ESシリーズのSACDプレーヤー中核機がソニーから発売

公開日 2000/11/09 16:15
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SCD-555ES
●ソニーマーケティング(株)は、同社ESシリーズの中核に位置づけるスーパーオーディオCDプレーヤー、SCD-555ESを10月末より発売している。

SCD-555ESは、上級機の設計思想を受け継いだ、新開発の1レンズ2レーザーピックアップと高剛性ドライブユニットを採用するモデル。また、センタートレイによるフロントローディング方式を採用し、操作性や本体のラックなどへの組み込みにも配慮がなされている。

本機に搭載された高精度な信号処理プロセスは、上級機である「SCD-1」に準じた構成で、ディスクの信号を読み取る光学系ユニットには、新たに開発したレーザードライブユニットを採用。

ピックアップレンズ系は共用しつつ、スーパーオーディオCDと通常のCDとで独立したレーザーダイオードを配置している。これにより、ピックアップ部の小型化と、光学性能の向上を両立している。

また光学ピックアップ用ベースユニットは、より一層の高速アクセスを可能にする高剛性ユニットを新開発、トレース精度を高めた。
 
本体構造は、ESシリーズCDプレーヤーに採用の高剛性FBシャーシをさらに改良。シャーシ全体の振動を大きく低減し、回路の不要共振を抑制して、より高音質な再現性を追求している。

なお、SCD-555ESの音質試聴レポートが、「季刊オーディオアクセサリー」の99号(11月21日発売)に掲載となるので、こちらも参考にしてほしい。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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  • ブランドSONY
  • 型番SCD-555ES
  • 価格\180,000
【SPEC】
<SACD再生時>
●再生周波数範囲→2Hz〜100kHz●周波数特性→2Hz〜50kHz(-3dB)●Dレンジ→105dB以上●全高調波ひずみ率→0.0012%以下
<CD再生時>
●周波数特性→2Hz〜20kHz(EIAJ)●Dレンジ→100dB以上(EIAJ)●全高調波ひずみ率→0.0017%(EIAJ)●ワウ・フラッター→測定限界(±0.001%W-Peak)以下
<総合>
●チャンネル数→2chステレオ●デジタル出力→光、同軸(ともにCD再生時のみ)●アナログ出力→RCA●出力レベル→デジタル(光):−18dBm(固定)、デジタル(同軸):0.5Vp-p(固定)、アナログ(アンバランス):2Vrms(固定)、ヘッドホン→20mW、32ohm●消費電力→21W●サイズ→430W×130H×380Dmm●質量→約14.5kg●付属ワイヤレスリモコン:RM-SX90