ランティス 佐藤純之介氏が、音のプロ／趣味人としてiFI-Audio「micro iDSD BL」を語り尽くす

■組み合わせるイヤホンを最適に鳴らし切ることができる魅力

日々、多くの人が楽しむ音楽を世の中に送り出す佐藤氏にとっても、micro iDSD BLは確かな進化とそれ以上に正しい音楽表現を可能とする機器として確かな評価を獲得している。最後に、佐藤氏はmicro iDSD BLだからこその魅力を次のように解説する。

「micro iDSD BLで本当に素晴らしいと思うのが、インピーダンス切り換えが何段階も用意されていることですね。組み合わせるヘッドホンとかイヤホン、つまり相方に対して完璧なセッティングが自分で作れるんですよね。

これってすごい大事なことで、いまはイヤホンでみんなが音楽を楽しむ時代じゃないですか。いろんなイヤホンを買って、その組み合わせを楽しむなかで、それらを正しくドライブするための設定がきちんとできる。ポータブルプレーヤーにしてもラインアウトで音量を最大にして、micro iDSD BLで感度などを調整してアッテネートして聴くというところで、当然S/Nは上がりますし、ノイズレベルもかなり低くしてイヤホンの本当の音を聴くということができるようになるんです。

もともとのポテンシャルが高いだけに、micro iDSD BLと同じくiFI-Audioから出ているiPurifier2 ATypeを組みわせてみたいな、なんて思ってもいます。こういう一個一個追加していって、さらに良い音の方向へ突き詰めていけるのも、iFI-Audioだからこその魅力ですよね」

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単体でも確かなポテンシャルを発揮するうえに、自分なりの音作りを追求することもできるmicro iDSD BL。そのサウンドや製品を使う面白さは、音のプロフェッショナルであり趣味人でもある佐藤氏も大いに満足の行くものとなっているようだ。

（季刊・ネットオーディオ編集部：浅田陽介）