ケーブルブランド探訪記(サエク編その6)
SL-1903(左)、SL-1990(右) |
第6回目はサエク社人気のRCAオーディオケーブル「SL-1903」と「SL-1990」をご紹介する。両モデルはともに6Nハイブリッドで、多くのファンを集めている有力モデルだ。「SL-1903」は、中心導体に6N超高純度銅と特殊処理OFC銅「無酸素銅」の複合材構造と、線径の異なるマルチコストラクションの70本集合体2芯構造でシールドは高密度横巻編組仕上げになっている。このハイブリッド構造が、全帯域のバランスをよりニュートラルにし、メリハリのある大変力強い音場空間を再現する。大好評の定番的モデルだ。
一方、「SL-1990」は、ベストセラーモデル「SL-1903」の後継機にあたる。中心導体に6N超高純度銅線(直径0.26mm×19)を贅沢に使った太撚り構造で、伝送損失を最小限に抑えている。編組シールドは高密度のOFVを採用、外被はPNCジャケットをFLシースで二重に被覆して、十分な防振対策を施しています。高分解能はもちろんのこと、広帯域にわたり情報量が一段と増す傾向にあり、アナログ音声伝送の究極ともいえる完成度の高い製品で、高品位ソースを損なうことなく究極の音楽を堪能できる。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【サエクブランドのプロフィール】
アクセサリー専門ブランド、サエクは、機器の進化に合わせ常に新しい素材、技術を導入した製品を開発し続ける同社の25年以上に及ぶ実績は多くのベストセラーを生み出している。 特に最近では、デジタル時代の進化にともない、デジタルケーブルの分野で多種多彩なラインナップを揃え、オプチカルを含め、この分野のトップメーカーとしての地位を築いている。素材と論理的な技術、音質の徹底した客観性がオーディオシステムの魅力を最大限に引き出してくれる同ブランドのラインナップを是非お楽しみいただきたい