<EXPO/AUDIO>「故長岡鉄男スピーカー工作秘話」イベントが行われる。
司会・進行の井上良治氏(左)。F-116を鳴らそうとしている樫出氏(オーディオアクセサリー編集部)。手前のスピーカーはネッシーII(右)。 |
『STEREO』(音楽之友社)、『Audio Accessory』(音元出版)、『FMファン』(共同通信社)の順に、各誌で長岡鉄男氏が製作したスピーカー、または遺された設計図をもとに最近製作されたスピーカーが鳴き比べを行った。会場であるイベントステージはオープンスペースなので、シビアな試聴はできないのだが、約200席ある椅子は満席で、立ち見を含めると300人を越えるお客様が参加された。
『Audio Accessory』からは編集部の樫出氏が挨拶、持ち込んだ長岡スピーカーは3台、F-3000MkII(ネッシーII)、F-208(バリ)、F-116である。特にF-116は遺された設計図をもとに製作された長岡氏最後のスピーカーのひとつである。『Audio Accessory』最新刊99号の記事「長岡鉄男 未発表スピーカーを作る!」のために製作されたもので、公の場の初鳴らしとなった。なお、最新刊99号は来週11月21日の発売である(EXPO会場では本日より限定先行販売中)。
イベントは各誌の担当編集者の解説、井上良治氏による長岡氏の想い出話など、長岡鉄男氏が追い求めたオーディオとは何だったのか、長岡鉄男の名前を心に刻みつづけるための再評価の場となった。(Phile-Web Staff)