー、ビデオデッキをつなげば、映像・音声を送信して、家中のどんな場所でも楽しめるというもの。活字ではその楽しさが掴み辛いように、「店頭での見せ方にも工夫が必要になります」という説明商品だ。同社では、広告面でも大量投下を行い、「選んでもらえる商品、意識してもらえるよう商品にしたい」と雰囲気づくりにも力を入れていく。 プラズマは新製品の3000シリーズを投入した。「オールインワンタイプです。プラズマを導入するのは、テレビからの買い替えがほとんど。ですから、今テレビを置いてある場所にポンと置き換えることができる一体型には大きなメリットがあると考えています。流れは間違いなくこちらです」と力説する。「他社はほとんど16W以下ですが、当社のバズーカは37Wです」という音の部分も大きな差別化ポイントになる。「一体型ということで一般のお客様にも最適ですし、また、音の面からはシアター的な使い方も満足できます」と訴える。 オンキヨーとの共同開発による、「ONKYO for Toshiba」ブランドのスピーカー3機種も準備。操作面での連携を図った、使い勝手が自慢の商品だ。 「デジタル技術をICから手掛けているのは、東芝の他には数えるほど。その意味からも、底力的な強さがある。思い切った商品に取り組み、大々的に投入していきます」と、これからの東芝から目が離せない。
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