ケーブルブランド探訪記(AUDIOQUEST編 その8)
●第8回目はオーディオクエスト社の最上級スピーカーケーブル4モデルをご紹介する。この4モデルはともに反転二重らせんハイパーリッツ線構造で、SST(複数サイズの導体を組み合わせることで、特有のクセが発生するのを防ぎ、ひずみを減少させる仕組)を採用し、シングルでもバイワイヤでもどちらの使用でも最適な構造となっている。
この4モデルはその導体素材によってランク付けが決まっているのでSPECをご参照いただきたい。また、『ケーブル大全2001』(12月19日発売)でもご紹介しているのでこちらもお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●「オーディオクラフト」社のプロフィール
米国オーディオクエスト社は、社長でケーブルデザイナーでもあるビル・ロウ氏により、設計から端子のハンダ付けに至るまでの全工程にこだわった理想的なオーディオケーブルを求めて設立させた大手ケーブルメーカーである。同社の大きな特徴はハイパーリッツ構造。直径1mm程度もしくはそれよりも細い単線を、導体1本ずつに絶縁チューブで絶縁。それを複数本らせん状にねじった構造で、撚り線の長所であるSNの高さを維持しながら、撚り線の欠点を排除している。ラインナップとしては4芯ハイパーリッツ構造のスピーカーケーブルやバランス三重構造のインターコネクトケーブル、デジタル/ビデオケーブル等が代表的モデルとなっている。
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