【PR】洗練されたデザインの“次世代スタジオ・モニター”登場
ピエール中野が語る、V-MODA×ローランドが生んだ“今までなかったヘッドホン”「M-200」
M-200は「見た目はV-MODAなのに音が全然違う」。
最初は戸惑い、でもだんだん「なるほどこういうことか!」
—— V-MODAがローランドグループの傘下に入ったのは2016年8月でした。ローランドのエンジニアがチューニングに参加したヘッドホンは、今年7月発売の「Crossfade M-100 Master」に続き、今回発売された「M-200」で2台目になります。
【v-modaとローランドのあゆみ】 2004年 v-modaブランドスタート 2015年 v-modaとローランド初のコラボヘッドホン「Crossfade M-100 AIRA」 発売 (2012年発売「M-100」がベース) 2016年8月 v-moda、ローランドグループに参加 2019年7月 「M-100」をベースにローランドのエンジニアが音質監修した 「Crossfade M-100 Master」発売 2019年12月 両社がゼロベースで作り上げた“次世代スタジオモニター”「M-200」発売 |
M-200の新しい点は、V-MODAとローランドのノウハウが結集したモデルだというところ。しかも、V-MODAというとDJプレイ向けというイメージが強いところ、M-200には“次世代スタジオモニター”というキャッチがついています。“crossfade”というシリーズ名もなくなっています。
中野氏:音、今までと完全に別物ですもんね(笑)。見た目はV-MODAなのにこんなにモニター寄りのサウンド?!って最初はちょっと違和感というか、不思議な感覚がしました。
でも聴き込んでいくうちに「なるほどこういうことか!確かにないわ、このタイプのヘッドホン」と思って。いままでのV-MODAを知ってる人ほど、聴いてみたら面白いかも知れない。
—— と、いうと?
中野氏:サウンドの傾向とデザイン性のバランスが絶妙だなと。まずサウンドですけど、もともとV-MODAは独特のローの力強さが特徴ですよね。
—— そうですね、アタックもしっかりしてリズムが取りやすく、クラブの現場のなかで馴染むDJ向けヘッドホン、というのがこれまでのV-MODAのイメージでした。
中野氏:一方、ローランドは元々楽器メーカーなので、楽器そのもののいちばん理想とする音をエンジニアの方が把握していて、そこをすごく上手に出してくれるのが特徴だと感じています。特に中高域の表現力が独特だなと。
だから今までのV-MODAのヘッドホンをイメージして「M-200」を聴くと、ちょっと驚くんですよ。これまでは特徴的だった低域の強さが、ポテンシャルとしては感じられるんだけど、これまでよりも目立たない。最初に感じた違和感は多分この部分で。
でも聴き込んでいくうちに、V-MODAの持ち味を残しつつ、モニター的な要素もいいバランスで加わってるなという印象になりました。気分を盛り上げすぎず冷静に判断するためのモニターユースであれば、ローを出し過ぎるとかっこよく聴こえすぎてしまうので。だから“次世代スタジオ・モニター”っていう狙いが伝わってくるし、分かります。なるほど、そういうチューニングにしたのか、と理解できましたね。
それから、デザイン性の部分。モニター寄りのヘッドホンってデザインがあんまり良くないものが多いんですよね。ちょっと無骨だったり野暮ったかったり。こういう洗練されたデザインのものがあまりない。
—— 確かに、質実剛健!という感じのものが多いかもしれません。
中野氏:かといって、デザインがいいものは音に味付けがされていたりする。その点でM-200って、モニターライクなサウンドと洗練されたデザインを両立するっていう、ちょうどなかったところを狙って作れていると思うんです。こういうヘッドホンがあると良かった、と思う人はいると思います。僕もそのなかのひとりです。
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