勝てるようになる?
ゲーミングデバイスって必要? アイドルにしてガチゲーマー「フィロのス」十束おとはさんに聞いた
ーー そんなに。
十束さん ゲーミング用として発売されている製品は、ゲームがより快適にプレイできます。例えばゲーミングヘッドセットですと、遠くから敵が来た時にも分かりやすいですし、左右の感覚も掴みやすいんですよ。ゲーミング用かそうでないかで、大きく違います。好きなキャラクターのボイスをちゃんと聞きたいからゲーミングヘッドセットを選んだ、という方も知り合いにいますし、ボイスチャットでも味方の声が聞き取りやすいんです。ゲーミング用以外にもヘッドセットはありますが、ちょっと声が聞きづらいことがあって、コミュニケーションが円滑に取れるというのもゲーミング用の良いところですね。絶対に買った方がいいと思います。(早口)
キーボードも、私はLoLをするのに浅い打ち心地が好きなんですが、ゲームをプレイするのに合った好きな打ち心地、というものをゲーマーの皆さんは持っているんじゃないかなと思うんです。文字入力に気持ちいい打ち心地、という基準があると思いますが、それをゲーム目線で選べます。やり込むならマウスも絶対に変えたほうが良いんですよ。手のフィット感、動かしたときの速さがまったく違うので、エイムも変わってくる。クリックの感覚も浅いや深い、連打のしやすさなどで選べます。あと、ゲーミングマウスって横にボタンがついていることが多くって、ショートカットを割り振れるので、とっさの行動が早く取れるようになります。(早口)
それに、やっぱり光るのが最高! それも含めて世界観ができて、ゲームに没頭できるんです。光るヘッドセット、光るキーボード、光るマウスで完成。たぶん、勝率が違います!(ハイテンション)
ーー はい(圧倒)。ゲーミングデバイスがめちゃくちゃ良さそう、というのが十束さんの熱量から伝わってきました。では、ゲーミングデバイスをこれから揃えよう、という場合はどれから手を付けていけばいいと思いますか?
十束さん 一番違いが分かりやすいし、見た目も “ゲームしてる感” が味わえるので、最初はヘッドセットを買ったほうがいいと思います。次は価格がお手頃なものが多いので、マウスで様子を見るのがいいのではないでしょうか。その次にキーボードですが、最初は安めのものがいいと思っています。きっと、どちらにせよ欲しくなって、後々3万円くらいのものに手を出してしまうから(笑)。最初は店員さんにこういうゲームがしたいです、と聞いてオススメされたものを買って、自分の好きな打ち心地などを知ってから、高いものを買った方が間違いがないはずです。
ーー 確かに。すごく参考になります。触って使いにくかったら「こんなもんか」と思ってもう買わなくなりそうですが、その時は別の使い心地のモデルを選べばいいわけですね。さて、具体的な製品の感想も知りたかったので、十束さんには今回、「SteelSeries」ブランドのゲーミングデバイスをしばらくお試しいただきました。まずはマウス「Rival 3」とマウスパッド「QcK Edge」の組み合わせはどうでした?
十束さん マウスは、とにかく軽くてビックリしました。滑り心地がキレイなんですが、逆にマウスホイールの表面は滑らずキュっと止まるので、正確で細かな操作ができます。スムーズな動きができるという点ではFPSをやる方にも向いているんじゃないでしょうか。長時間使用してもぜんぜん疲れないというのはすごく良いところだと思います。
マウスパッドですが、滑り心地がかなりあっさりしていて、抵抗感が少ない印象です。マウスパッドのなかには硬いものもあるんですが、どちらかというと柔らかい方に振っているのかなと思いました。生地感は薄いんですが、裏地の滑り止めが効いていて、荒ぶってマウスを操作してもマウスパッドが滑らないのが良いですね。あと、私はあまり部屋が広くないので、柔らかくて収納しやすいのも嬉しいです。
ーー ヘッドセットは「Arctis 3」をお試しいただきましたが、いかがでした?
十束さん まず見た目がとんでもなくかわいい!今まで見てきたなかで、トップクラスにかわいいです。プロゲーマーの方とかは写真を撮られることがありますが、このモデルも撮られる前提でデザインされているのかな、と思うくらい。耳あてクッションが柔らかいヘッドセットってそんなに多くない印象ですが、これは枕のようににフワフワで快適です。
マイクが収納可能だったり、ボタン1つでミュートにできるのも便利です。それに、ヘッドバンドで着け心地が調整できるヘッドセットは初めてだったんですが、これなら1人1人にしっかりフィットするだろうな、と感じました。あと、光るっていうのが、120点。
ーー 光ることの加算がすごい。キーボードは最上位モデルの「Apex Pro」を使っていただきました。
十束さん これは天才の発想です。