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現状と将来展望を語る

“ヘッドホンのサブスク”って結局どうなの? 今後どうなる?「ONZO」創設者に訊く

公開日 2021/12/13 06:30 聞き手:編集部 小野佳希
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「プロジェクターやVRヘッドセットなど、映像系デバイスも取り扱いたいなと思っています。ONZOが何をやっているのかを見つめ直してみると、我々は “新しい音体験” を提供しているんだと考えました。そうなると、音には映像も深く関わっているな、じゃあ新しい映像体験も提供していくべきだよな、という考えに至ったわけです。

そして、こうした最先端機器は往々にして高額です。ですので、サブスクレンタルで手軽に試すことができるようにする意義はあると考えています。

例えば、VRであれば安価なヘッドセットもありますが、得られるクオリティもそれなりです。それを最初に体験して『VRってこんなものなのか、たいしたことないな』となってしまうのはもったいないじゃないですか。まず最初にハイエンドな機器でハイクオリティな体験をしてもらいたい、そのために必要なものをONZOで提供できるようにしたいのです」

取材時の様子

一方で、もちろんヘッドホンを始めとするオーディオ製品の拡充していく考えだ。また、料金プランなども適宜見直しを図っていくという。

「例えばダイナミックプライシングの導入も検討しています。最新機種や人気機種に利用が集中してしまい、借りたいのになかなか借りられない場合があるという声もいただいていますので、そういった課題への対策になるのではないかと思っています」

さらには、もっと壮大な将来展望も描いているとのこと。

「マンションの空き部屋などを “ミニマルシアター化” するような事業ができないかとも思っています。しかも、映像配信サービスやブルーレイ/DVD作品の上映だけでなく、配給会社さんとも交渉し、劇場公開中の映画をそこで見られるようなイメージです。

もしこれが実現できれば、一般ユーザーの皆さんへのメリットはもちろん、空き部屋が有効活用できるマンションオーナーさんにも、作品へのタッチポイントが増える配給会社さんにもメリットを提供できるのではないかと考えています」

将来展望について説明する知場氏

ヘッドホンのサブスクレンタルにとどまらない展望を見据えるONZO。今後の動きにも注目したい。

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